崎山つばさがCDデビューイベントを開催、サプライズで誕生日を祝われ満面の笑みに

ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズの石切丸役などで人気の俳優・崎山つばさが、2017年11月1日（水）にシングル「月花夜」（げっかや）で満を持してCDデビューを果たした。この日、様々なアーティストがデビューイベント会場として利用してきた“聖地”、東京・池袋サンシャインシティ アルパ地下1Fの噴水広場にてリリース記念ミニライブ＆握手会を開催した。

イベントがスタートし、ステージ上に崎山と本作でコラボした和楽器ユニット・桜menが登場すると詰めかけた多くの観客から悲鳴にも似た歓声が上がった。

デビュー曲「月花夜」は、人気ボカロ曲「千本桜」の黒うさPが作詞、作曲を手掛けた楽曲。メロディアスかつ秋の発売を意識して、秋や紅葉をテーマとした季節感満載の歌詞となっている。崎山が出演した舞台『煉獄に笑う』の劇中歌として生まれた楽曲が今回崎山のデビュー曲として改めて世に出ることとなった。

崎山はCDデビューについて「ミュージカル『刀剣乱舞』でCDを出させていただいたことはあるんですが、このたび崎山つばさとしてCDを出させていただくことになりました。本当に嬉しいです」と喜びを語ると、観客から拍手が沸き起こっていた。

イベント会場となった噴水広場の上層階には、舞台『煉獄に笑う』が上演されていたサンシャイン劇場がある。「今もなお『煉獄に笑う』を上演できるくらい僕の心の中に（崎山が演じた）曇芭恋（くもうばれん）がいます。今回、この噴水広場でデビュー曲を披露できることは感慨深いことですね」と言葉を続けた。

イベントではまずデビュー曲「月花夜」を歌唱。和楽器界で活躍中の中村仁樹（尺八）、古里祐一郎（太鼓）、北村貴寿（津軽三味線）、大川義秋（筝）の4人からなる和楽器隊「桜men」の生演奏と共に披露された。崎山は尺八によるイントロから入る和テイストのバラードをしっとりと歌い聞かせていた。

2曲目に入る前、崎山が桜menを紹介し、彼らが持つ和楽器の音色をこの機会に聞いてもらおうと話を振ると、中村がまずは尺八で味わい深い音色を奏で始めるが……その音色はいつしか＜Happy Birthday to you～♪＞のメロディに変化！崎山が一瞬「あれ？」という表情を見せたが、舞台袖から崎山の写真がプリントされている大きなバースデーケーキが登場すると、その意味を理解して思わず苦笑。

実は今週末の11月3日（金・祝）は、崎山の28歳の誕生日。本人には内緒のサプライズ企画が行われたのだった。「聞いてなかった！　なんでイベント直前のタイミングで『（和楽器の）音の確認をして！』ってあんなに強く言われたのか、今わかりました（笑）」と納得の崎山。「嬉しいです。あとでゆっくりケーキをいただきます」と感謝の言葉を口にした。

その後は「月花夜」のカップリング「君の隣へ」を披露。大人気スマホアプリゲーム「茜さすセカイでキミと詠う」の新オープニング曲となるこの楽曲は、「月花夜」とは一転、スピード感あふれるロックテイストなナンバー。崎山は歌いながら、拳を何度も振り上げステージを取り囲む観客を終始盛り上げていた。

なお、イベントの後は握手会も行われ、短い時間ではあったが、多くのファンと親睦を深めた崎山。この後12月に始まるミュージカル 刀剣乱舞最新公演『真剣乱舞祭2017』に向けて大きなエネルギーをもらったことだろう。