浅井雷三(逢春座)☆浅井海斗(浅井劇団)に聞く~「オレ座長だけど何か質問ある?平成世代の旅役者すっぴんインタビュー」第1回
-
ポスト -
シェア - 送る
逢春座 浅井雷三若座長(左)・浅井劇団 浅井海斗座長(右)
〜2歳違いの仲良しいとこ・切磋琢磨するガチライバル〜
全国に約120あるといわれる大衆演劇の劇団には、同じ数だけ座長がいる。その中には平成生まれの座長さんもたくさんいる。若いみそらでいろんなものを背負いつつ、連日昼夜舞台に立つその姿は、華やかで孤高でかっこいい。同世代の若者がしたくてもできない経験、いっぱいしてますよね? 悩みは何ですか? 夢は何ですか? 劇団の宣伝もお願いします、ということで始まった新連載「オレ座長だけど何か質問ある?平成世代の旅役者すっぴんインタビュー」。記念すべき1回目は、ただいま合同公演中の逢春座・浅井雷三若座長(21歳)と浅井劇団・浅井海斗座長(19歳)にズームイン!
■座長の息子に生まれたけれど⁉
――第1回のゲストにようこそ! 終演後の貴重なお時間、ありがとうございます。
海斗・雷三 よろしくお願いします。なんでも聞いてください。
――お2人はいとこ同士ですが、旅回りをしながらずっと一緒に育ったんですか?
海斗 若座長のお父さんの浅井正二郎座長と、僕の父の浅井研二郎が兄弟で正研座をやっていた頃までは一緒でした。僕は2歳上の若座長が大好きで、今も大好きなんやけど(笑)、いつもお尻を追いかけていました。
雷三 僕は途中から母と暮らしながら学校に通って、夏休みになると劇団に合流してました。小さい頃から役者になるのが夢だったんで。でも海斗座長はその頃は舞台に出てなくて「役者イヤや」って年中愚痴ってましたね(笑)
海斗 僕、舞台が嫌いやったんですよ(笑)。でも2011年に父が浅井研二郎劇団を旗揚げしたので、父を助けるために役者になりました。13歳のときです。
雷三 僕は15歳から本格的に役者になって、父と兄の淺井春道と一緒に、逢春座の座員として主に関東方面を回ってました。
インタビューに答える浅井海斗座長(左)と浅井雷三若座長(右)四日市温泉 おふろcafé 湯守座にて
■17歳で座長を襲名、4か月後に父が急逝
――逢春座と浅井劇団が合同公演するようになったいきさつは?
海斗 2016年3月に僕が17歳で座長を襲名したんですが、4か月後に、42歳だった父が病気で突然亡くなったんです。それで二座合同になった。分家したのがまた戻ったという感じです。
――17歳で座長を継いだだけでも大変なのに……。
海斗 父の友人の座長さんたちをはじめ、周りの方々に本当に助けていただきました。中でも伯父にあたる先生(浅井正二郎座長)の力が一番大きかったです。ただ、僕らが来たことによって雷三若座長の座長襲名が延期になってしまった。それが申し訳なかった。若座長は優しいんで口には出さないけど、内心、複雑な思いやったろうなと思います。
2015年11月海斗座長の襲名御披露目公演。左:浅井研二郎、中央:雷三、右:海斗 (photo by wakokato)
――雷三若座長は優しいんですか?
海斗 めっちゃ優しいですよ!
雷三 僕にそういうイメージないですよね(笑)。お客さんにもよく、謎とかクールとか、なに考えてるかわからないとか言われます。ただボーッとしてるだけなんですけど。
海斗 たしかに若座長は、僕から見ても何を考えてるかわかりません。なんでもすぐに顔に出てしまう僕とは正反対(笑)。
雷三 合同公演がスタートした2016年10月頃は、逢春座も正直、座員が少なくて困っていたし、これを機にふたつの力が合わさって大きくなっていけたらいいな、と思いました。僕の座長襲名に関しては、それまでにもいろんなことがあって何度も延期になっていたので……僕もちょっとやそっとのことでは動じなくなっていたのかもしれません(笑)。おかげ様で今年10月に座長襲名させていただきます。
――それはおめでとうございます! 盛大なお祝いになりそうですね。
■昭和の男前VS平成のイケメン
――お2人はガチライバルですか?
