田村真、津田健次郎、皆川純子、森川智之ら声優が『ブラックパンサー』日本語吹替え版に参戦 “超厳戒態勢”の収録現場について明かす
(C)Marvel Studios 2017
2018年3月1日公開の映画『ブラックパンサー』日本版吹替え版声優として、田村真、津田健次郎らが声の出演を果たしていることがわかった。
映画『ブラックパンサー』は、スーパーヒーローであるアイアンマン、キャプテンアメリカ、アベンジャーズなどのマーベルコミックス作品を実写映画化するプロジェクト“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”のひとつ。主人公・ブラックパンサーは、2016年に公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に初登場。キャプテン・アメリカの持つシールドと同じ金属・ヴィブラニウムからなる漆黒のスーツを身にまとい、驚異的な戦闘能力で鮮烈なデビューを飾った。超文明国ワカンダの国王でありながら、ヒーローとして活躍する異色のキャラクターでもある。初の単独作となる映画『ブラックパンサー』では、超文明国ワカンダの国王であった父を亡くしたティ・チャラことブラックパンサーが、新しい国王として、ヒーローとして活躍する姿が描かれる。
本作の主人公でワカンダ国王ティ・チャラことブラックパンサーを演じるのは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から続投となる田村真。また、ティ・チャラの王位を狙う敵・キルモンガーを津田健次郎が、ティ・チャラの親友ウカビを中井和哉が、ティ・チャラの元恋人で女スパイのナキアを皆川純子が、CIAエージェントのエヴェレット・ロスを森川智之が、国王を守る女戦士のオコエを斎賀みつきがそれぞれ担当している。そのほか、玄田哲章、木村昴の参加も発表されている。
なお、発表にあわせ田村、津田、皆川、森川、中井、斎賀の6名からのコメントも発表されている。
(C)Marvel Studios 2017
田村真/ブラックパンサー&ティ・チャラ
突然の父の死によって、《国王》と《ブラックパンサー》の2つの使命を引き継ぐことになる。国王として、ヒーローとして、ワカンダを守らなければならない重責に悩みながらも”この国の秘密を世界に知られてはならない”という父の遺志を忠実に守る。
ブラックパンサー初登場から約2年、引き続きこのタイトルロールの吹き替えを担当させて頂ける事に喜びしかありません。あくまでチャドウィック・ボーズマンさんに敬意を払い、演技を踏襲することが前提ですが、ティ・チャラを演じるにあたって大切にした事は、抑圧された怒りや悲しみを内包した「気品や高貴さ」です。そして抑圧のタガが外れた時に放出させる、激しさの中にも繊細さと人間臭さを含んだエネルギーです。
津田 健次郎/エリック・キルモンガー
ワカンダ王国に執着し、ティ・チャラの王位を狙う謎めいた男。ワカンダ王国にしかない貴重な鉱石“ヴィブラニウム”を狙うユリシーズ・クロウと手を組み、ワカンダへの潜入を企てるが…真の目的は一体なんなのか。
この新しく劇的なマーベル作品で悪役を演じることが出来、とても光栄です。エリック・キルモンガーの闇、強さ、弱さ、悲しみ、人間のドラマを演じさせて頂くのは役者としてとても楽しかったです。色んな感情を同時に持つ事を心掛けました。ステレオタイプな悪役にならないように、繊細に、しかし、しっかりと悪役としての役割も果たそうと思いました。アフリカの大地が似合う古のワイルドさと、都会育ちのポップさを如何に同居させることが出来るかで悩んだりもしました。エリック・キルモンガー、そしてこの作品を楽しんで頂けましたら幸いです。
皆川純子/ナキア
ティ・チャラの幼馴染で元恋人。ワカンダの秘密を狙う敵の情報を入手するため、祖国のためにスパイとして世界各国に潜入する。国王としての重責に葛藤するティ・チャラを支える。
大人気のマーベルシリーズ作品に出演できること、光栄に思います。ナキアは聡明で強い信念を持つ女性です。一見すると強い女性という印象ですが、垣間見えるしなやかさ、優しさ、可愛らしさ。そういう部分も大事にしたいと思い収録に臨んだので、ご注目いただけると幸いです。主人公との微妙な関係性は、演じていて楽しかったです。
(C)Marvel Studios 2017
森川智之/エヴェレット・ロス
ヴィブラニウムの密輸を企てるユリシーズ・クロウを追うCIAエージェント。韓国・釜山で、クロウ一派のおとり捜査中に、ティ・チャラと再会し、ワカンダ王国、そして果ては世界の運命を握る戦いに巻き込まれていく。
エヴェレット・ロスが、今回の最新作に登場ということでとても楽しみにしてます。吹き替えを担当する身としては、大人気のマーベルシリーズに出演出来るということでとても光栄に思います。さて、マーティンは、今まで数々のキャラクターをスクリーンで 演じてきましたが、どの役柄のにも当てはまらない役どころがエヴェレット・ロスです。吹き替えをする際も新たな気持ちで挑戦してみました。そんな鼻持ちならない彼がどのように最新作で活躍するか是非楽しみにしていてください。
中井和哉/ウカビ
ワカンダの国境を警備するボーダー族のリーダー。ティ・チャラの親友だが、国を思う気持ちが強く、時に厳しく進言することも。国王の親衛隊隊長オコエの恋人。
オーディション時からビッグタイトルの雰囲気がプンプンしていました。その予想通り、本番では映像素材どころか台本までスタジオから持ち出し禁止という超厳戒態勢。スゴイ作品に関わらせてもらっている、と実感しながらの収録でした。物語の中で彼の立場や主人公との関係は変化していきます。それによって彼がただ好戦的で薄情な人間に思われないよう、彼なりの祖国に対する思いや誇り高い心を忘れないように意識しました。
斎賀みつき/オコエ
歴代のワカンダ国王へ忠誠を尽くしてきた親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長にして最強の戦士。王家から信頼が厚く、ティ・チャラが王子の頃から面倒をみる。ナキアとも親交が深く、二人の関係をあたたかく見守る。
まさか壮大なマーベル作品のひとつに自分が関われるとは思っていなかったので、とてもありがたく嬉しく思いました。オコエはとても強く、時に優しく、そして少しお茶目なところもある素敵な女性。そんなたくさんの魅力を少しでも皆様に届けられたら、と思いながら、心を込めてオコエと共に物語を歩かせていただきました。
映画『ブラックパンサー』は2018年3月1日(木) 全国ロードショー。
原題:Black Panther
監督:ライアン・クーグラー( 『クリード チャンプを継ぐ男』 )
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:チャドウィック・ボーズマン、ルピタ・ニョンゴ、マイケル B.ジョーダン、マーティン・フリーマン、アンディ・サーキス、フォレスト・ウィテカー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/blackpanther.html
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