兵庫県西宮発ロックンロール・バンド・Slimcat、バンド史上初のワンマン完遂
Slimcat 撮影=Maiko Taki (IKP)
兵庫県西宮市出身のロックンロール・バンド・Slimcatが、2月4日に大阪・心斎橋Pangeaにて全国ツアー『American Youth Tour 2017-2018』の最終公演を開催した。
初のミニアルバム『American Youth』を携えて、昨年10月から始まった全国25箇所に及ぶツアーを実施してきたSlimcat。神戸公演ではThe Floor、東京公演はナードマグネットと熱いツーマンライブを行い、辿り着いた最終日の大阪公演はバンド史上初のワンマンライブとして行われた。
Slimcat 撮影=Maiko Taki (IKP)
オープニングSE「The Whip」が会場内に流れ始めると、メンバーは客席からプロレス入場で満員の観客をかき分けてステージへ。小川悟(Vo,G)の「心斎橋Pangea集まってくれてありがとう!初ワンマン始めます!」という叫びと共に、4人はバンド初のオリジナル曲「Hollywood」でライブをスタートさせ、間髪入れず「Heartbreaker」「The Great Escape」と連発。冒頭から小川、島田将羅(Ba)、大平”王将“雅樹(G)がステージ最前に詰め寄り観客を煽る。上羽一志(Dr)は満面の笑顔でフロアを見つめながらドラムを叩き、観客のボルテージも上がっていく。その後も幸福感溢れる「Miracle」「Seventeen」と続け、出来たての新曲を初披露すると歓声が沸き上がり、続く「Emily」を歌い上げると会場は温かい拍手と笑顔に包まれた。
Slimcat 撮影=Maiko Taki (IKP)
MCで、炊飯器を持ち回った今回のツアー中各地でお米を30kg以上ももらった思い出や、ツアー中のハプニングなどを面白おかしく4人で語ったかと思えば、Little Eva「The Locomotion」をSlimcat流にパンク色強めのアップテンポな大胆カバーし、小川の「馬鹿騒ぎしようぜ!」の煽りにハンドクラップで応える観客へ「Stop The Beat」を投下。小川の弾き語りで始まる「Stand By Me」ではサビで会場が一体となってシンガロングし、「25本回ってきたツアーも残り少しで幕を閉じます。楽しいことも悔しいこともたくさんあったけどラストスパート悔いの残らないように全てをぶつけます!」との小川の言葉から「Don’t Stop Groovin’」「Time Machine」「I’m Going Home」と、一気にラストスパートをかけて本編は幕を閉じた。
Slimcat 撮影=Maiko Taki (IKP)
アンコールで再びステージへ上がると、改めてツアーの思い出を語り「ツアーで感じたことをもっと分かりやすくストレートに皆に伝えたいと思って作った曲です」とバンド初の日本語詞の新曲を初披露。ラストは「もっと近い距離で感謝を伝えたい!」と小川が客席へ降りて、オープニングSEである「The Whip」のカバーとともに全国各地から集まったオーディエンスへ感謝を伝え、ステージをあとにした。
なお、Slimcatはこの日のステージで、6月10日(日)に神戸 太陽と虎にて「Slimcat ~Block Party ツーマンスペシャル~」を開催することを発表した。対バンは後日発表となるが、バンドのオフィシャルサイトでは2月6日(火)10:00~2月13日(火)23:59までの最速先行を受け付ける。
Slimcat 撮影=Maiko Taki (IKP)
02. Heartbreaker
03. The Great Escape
04. Miracle
05. Seventeen
06. 新曲
07. Emily
08. Homecoming
09. I Fought The Law (Buddy Holly Cover)
10. The Locomotion (Little Eva Cover)
11. Stop The Beat
12. Stand By Me
13. Light Up
14. Don't Stop Groovin'
15. Time Machine
16. I'm Going Home
<アンコール>
17. 新曲
18. The Whip (Locksley Cover)