舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~が開幕 「“決め技”のような魅せるシーン」に注目
-
ポスト -
シェア - 送る
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~3月2日にが東京芸術劇場で開幕。ゲネプロレポートが公開された。
舞台『弱虫ペダル』は、気鋭の演出家・西田シャトナーが、独自に生み出した表現技法“パズルライドシステム”を駆使し、渡辺航原作の同名漫画を舞台化したもの。ロードレースという自転車競技を臨場感溢れる表現で舞台化させた人気作だ。第12作目となる今回では、インターハイ1日目に全てのゼッケンを獲得し王者復格を狙う箱根学園と、挑戦者として闘う総北、京都伏見の熱い戦いが繰り広げられるインターハイ2日目が描かれる。 今泉俊輔役の猪野広樹、鏑木一差役の原嶋元久、黒田雪成役の伊藤澄也、真波山岳役の杉山真宏ら新キャストも加わった同公演は、3月2日(金)から11日(日)まで東京芸術劇場で、3月16日(金)から18日(日)まで兵庫県神戸オリエンタル劇場で上演され、当日券も発売される。
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
会場に入ると、まず天井に吊られた3台の自転車と自転車のチェーリングが組み込まれた大型のセットが。主人公である小野田の大好きなアニメ「ラブ☆ヒメ」の主題歌が流れると、いよいよ舞台が始まる。今回の大きな見どころのひとつとなるのが、箱根学園の主将である泉田と、レース開始直前でメンバー入りが発表された京都伏見の能力未知数の1年生選手・岸神小鞠によるスプリンター対決。昨年のインターハイ1日目に自分が総北に負けたことが昨年の箱根学園の大きな敗因と考えていた泉田が、1年間ずっと抱え続けてきた痛みと苦しみを背負い、ゼッケン獲得を目指す。“筋肉フェチ”という異色のキャラクターである小鞠も脅威の走りを魅せ泉田を追い込んでいく。
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
一方、1日目に箱根学園に敗れた総北高校は、2日目序盤からペースが落ちた1年生の鏑木一差が仲間から遅れてしまうという困難に見舞われていた。あとから気づいた手嶋が悩んだ末にインターハイを残りの5人で走りきることを決断するが、同じく3年の青八木一が「少し用事を思い出した」と後方の鏑木を迎えに行ってしまう。また、先頭集団では今泉も葛藤していた。“一瞬の判断で勝負が決まる”というロードレースの世界で下した自分の判断に自信が持てず、どんどん悪くなっていく状況に自分の選択が間違っていたのだと自分を責め始めてしまう……。ハンドルだけを手に走るという斬新な技法と役者の熱量、“パズルライドシステム”を駆使することで見事に自転車の滑走感とまるでその場にいるような臨場感を表現した同作。演出・脚本の西田シャトナー氏ならではの遊び心満載のコミカルなシーンも入り、見ごたえたっぷりの内容となっている。
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
会見時のキャストコメントは以下のとおり。
会見のようす (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト
醍醐虎汰朗(小野田坂道役)
今作はこれまでに増して自転車をこぐ量が増えるので、“ペダステ”ならではの熱量というものがいつも以上に感じられるとても熱い舞台に仕上がったんじゃないかなと思います。また、実は今回初めて導入された各キャラクターごとの“決め技”のような魅せるシーンがありますので、それも楽しみにしてもらえればと思います
猪野広樹(今泉俊輔役)
僕は今作からの参加なんですけど、この座組みは役者同士個々でたくさんの話し合いが行われていたり、『ここをこうしよう』と全員が能動的に動いていたり、座組み全体としてのチームワークがとても高いなと感じました。それもあってシンプルに面白い作品になっていると素直に感じています。個人的には自分の采配で勝敗が決まるという責任を背負った今泉の葛藤にも注目していただけたらと思います。
百瀬朔(鳴子章吉役)
今回サブタイトルが『箱根学園王者復格(ザ・キングダム)』ということで、最初にそれを聞いたときには『総北の僕は出ないんじゃないかな』と思いました(笑)。でも実際は箱根学園(ハコガク)の物語である一方、インターハイ1日目で箱根学園に敗れた状態で2日目に挑む総北の葛藤なども描かれていて、いろいろな目線から楽しめる作品に仕上がったと思います。また、個人的にはずっとこの作品を引っ張ってきた泉田塔一郎役のたぁちゃんがここにきてスプリンター対決をすることにすごく感じるものがあるので、皆さんもそういうところまで楽しんでいただければと思います。
河原田巧也(泉田塔一郎役)
今作では、ストーリーの中で昨年のインターハイを振り返る場面が多いなと感じています。今残っているキャストだと僕と水田信行役の桝井賢斗、パズルライダー監督で山口紀之役の一瀬悠は昨年のインターハイを経験しているので、インターハイを振り返るシーンでは当時そこにいたひとりとしてしっかりと当時の空気をお客さまに感じていただけるようにしたいです。また、“ペダステ”はシャトナーさんを筆頭にそれぞれがすごくクリエイティブで新しいことを見つけていこうという姿勢をすごく感じる座組みだと思うんですが、今回もたくさんいろんなことに挑戦してますのでそこにも注目していただけたらと思います。
飯山裕太(新開悠人役)
僕は今作で“ペダステ”に出演するのが4回目になるんですけど、今作ではインターハイという大きな舞台で小野田坂道と一対一で初めてバトルをすることになります。泉田と岸神小鞠のバトルもそうですけど、チーム同士のバトルの他にも個人個人の熱いバトルが繰り広げられているので、そちらも楽しみにしていただきたいなと思っております。現実の世界ではまだ春前で寒いですが、劇場に足を運んでくださればいつでも真夏のインターハイで汗を流す選手たちを見ることができますのでぜひみなさん会場にお越しください。
公演情報
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、アルテメイト