生駒里奈(乃木坂46)「幸せを与えることができる作品」と語る!『モマの火星探検記』開幕~ゲネプロをレポート
毛利亘宏(脚本・演出)、矢崎広、生駒里奈(乃木坂46)、毛利衛(原作)
8月9日(木)より東京・天王州銀河劇場にて『モマの火星探検記』が上演されている。同日同会場にて公開ゲネプロ(総通し稽古)と囲み会見が行われ、会見には毛利衛(原作)、毛利亘宏(脚本・演出家)、矢崎広、生駒里奈(乃木坂46)が出席した。
本作は宇宙飛行士の毛利衛著の「モマの火星探検記」が原作。宇宙飛行士のモマは父親との約束を果たすために、人類初の火星探検に挑む。一方ユーリの父親は宇宙飛行士であり、彼女が生まれる前に帰らぬ人となっていた。そんな2人の前に幽霊が現れる。
モマとユーリの2人を中心とした物語が展開されていき、最後には予想以上の展開を迎えるこの作品。モマとユーリの想いは繋がるのか。また、2人の前に現れた幽霊の意味も物語の進行とともに明らかとなっていく。
劇中では生駒が歌声を披露する場面や、キャストによるダンスシーンなど、芝居以外の部分にも見どころ盛りだくさんの仕上がり。
そして、壮大なストーリーの中にも、人間らしい感情がしっかりと表現されている。誰もが共感できるような場面もあり、思わず涙ぐむことも。
モマ役を演じる矢崎は「この作品は初演のときに知って、本当に大好きな作品です。当時は客席で見て号泣したんです。そんな作品に今回自分が挑めるなんて、最初は緊張しました。でも、稽古を重ねるたびにどんどん自信がついてきます。劇場に来てさらにパワーアップして、とうとうここまできたかといった感じです。あとはお客さんが入ることによってもっともっと世界が広がると思うので、僕自身楽しみに本番を頑張りたいと思います」と意気込みについて語ってくれた。
ユーリ役を演じる生駒は「私はこのお仕事の話をいただいたときにこの作品を知って、いろいろなものを勉強がてら見させていただきました。最初の印象は私がすごく大好きな世界観だなって。稽古に入って初めましての方々と物語を作っていくんですけど、お芝居がうまい人たちばかりなので、最初は不安しかなかったです。でも、どんどん不思議な事が起こっていって、ただの舞台を作っていくんじゃなくて、本当に幸せを与えることができる作品だなと実感しました。そのとき私はすごくこの運命を喜びたいなと思いましたし、今ゲネプロやってすごく緊張したんですけど、そこにも不思議な力がありましたね。今まで立たせていただいて、なんで自分にはできないんだろうって気持ちしかなかったです。今はそんな気持ちがなくて、初日が開ける頃にはもっと楽しい自分が待っているのかなと思います」と心境を話してくれた。
『モマの火星探検記』は8月9日(水)~8月13日(日)まで東京・天王州銀河劇場にて、8月19日(土)~8月20日(日)まで大阪・サンケイホールプリーゼにて上演される。
取材・文・撮影/瀧澤 唯
■脚色・演出:毛利亘宏
■出演:
井俣太良 大竹えり 岩田有民 堀池直毅 加藤良子 廿浦裕介
長谷川太郎 杉山未央 山川ありそ 内山智絵 竹内尚文 川本裕之
谷口賢志 鎌苅健太 鈴木勝吾
■大阪会場主催◎少年社中・東映・読売テレビ・サンケイホールブリーゼ
■製作・プロデュース◎少年社中・東映
■協力◎講談社
■製作協力◎第一通信社
■会場:天王洲 銀河劇場 (東京都)
■日程:2017年8月9日(水)~8月13日(日)
■会場:サンケイホールブリーゼ (大阪府)
■日程:2017年8月19日(土)~8月20日(日)