海斗 そうです。前は年子の弟の大空海がライバルだったけど、今は若座長が僕のガチライバルです。
海斗(右)と大空海(左)は1歳違いの兄弟
雷三 僕もすべての面で海斗座長には負けたくない。でも役者ってみんなそうだと思いますよ。板の上で思い切りぶつかり合って、舞台を降りたら仲がいい。
――お客さんから、そっくりだといわれるそうですが……。
海斗 あ、それだけはめっちゃイヤ。間違えたらダメ。僕が舞台出た瞬間「雷三!」って掛け声がかかったら最悪です。その後の芝居も舞踊もやりづらいです。終演後の送り出しで「見分けがつかない」と言ってくるお客さんは、最初から覚えようとする気がないんじゃないかと(笑)。
雷三 僕はそういうときは「できるだけ通ってくださいね。そのうち見分けがつきますから」と答えます。でも身内でも間違えるんですよ。僕が舞台に出たら影マイクが「海斗!」。体つきがそっくりだったって(笑)。
海斗 僕らはそれがイヤやから、意識して踊り方や芸風を変えてる。踊る曲も僕は演歌中心で、若座長はJ-POP系。荒事が得意な僕に対して、若座長は繊細で妖艶。キツネとかがよう似合う。
雷三 僕、キツネ顔なんで(笑)。
雷三が狐の化身に扮しておくる十八番舞踊「祭り狐」 幻想の美、芸の力
――たしかに海斗座長は男くさく、どっしりとした風格があって、古典や和がよく似合う。雷三若座長はシャープな洋の雰囲気で、独特の透明感がありますね。イメージ的には<昭和の男前>VS<平成のイケメン>かと。
舞踊ショー「それは恋」 海斗が創り出す、赤い情念の世界 荒事の極み
海斗・雷三 それは初めて聞いた(笑)。
――そんなお2人が「連獅子」などの歌舞伎演目を踊ると、形の美しさに目を見張ります。
雷三 それは僕たちが所属する「のぼる會」の伝統かと。踊りも芝居も、父が「のぼる會」で教わったものを、自然に受け継いでいるんだと思います。
*「のぼる會」:たつみ演劇BOXの小泉たつみ座長、小泉ダイヤ座長の父にあたる故・小泉のぼるを師と仰ぐ座長たちによって結成された会。
「連獅子」より 歌舞伎演目レパートリーはほかにも多数
相舞踊「梅川忠兵衛」のご両人(左:海斗・右:雷三)
■神様で師匠! 浅井正二郎座長
――浅井正二郎座長は、大衆演劇界で「俺様」の愛称で知られる、レジェンド的なカリスマ座長ですが、お2人にとってはどんな存在ですか?
浅井正二郎座長 渋い男の色気とあふれるオーラ!
海斗 神様です(笑)。小さい頃から手の届かん人って感じ。幼心にオーラにびびってました。もともと父の師匠ですから僕にとっては師匠の師匠です。
雷三 僕も離れて暮らしていたせいもあって、親子というよりは師匠と弟子の関係です。縦社会の礼儀、芝居、踊り、化粧、全部教わりました。世間一般では怖いイメージがあると思うんですけど(笑)、本当は優しいんですよ。
海斗 舞台に関しては厳しいけど、僕も私生活で怒られたことはありません。
――「俺様」といいつつ、実際にはとても繊細で、お客さんを喜ばすために身を削られているような…。正二郎座長は、わざとお2人を競わせますよね。それぞれの当たり役に挑戦させたり、昼夜で役を交替したり。
海斗 悔しいですよ。若座長に「岡田無双」やられたら、オレの芝居やのに!てなります。自分が一番うまいって思ってるから(笑)。でも逆に僕は「白狐」の若座長にはかなわない。必死です。同じことです。
雷三 やっぱりプレッシャーですよ、比べられるのは。でもマネした時点で負けになる。お互いに役作りについてアドバイスを求めたりはしないですね。
――まさに「切磋琢磨」ですね! それにしても海斗座長は10代に見えない。貫禄がありすぎて……。
海斗 口上で僕が19歳と自己紹介すると、どよめきが起きるので(笑)、最近は年を言わないんです。落ち着いて見えることによって、何でも余裕でこなしていると誤解されるのがいやなんですよ。あと、容姿に関しては、僕は顔も体形も若座長に負けてる。まず、僕は顔がデカいし。
雷三 うん。
海斗 そこで「うん」言うな!(笑)キャラもかぶらないほうがいいでしょ? 僕はこの毒舌キャラを売りにしてるんで(笑)
■2人でいればプレッシャーも半分に
――よくよく考えるとお2人がここまで仲良くなかったら、合同公演自体がタイヘンなことになっていたのでは。
