村上佳菜子が応援大使 20周年&来日10回目記念ダンス公演『バーン・ザ・フロア』取材会で見所を語る
『バーン・ザ・フロア』合同取材会にて(撮影/石橋法子)
2018年5月に東京と大阪で競技ダンス界のトップダンサー集団「バーン・ザ・フロア」が最新作を上演する。ワルツ、タンゴ、サルサ、ルンバにストリートカルチャーからディスコダンスまで。多彩な要素を盛り込み、驚異のダンスエンタテインメントを繰り広げる。中でも『バーン・ザ・フロア Joy of Dancing』と銘打つ今回は、創設20周年&来日10回目を記念したスペシャルアニバーサリーバージョンだ。スペシャルサポーターに就任した女子フィギュアスケート元日本代表の村上佳菜子が、合同取材会で見所を語った。
村上佳菜子
「一流ダンサーの公演に『こんな表現の仕方があるんだ!』と感動した」
ーー初めて観劇した2004年の来日公演『バーン・ザ・フロア Dance evolution』以来、「バーン・ザ・フロア」のファンだそうですね。
初めて山田満知子コーチに連れて行ってもらいました。それまで劇団四季など、演劇の舞台は観ていましたが、一流のプロのダンサーの公演を間近で観る機会がなかったので、「こんな表現の仕方があるんだ!」と小学生ながらに感動しました。身体の使い方が本当に素晴らしくて。自分のフィギュアの練習でも意識して身体を捻ってみたり、すごく勉強にもなりました。
村上佳菜子
ーー公演を観ながら、山田満知子コーチとはどんな会話を?
こういうジャンルの曲では、こういう身体の使い方をするのねとか。多分、先生ご自身も振付をされるので、「勉強のため」という部分もあったと思います。私も引退して自分のプログラムを振付するようになり、今回はまた違った見方や発見があるのかなと、今からワクワクしています。ちなみに6歳上の姉も「バーン・ザ・フロア」が大好きで、現役時代は私が練習で行けないと言っているのに一人で観に行っちゃったり。そのことに焼きもちをやいていたので、今回サポーターに就任した瞬間にお姉ちゃんに報告しました。「いいな~」と言われました(笑)。
村上佳菜子
ーー(笑)。お気に入りのシーンやナンバーはありますか。
アップテンポで華やかなサルサや、カラフルな衣装で跳ねながら踊るジャズも大好きです。色んなジャンルのダンスを踊り分けられているところが素晴らしい。私もフィギュアで挑戦してきた部分なので、どうやったら楽しい曲からしっとりした曲へと変われるんだろうと、本当に衝撃を受けました。
村上佳菜子
「生歌から生演奏まで見所満載! 身体表現から伝わる感動を楽しんで」
ーー今回は過去の名場面に加え、マイケル・ジャクソンやジェームス・ブラウンの名曲を使ったナンバーや、スマートフォンを使った演出なども加わるとか。
あと、ダンスはもちろん「バーン・ザ・フロア」がおもしろいのは、バンドの生演奏や歌手の方の歌を生で聴けるところ。普段ダンス公演は観ないという方にも楽しんで観ていただける魅力のひとつだと思います。
村上佳菜子
ーー世界各国の競技ダンス界のトップダンサーが繰り広げるダンスショーですが、村上さんも現役時代は競技とエキシビジョンを経験されていますね。
競技会だとルールがあるので、点数を採ることに気が取られがちですが、エキシビジョンではどれだけ観てくれる人の心に残るかが勝負になってくる。どれだけ感動して、どれだけ素晴らしいと思ってもらえるか。ジャンプのギリギリまで表現できますし、気持ちの作り方から全然違います。
村上佳菜子
ーーダンス公演の魅力とは?
言葉がなくても感じるものがある。演劇では台詞で気持ちを伝えますが、例えば「バーン・ザ・フロア」ではタンゴでつらさやジェラシーを伝えるシーンがあったり。身体で表現する面白さも観ていただけると思う。フィギュアスケートもそうなんですけど、絶対に表現している方には「こう見せたい!」というものがあると思うので、そういったものを皆さんに感じてもらえたらいいなと思います。
村上佳菜子
ーー改めて応援メッセージを。
生歌、生演奏も聴けますし、観る人によって見え方も違ってくるのが「バーン・ザ・フロア」の素晴らしいところ。本当に見所満載なので、たくさんの方に観てもらえるように、公演の良さを伝えていけたらなと思っています。
村上佳菜子
取材・文・撮影=石橋法子
<東京公演>
2018年5月17日(木)~21日(月)
■会場:東急シアターオーブ
<大阪公演>
2018年5月25日(金)~28日(月)
■会場:フェスティバルホール
【】発売中
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