演劇芸術監督・宮田慶子が演出 アンドロイドと共生する未来を描く『プライムたちの夜』が新国立劇場小劇場にて上演

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2017.8.22
宮田慶子

宮田慶子

今年11月、新国立劇場開場20周年記念公演の第2弾として、『プライムたちの夜』が新国立劇場小劇場にて宮田慶子演劇芸術監督の演出で上演される。 
 
本作は、2060年頃を舞台に、愛する人の人格や姿を「プライム」と呼ばれるアンドロイドにうつし、その人の死後も一緒に暮らし、日常にすっかり溶け込んでいる世界が描かれる。ただし作品の肝は、そのSF性や未来の描き方ではなく、プライムとその遺族との関わり方を通して見えてくる、生きている人間本来の“感情”であるという。 

演劇芸術監督・宮田慶子が日本で初めて立ち上げる話題の舞台とあっては、見逃せない。

■宮田慶子 コメント
幼いころ・・つまりは半世紀以上も昔、テレビの白黒画面のなかの「鉄腕アトム」の活躍に釘付けだった。アトムは人間が作り出した「ロボット」でありながらも、その完璧な人工知能は、時には人間よりも人間らしい「優しくまっすぐな心」を持っていた。今や私たちの生活の中には、さまざまな形の「ロボット」が入り込み、「人型ロボット」の進化もめざましく、いまや外見では「人間」と違いがわからないくらいである。 それを「うす気味悪い・・」と拒絶する生理を、単なる習慣の問題としてとらえるのか、自己認識の裏返しと取るのかの議論も、今や日常化している。作者の産み出した「ロボット=プライム」は、私たち人間のはかない欲望をインプットされ、ぎくしゃくと、予定調和の中を進んで行く。 
現代よりもさらに少しだけ未来の家族を描いた『プライムたちの夜』は、プライムを巡り、人間の深い孤独、夫婦・親子の葛藤や絆を描きだし、そして美しい記憶の郷愁に彩られた「人間賛歌」である。プライムを作り出すことを含めて、人間の営みを愛おしく思える舞台にしたい。 

 

公演情報
『プライムたちの夜』
作:ジョーダン・ハリソン
翻訳:常田景子
演出:宮田慶子
出演:浅丘ルリ子、香寿たつき、佐川和正、相島一之 
期間:2017年11月7日(火)~26日(日) 
料金:A席 6,480円/B席 3,240円/Z席 1,620円
会場:新国立劇場小劇場 
一般発売:9月9日(土) 
公演HP:http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009663.html 
 
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