海斗 それは受け入れてくれた側のおかげです(笑)。自分でいうのもなんですが、僕たちは本当にいいコンビだと思います。僕は父を亡くしてから3か月間、ひとりだったでしょ。不安でいっぱいだったのに「オレは座長なんやから」って勝手に自分を追い込んでた時期があったんです。お客さんに八つ当たりしてたらしいんですが、その記憶がないくらいに……。そんなプレッシャーやストレスが、二座合同になったことで半分になった。だからいまは怒ることがない。毎日、舞台が楽しいです。
雷三 僕も毎日が楽しいし、心強いですよ。最初は年上の僕が引っ張っていかんと、と思ってたけど、最近は海斗座長を頼りにしています。この前も健康センターの送り出しで、若い2人組の男性のお客さんに「小梅大夫やって」ってからまれたんですけど(笑)。あとから海斗座長に言ったら「なに?オレが文句言ってきたるわ!そんなん黙って聞いてたらあかんやん!」って。
海斗 自分のことは我慢できても、身内が不当に扱われるのは許せないんです。もちろん、本当に文句を言いに行ったりはしませんよ(笑)。
雷三 この世界はなんといっても座長が一番。僕はまだ若座長なんで、父からは、座長である海斗の顔をつぶすような真似だけはしたらあかんと言われています。
海斗 寂しいですよ、それはそれで。僕はそんなん関係ないって思ってるのに。でも逆に本音を言わせてもらえれば、年下やのに舞台の上では格上として扱われる僕のつらさもあって……
雷三 ああ、たしかにそこだけは俺らがお互い、すごい気をつかいあってた部分やな。だから僕の「若」がとれたあかつきには思いっきり羽ばたいたる。待っといて!(笑)
海斗 だから、早く座長になってって言うてるやん!(笑)
■“新感覚”で魅せる劇団 主役は当日投票で!?
――ここからは劇団の魅力をアピールしてください。
海斗 ずばり「新感覚」。古典、袴踊り、ダンス、立ち回り、お笑い、僕たちの相舞踊など、一日のプログラムの中に全部のネタを組み込むようにしています。だからいつ来ても見どころ満載。
淺井春道演じる、クセの強い太郎吉が大暴れする爆笑舞踊ショー「沓掛時次郎」
雷三 芝居もバラエティ豊かで、毎日が特別公演。土日祝日、平日かかわらず、出し惜しみしません。月の初めに花魁道中をやって好評だったら、後半でまたやらせてもらいます。お客さんが見たいものをする、がモットーです。
海斗 僕らは舞台の構成を、兄姉弟を交えた6人でローテーションしてるんですよ。ひとりの人間が考えることには限界があるから。それぞれセンスも個性も違って面白いですよ。で、評判のよかったプログラムは残しておいて今後に生かす。
実力派ぞろいの女優陣。明るくパワフル! ※中央下は淺井春道(笑)
――えーっ、構成を6人でローテーション?
雷三 ポスター見てもらったらわかるように、うちは5枚看板。5人のうち、いつ誰が主役をやってもいいように、基本的に全員が、どの役が回ってきてもできるようにしています。
海斗 前に急な役替えでほぼ全員が初役でぶっつけ本番ということがあったんですが、できないなりに頑張って、いい芝居になりました。
――全員初役でぶっつけ本番? そんなんありですか?
雷三 ありです。そこから生まれたのが投票の日。当日、来てくれたお客さんに「誰に主役してほしいか」投票してもらうんです。芝居が始まる直前に投票箱を開けて、その場で配役を決める。舞踊ショーのリクエストも同時に受けつけます。何がくるかわからないから本当に怖い(笑)。この日は楽屋の中がなんとも言えない空気になります。
海斗 順位が決まるのはきつい。その代わり1番になったらすこぶる嬉しい(笑)。
――臨機応変!これこそ大衆演劇ならではの醍醐味!やるほうは大変だけど見るほうはワクワクしますね。
雷三 投票の日は劇団の売りにしていくので、ぜひ見に来てください。
二座合同が誇るF4(^^♪ (左より、大空海、雷三、海斗、春道)
ダンスのメインは18歳の浅井大空海(たくみ) かっこカワイイとK-POPファンにも人気!
■あなたにとって"座長"とは?
――最後に3つお聞きします。お2人にとって大衆演劇とは何ですか?
雷三 自分に働くところをくれた場所
海斗 先輩たちが築きあげてくれたもの。歌舞伎の方が古いみたいになってるけど、もとをたどれば大衆演劇の方が先だったので。
――では、役者とは?
雷三 お客さんに喜んでもらえることを考えるのが役者
海斗 僕は役者は、自信に満ち溢れるべきやと思う。へたくそでも舞台を楽しんでやったら、お客さんも喜んでくれるんじゃないですかね。
雷三 僕らが楽しんで、お客さんにも楽しんでもらえたらそれが一番ですね。
――では最後に、あなたにとって座長とは?
