TEAM NACS・森崎博之の「そだね~」発言にヤスケン、大泉洋が突っ込み!『PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて』東京公演スタート!
森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真
TEAM NACSの3年振りとなる第16回公演『PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて』。2月3日(土)大阪にて初日を迎えた本作は、その後愛知、札幌、仙台、福岡と巡演し、3月14日(水)から本ツアー最後の土地、東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演される。東京初日前、TEAM NACSの5人(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)が会見にて今の心境などを語った。
本作は、2012年の『WARRIOR~唄い続ける侍ロマン』から6年振りに、TEAM NACSのリーダー・森崎が原案・演出を担当。73年前、第二次世界大戦の折、最後の戦いの司令部があった北海道の「幌筵島」を舞台にそこで起きた出来事をもとに描いた作品だ。
本作タイトルの“PARAMUSHIR”をどう読むのか、という質問に対し、森崎は「私たち北海道に住んでいる者でも実在するこの島の名前を知らないんです。そこで、お客様にも島の名前を知らないまま劇場に来ていただきたいと思ったんです」と演出の一環であると述べたが、「を買うときに『この、TEAM NACSの“パラムシャア~…??”』と(読み方について)大変不自由をおかけしたかと思います」と申し訳なさそうに詫びていた。
森崎博之
また東京公演に向けて、森崎は「本作は東京を含めて全56ステージあるのですが、その半分近くが東京での公演と言うことで、最後の最後にとんでもないボリュームが来たな、という感じ」それ故、改めて身を引き締めたいと語る。続いて安田は「長いステージですので、お客様にきちんと届けつつ、ケガのないように頑張っていきたい」、戸次は「今日が35ステージ目。これまでの34ステージの結果を(東京初日の)一発目から出したいですね」と意気込んだ。大泉は、これまでの巡演先ではTBS赤坂ACTシアターより大きな会場もあったことから、「今回は我々に分があるのではないでしょうか」と観客との距離感の近さによる効果を強調していた。そして音尾は「より健康管理に気を付けてやっていきたい」と語りつつ、これまでの巡演先でのハプニングを口にした。「美味しいものがたくさんあったので、ほかの4人には内緒でお腹を壊していていました。福岡での公演時にはご飯を二日くらい抜いていました」その告白に、他メンバーから「福岡!?この間じゃないか!?」と驚いていた。
音尾琢真
戸次重幸
個々人の活動が増え、実力をつけたTEAM NACSメンバーに演出を付けることについて、森崎は「非常に重たい勇気が必要かな、と。全員ドラマや映画に出演する俳優ですし、この人たちを演出するのは重圧や申し訳なさもありますが、そこは20年を超えて共にやってきた5人のチームなので、勇気を出して『よし、やってみよう』という思いでやってきました。結果、期待以上の物語となりましたし、皆、役者として素晴らしい人たちだなと思います」とメンバーを称えた。逆に森崎の演出について、大泉は「森崎博之じゃないと得られない満足感があるんじゃないかな」とTEAM NACSのファンの気持ちを代弁し、リスペクト。
…と、真面目に話を進める5人だったが、会見中、どこかから大きなくしゃみの音がすると、安田が「…今、くしゃみした?今の、事務所のお偉いさんです。皆さま、花粉の季節です…かくいう自分も花粉症で…でなんの話でしたっけ?」と話をまぜっかえして笑いを誘い、各自の多忙さから3年に1度ペースの本公演となってきていることを受け「次回公演は2020年以降に?」と話を振られた森崎は「でも、誰かが東京オリンピックに出るかもしれないので、その時のスケジュールを見て調整して・・・」とボケる。
安田顕
大泉洋
役作りについて聞かれた音尾は「髪型ですかね…今回舞台のために11ミリに切りそろえました」と坊主頭をアピール。安田が「あなた、この前の陸上のドラマ(『陸王』)と同じ髪型!」と突っ込むと「あの時は1センチ!今は11ミリ(笑)」とニヤニヤしながら返す音尾。「それってただ髪が伸びただけでしょ!」と再び突っ込まれていた。さらに作品の舞台が北海道ということで「北海道弁でセリフを言うのか?」という質問が飛ぶと、森崎が「特に意識はしてないんですけどね…そだね~」と昨今ブームとなったあの北海道弁を口にし、一同大笑い。安田や大泉に「流行りに乗ったね~。それはあの方々が言うから可愛いのであって、おじさんが言ってもなんもかわいくないからね~」といじり倒していた。
は全公演完売(当日券あり)。千秋楽となる4月1日(日)公演は、ライブ・ビューイングにて全国の映画館に完全生中継される予定だ。
取材・文・撮影=こむらさき
舞台写真=オフィシャル提供
公演情報
1945年8月15日。
この日、日本は無条件降伏を受け入れた。
しかしその後。
突如としてソ連軍の大部隊が、
武装解除した孤島に攻め入ってきた!
彼らが立ち上がらなければ、北海道は二分されていたかも知れない。
日本最後の戦いの司令部があった「幌筵島」。
私たちはまだ、その島の名前さえ知らない。
■原案・演出:森崎博之
■脚本:林 民夫
■出演:TEAM NACS(森崎博之 安田顕 戸次重幸 大泉洋 音尾琢真)
小此木まり 荒居清香 伊藤駿九郎 梅田喬 黒岩司 佐藤亮太 津田幹土 新田健太
原田新平 廣瀬真平 古川ヒロシ 松尾英太郎 三木秀甫 森下ひさえ 山中雄輔
■公演日程:3月14日(水)~4月1日(日) TBS赤坂ACTシアター
■:全公演完売。
当日券情報はTEAM NACS公式サイト(http://www.teamnacs.com/)を確認。
【ライブ・ビューイング情報】
TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」千秋楽ライブ・ビューイング
日時:2018年4月1日(日)14:00 開演
会場:全国各地の映画館
※開場時間は映画館によって異なります。
料金:3,800円(全席指定/税込)
※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料となります。
ライブ・ビューイング特設サイト:http://liveviewing.jp/nacs-paramushir/