市村正親、地元川越での公演は「チケットを売り歩かないとね」と気合い十分! ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』製作発表
2017年12月より東京・日生劇場にてミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』が上演される。8月22日(火)東京プリンスホテルにて製作発表記者会見が行われ、市村正親、鳳蘭、実咲凛音、神田沙也加、唯月ふうか、入野自由、広瀬友祐、神田恭兵が出席した。
本作は1964年にブロードウェイで上演され、日本で1967年に初演。今年で日本初演から50年を迎える。主演である市村は2004年、2006年、2009年、2013年に続き、今回で5回目のテヴィエ役。妻であるゴールデには市村から「最強の女房」とも言われた鳳蘭が、2009年以来に演じる。
舞台は1905年のロシア。テヴィエ(市村)は妻のゴールデ(鳳)に頭が上がらないものの、5人の娘たちと仲良く過ごしていた。そんな娘たちの中でも長女のツァイテ(実咲)、次女のホーデル(神田)、三女のチャヴァ(唯月)の関心事は結婚であった。そんな中、ツァイテの結婚話が持ち上がるが、テヴィエの酔った勢いで思いも寄らぬ展開になってしまう。
テヴィエ役を演じる市村は「公演が12月なので、テヴィエ役に必要な髭もまだ生えていません。今やっている仕事が全部終わったら、髭を生やしてテヴィエに入っていくと思います。今回はまた新しいメンバーとできるので、素晴らしい家族のミュージカルをみなさんにお見せしたいと思います」と挨拶。
大千秋楽は市村の地元である埼玉・川越のウェスタ川越大ホールにて上演される。市村は「これから川越に帰ってを売りに歩かないといけないですね。動員に励もうと思います」と笑いを誘った。
テヴィエの妻であるゴールデ役を演じる鳳は「前回より前々回よりみなさんに感動していただけるように、心を込めて演じます。市村さんは私のかかあ天下を上手に引き上げてくださるので、市村さんのおかげで成立していると思います」と市村を称えた。
次女であるホーデル役を演じる神田沙也加は「この作品は初参加となります。歴史ある作品なので出演が決まったときはすごく興奮しました。いつか共演してみたいなという先輩方とご一緒できるとのことで、勉強させていただきたいなと思います。個人的には1人っ子なので、こうして家族や姉妹などで楽しい時間を過ごせたり、時には切ない場面があったり、そういう時間を過ごせることが楽しみです」と作品に出演できる喜びを語った。
製作発表記者会見では市村と鳳による「サンライズ・サンセット」を、三姉妹による「マッチメイカー」が歌唱された。会場からは拍手喝采となり、本番へのさらなる期待が寄せられた。
ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』は東京・日生劇場にて2017年12月5日(火)~12月29日(金)まで、大阪・梅田芸術劇場にて2018年1月3日(水)~1月8日(月・祝)まで、その後に静岡、愛知、福岡、埼玉で上演される。
■音楽:ジェリー・ボック
■作詞:シェルドン・ハーニック
■オリジナルプロダクション演出・振付:ジェローム・ロビンス
■日本版振付:真島茂樹
■日本版演出:寺崎秀臣
■日程:2017年12月5日(火)~12月29日(金)
■会場:日生劇場
■日程:2018年1月3日(水)~8日(月・祝)
■会場:梅田芸術劇場メインホール
■日程:2018年1月13日(土)~14日(日)
■会場:静岡市清水文化会館(マリナート)
■日程:2018年1月19日(金)~21日(日)
■会場:愛知県芸術劇場大ホール
■日程:2018年1月24日(水)~28日(日)
■会場:博多座
■日程:2018年2月10日(土)~12日(月・祝)
■会場:ウェスタ川越大ホール