雷三 責任重大。一座の顔でもあるし、座員さんひとりずつのことも考えんとあかんし。
海斗 う~ん。座長ってつくだけで名前の重さが違う。でも座長がゴールでもない。長い役者人生で考えたら、やっと成人したくらい。むしろ座長がスタート地点というか……もう、ムズイわこの質問(笑)。
雷三 俺らじゃ答えられへんのとちゃう? お父さんに聞いてほしいわ(笑)。今夜お風呂に入ったとき、サウナで2人で語りあおうか?
舞踊ショーで大好きな坂本竜馬に扮した海斗座長(右)と近藤勇を演じた雷三若座長(左)
■プロフィール
浅井海斗(あさい かいと)(19)
1998年8月8日生まれ。浅井研二郎の長男。2016年3月に17歳で座長を襲名。同年7月に父を亡くすも、不屈の精神で浅井劇団を牽引する。好きな芝居は「四十両の行方」「中乗り新三」「夕映え富士」。
浅井雷三(あさい らいぞう)(21)
1996年7月7日生まれ。浅井正二郎の次男。15歳で本格的に役者に。美形だけど実はぼけ演技も絶品。舞踊劇「祭り狐」の跳躍力は驚異。好きな芝居は「男吉良常」。18年10月に座長襲名を控えている。
■インタビューを終えて
「座長」という肩書をもつ19歳と21歳が、それぞれに葛藤しながら支え合い、同じ未来を見据えている。なによりも「切磋琢磨」する相手がいる素晴らしさ! リアルタイムの青春ドラマにうるっときたり、萌えっとなったり(笑)。いつまで二座合同なのか? 正研座復活はありうるのか? 先のことは誰にもわかりません。だからこそ全力でいまを生きる。天国の研二郎さんに見守られて、強く、確かに進んでいく…。
逢春座×浅井劇団、年は若いが芸達者な役者陣が繰り広げる、明るく元気な舞台が魅力。二座を束ねる浅井正二郎座長は、ザ・役者の中の役者! 4月は横浜・三吉演芸場での公演。ふだん関西を中心に回っているので、関東公演は激レアだそう。関東方面のみなさん、お見逃しなく。
不肖ライターがオススメ、二座合同お芝居見るならこの5本!
「岡田無双」
海斗座長の座長襲名公演のお祝いに、たつみ演劇BOXの辰己小龍が書き下ろした特選芝居。幕末を舞台に岡田以蔵の闘いと友情を描く。海斗座長の真っ直ぐなキャラを生かした青春グラフィティなので、人斬り以蔵ものの暗黒面が苦手な方でも大丈夫。
「白狐」
主人公は美しくも妖しい孤高の殺人侍。狂気をはらんだダークヒーローの物語は大衆演劇としてはかなり異色。雷三若座長の、ある種人間離れした幻想的な持ち味がポイントになる。ちなみに海斗座長版は「白虎」のタイトルでモチーフが虎に変わる。
「大工の留」
おもしろメイクの海斗座長が暴走気味にぼけまくり、イケメン棟梁の雷三若座長がぜいぜい言いながらそれを拾う。大衆演劇てっぱんの爆笑編だが、わちゃわちゃする2人、息ぴったりな2人が見られる萌え系演目としてオススメ(笑)。喜劇は「お祭り」も◎。因業金貸し役の正二郎座長はじめ、各々のキャラを生かした面々が、芸の力で笑わせる。
「男吉良常」
やくざが主人公の残照ものの決定版。正二郎座長の十八番を、父に憧れる雷三若座長が継承。義理と人情の狭間で揺れる男心が切なくも超絶カッコいい! コメディーリリーフのステッキ松は海斗座長が演じて盛り立てる。
「中山七里」
生き別れの母と息子の悲劇的な再会を丁寧に描き、とにかく泣かせる珠玉作。若侍に扮した浅井大空海の初々しい美少年ぶりはファン必見。主役の母親は実母の加茂川竜子か姉の浅井ひかりが演じて、どちらも秀逸。長谷川伸原作の同名芝居とは別もの。
番外編「長崎の女(ひと)」
海斗座長、雷三若座長の祖父にあたる、故・浅井清の代表作。長らく幻の名作といわれていたが、17年12月、昼夜役替えダブルキャストで突如復活。シンプルな男女のラブストーリーだが、演出と芝居の力で強烈な印象を残す。めったにやらない超レア作。
■劇団紹介
逢春座(ほうしゅんざ)
「正研座」を前身とし、現在は浅井正二郎が座長を、浅井雷三が若座長を務める。男気あふれる正二郎の下、長男・春道、長女・陽子らも各々の個性を開花。最近は子役も活躍する。16年10月より浅井劇団と合同公演。
