細貝圭、佐藤祐基、加藤虎ノ介の出演舞台『オーファンズ』が兵庫で開幕

細貝圭、佐藤祐基、加藤虎ノ介の出演する舞台『オーファンズ』が10月14日（土）、15日（日）に兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールにて開幕した。10月18日（水）～22日（日）に草月ホールにて行われる東京公演に先駆けて、その舞台写真をお届けする。

“蝕まれた心が愛によって癒されていく”というテーマで書かれた傑作舞台『オーファンズ』は、ライル・ケスラー脚本によるもの。ロサンゼルスやニューヨークで脚本家、俳優、演出家として活動するライル・ケスラーは、長きにわたり、イマジネーションワークショップを主宰しており、精神科の入院患者や、ケアの必要な子供たちを対象に、演劇を通じた活動を行っている。本作は、そのような活動の中で様々な心の触れ合いを見てきた、彼ならではの作品である。

1983年のロサンゼルス初演以後は、イギリス、トルコ、ポーランド、メキシコ、ギリシャ、イタリア、フィンランドなどで上演され、世界各国で話題を呼び成功を収めてきた。1987年には、名優のアルバート・フィニーやマシュー・モディーン出演のもと米国で映画化もされている。2013年には、演劇界の最高峰トニー賞のリバイバル作品と主演男優賞にノミネートされた。

日本初演は、1986年の劇団四季公演。当時の看板俳優であった市村正親が主演を務め好評を博した。そのほか、2000 年に栗田芳宏の演出で、椎名桔平、伊藤高史、根津甚八が出演、2010年に小川絵梨子の演出で、吉原光夫らが出演。近年では、2016年に宮田慶子の演出で、柳下大、平埜生成、高橋和也が出演を果たした。時代ごとに、気鋭の俳優たちと演出家により創り上げられ、観客の心を掴んでいる。

2017年版の『オーファンズ』は、30年もの間、連続テレビ小説『まんてん』や映画『真田十勇士』（ともに脚本）など、国内外あらゆる作品の戯曲や演出を担当、受賞歴多数のマキノノゾミが上演台本・演出を担当。出演は、映画『新宿スワン』など多くの話題作で活躍する細貝圭、ドラマ『ごくせん』でデビュー後、『仮面ライダーカブト』等でも人気を得た佐藤祐基、そして連続テレビ小説『ちりとてちん』でブレイク後、数々の映画やテレビで活躍中の加藤虎ノ介の3人が挑む。