ジョン・ウー監督『男たちの挽歌』のリメイク『男たちの挽歌2018』が中国で公開 日本からは中野裕太が単独参加
『男たちの挽歌2018』(原題)場面写真
ジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』のリメイク映画『男たちの挽歌2018』(原題)が中国で封切られた。これにあわせ、日本から俳優・中野裕太が参加していることが発表された。
『男たちの挽歌2018』は、ジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』の中国版リメイク作。同作は、これまでにソン・スンホン、チュ・ジンモ出演で『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』として韓国でもリメイクされている。
『男たちの挽歌2018』では、『ラスト・ソルジャー』や、『レイルロード・タイガー』などのジャッキー・チェン作品を手がけてきた丁晟(ディン・シェン)監督がメガホンをとり、中国版『容疑者Xの献身』や『レイルロード・タイガー』の王凱(ワン・カイ)が主演。『レイルロード・タイガー』や台湾映画『私の少女時代-OUR TIMES-』の王大陸(ワン・ダールー/ダレン・ワン)、歌手の馬天宇(マー・ティエンユー)、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』などのジョニー・トー監督作で知られる林雪(ラム・シュー)ら、アジアから多数の才能が参加している。
中野裕太は、『男たちの挽歌2018』で唯一の日本人キャストとして出演。福岡でドラッグを密輸しているヤクザ・岡村を演じているという。中野は、同作出演について「このような世界的にファンの多いシリーズの作品制作に微力ながら携わることができて、非常に光栄です。お話をいただいた時は、正直驚きました。撮影が始まると、毎朝現場で中国語で書かれた台本を渡された後、方言や、もちろん役柄の雰囲気にも配慮しながら、その日のセリフの訳を考えていました。僕自身が福岡出身なので、その作業がすごく楽しかったです」とコメント。また、「王大陸とは共通の知人がいたこともあり、なんなく打ち解けて会話することができました。王凱は実際も印象通りのナイスガイで、現場での振る舞いなど、沢山学ばせていただきました」と、撮影秘話を明かしている。
中野裕太 (C)Luca Gabino
オフショット
中野は、これまで佐々部清監督の『ツレがうつになりまして』や、長澤雅彦監督の『遠くでずっとそばにいる』、園子温監督の『新宿スワン2』などに出演。谷内田彰久監督の日台合作映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』では主演を務めている。
なお、『男たちの挽歌2018』は1月19日からアメリカ、カナダでも公開される。日本での公開は未定。