浅井劇団(あさいげきだん)
故・浅井研二郎が、2011年に浅井研二郎劇団として旗揚げ。2016年3月の長男・海斗座長襲名を機に「浅井劇団」として新たなスタートを切った。4人姉弟によるアットホームな雰囲気が人気。現在は逢春座と合同公演中。
■座員紹介
二座合同責任者 浅井正二郎座長(あさい しょうじろう)(48)
1969年8月6日生まれ。雷三若座長の父。浅井清の長男に生まれる。2002年に弟・浅井研二郎とともに正研座を立ち上げる。正研座解散後は、逢春座を牽引。16年10月より逢春座、浅井劇団合同公演の責任者となる。「俺様」の愛称で知られるカリスマ座長。
淺井春道(あさい はるみち)(30)
1988年2月2日生まれ。雷三若座長の兄。元逢春座座長。一時、劇団を離れていたが、16年10月より完全復帰。芸達者なムードメーカーで、棒人間など数々の爆笑キャラクターネタを保有。出てくるだけできっと何かをしてくれると期待させる存在。
浅井大空海(あさい たくみ)(18)
1999年11月28日生まれ。海斗座長の弟。キュートな女形、ダンス、コントとオールマイティに活躍。劇団最年少だが、人気投票では上位に食い込み座長コンビを脅かす。可愛いが売りだったが最近は男っぽくなってきたと評判。大の負けず嫌い。
浅井陽子(あさい ようこ)(27)
雷三若座長の姉。涼やかな色気と情感あふれる芝居、舞踊で魅せる。長女そら、長男まひろも舞台に立つ。劇団の秘書的仕事もこなすしっかり者。
浅井ひかり(あさい ひかり)(25)
海斗座長の姉。いつも笑顔の元気娘。弟・大空海とコンビで見せるコントも人気。一方で、どんな役柄もこなす演技力を誇る。防弾少年団の大ファン。
浅井みのり(あさい みのり)(21)
海斗座長の姉。ほんわかとした持ち味のいやし系女優。芝居でも舞踊でもオイシイところを持っていく。娘の陽向子ちゃんは劇団のマスコット。
加茂川竜子(かもがわ りゅうこ)(43)
海斗座長の母。女座長として鳴らした松園桃子の長女に生まれ、幼い頃から舞台に立つ。浅井研二郎と結婚し二男二女をもうける。裏方も兼任し、超多忙。
酒井次郎(さかい じろう)(46)
長年、正二郎座長を支えてきたベテラン役者。元・劇団白馬座長。18年7月に旗揚げされる劇団双竜の後見になることが決まっている。美尻でも有名。
酒井えりな(さかい えりな)(23)
酒井次郎の長女。大きな瞳、愛らしい声とスリムなボディで、可憐な娘役を得意とする。父とともに劇団双竜への移籍を控える。
浅井まり(あさい まり)(27)
岡山県出身。家族が多い劇団内で、唯一、血縁関係のない座員。舞台を愛するがんばり屋。先輩女優の浅井陽子が大好きで尊敬している。
*18年7月に旗揚げする劇団双竜(そうりゅう)から3人がゲスト出演。
座長・双竜英次郎(そうりゅうえいじろう)
双竜琢磨(そうりゅうたくま)
双竜翔(そうりゅうしょう)
Designed by Yumoriza
(designed by KANGEKI)
取材・文=暮れ六つエモーション
公演情報
■会場:三吉演芸場
横浜市南区万世町2-37
横浜市営地下鉄「阪東橋駅」から徒歩10分
横羽線「横浜公園出口IC」から5分または東名高速「横浜町田IC」から30分
■会期:2018年4/1(日)~4/28(土)、夜の部まで
昼の部13:00~16:00 夜の部:18:00~21:00
休演日 4/2(月)、4/16(月)、4/23(月)
■料金:2200円 (指定席予約料金:300円)
■電話:045-231-7633
■公式サイト http://miyoshiengeijo.web.fc2.com/
5月 みかわ温泉(三重県)
6月 鈴成り座(大阪府)
7月 後楽座(岡山県)
8月 京橋羅い舞座(大阪府)
9月 調整中
10月明石ほんまち三白館(兵庫県)
※劇団からのお知らせ
オフィシャルファンクラブ旋風会(せんぷうかい)が18年4月から始動。絶賛会員募集中。
申し込みは直接劇団か、下のチラシに記載されているメルアド(hosyunza@docomo.ne.jp)まで。