藤田貴大が今秋、寺山修司『書を捨てよ町へ出よう』をリメイク

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2015.7.6
仮チラシより

仮チラシより

寺山修司生誕80年を記念して

一昨年の演劇界に大きな衝撃を与えた『cocoon』を現在再演している藤田貴大(マームとジプシー)が、年末に寺山修司『書を捨てよ町へ出よう』をリメイクする。この上演は、東京芸術劇場の「Roots」という企画の一環でおこなわれる。

「Roots」は1960~1970年代の日本の戯曲を若手演出家が現代に新たに復刻する連続シリーズで、つかこうへいの『ストリッパー物語』を三浦大輔が演出したvol.1、清水邦夫の『狂人なおもて往生をとぐ』を熊林弘高が演出したvol.2に続き、『書を捨てよ町へ出よう』はvol.3の試みとなる。

寺山修司は今年生誕80年を迎える記念イヤーであり、各地で彼の戯曲が上演されるが、生前の寺山を知らない世代の藤田が、初期の傑作『書を捨てよ町へ出よう』をどう大胆に料理してゆくのか、そこに世間の注目が集まる。寺山は同じタイトルで、評論、戯曲、映画脚本と3つの異なる内容を書いているが、藤田は映画版を中心に、評論・戯曲・映画を集大成した寺山オマージュを作ってゆくらしい。

出演者のひとり、村上虹郎はUAと村上淳の長男であり、今回初舞台。さらに、名久井直子、穂村弘、又吉直樹、山本達久といった今をときめく旬の名前が「参加予定アーティスト」として告知されている。彼らが作品にどういう係わり方をしてゆくのかは今後の発表を待つこととしたい。

なお、藤田は昨年野田秀樹『小指の思い出』をリメイクし、来年には蜷川幸雄を伝記的に綴った新作戯曲を書き、蜷川演出とのコラボを手掛ける予定もある。彼はいま、世代を超え、最もノリに乗っている若き才能として、その一挙手一投足に世間の熱い視線が注がれている最中にあるといえるだろう。

イベント情報

寺山修司生誕80年記念
開館25周年/芸劇フェスティバル
Roots vol.3「書を捨てよ町へ出よう」

作:寺山修司
上演台本・演出:藤田貴大(マームとジプシー)

寺山修司生誕80年記念
開館25周年/芸劇フェスティバル
Roots vol.3「書を捨てよ町へ出よう」

作:寺山修司
上演台本・演出:藤田貴大(マームとジプシー)

<出演>
村上虹郎
青柳いづみ
川崎ゆり子
斎藤章子
召田実子
吉田聡子
石井亮介
尾野島慎太朗
中島広隆
波佐谷聡
船津健太

<参加予定アーティスト>
名久井直子(ブックデザイナー)
穂村弘(歌人)
又吉直樹(芸人)
山本達久(ドラマー)

[日程]
2015年12月5日(土)~27日(日)予定
[会場]
東京芸術劇場 シアターイースト
[チケット一般発売]
2015年10月17日(土)予定

[お問合せ]
東京芸術劇場ボックスオフィス
TEL:0570-010-296(休館日を除く10~19時)

企画制作:東京芸術劇場
企画協力:テラヤマ・ワールド
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

 

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