全世界同時発売『ゴッド・オブ・ウォー』最新作体験会でたっぷり２時間半、遊んできた！

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『PlayStation 4 Pro ゴッド・オブ・ウォーリミテッド・エディション』も発売される。本体も世界観を反映したペイントが施されている

先日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア（SIEJA）にてPlayStation 4(PS4)用ソフトウェア『ゴッド・オブ・ウォー』のメディア先行体験会が開催された。プレイ時間は2時間半とたっぷり。さわりだけでは無く、『ゴッド・オブ・ウォー』を堪能できた体験会だった。これまでのシリーズ作から変わった舞台や、ゲームシステムについてインプレッションをレポートする。

今度の『ゴッド・オブ・ウォー』は北欧神話だ！

前作までの『ゴッド・オブ・ウォー』はアクションゲームとして、アクション要素を全面に押し出したタイトルだったが、今回の『ゴッド・オブ・ウォー』はアクションのクオリティはそのままに、世界を探索するアドベンチャー要素やストーリーも重視した作品となっている。

位置づけとしてはPlayStation 3でリリースされた『GOD OF WAR III』の続編にあたり、世界観もギリシャ神話ベースから、今作では北欧神話がベースになった。

体験会で試遊した感じだと、メインとなるストーリーが用意されたうえで、ある程度話を進めると、それまでクリアした場所に自由に移動でき、サイドクエストやアイテム探しなどの探索の楽しみも増えていくようだ。

ストーリーはオリュンポスの神々に復讐を遂げ、北欧の地で暮らしていたクレイトスが、妻の死をきっかけに息子アトレウスとともに旅立つ。亡き妻の遺灰を世界一の山の頂上から撒くのが目的となる。

ほかのシリーズ作品と同様に操作感が良く、完成度の高いアクションシーンが楽しめる。

美麗なグラフィックのフィールドを探索する楽しみも増えた。

主人公クレイトスと息子アトレウスの物語にも注目。

操作するプレイヤーキャラは巨漢のクレイトス。斧を武器に豪快に戦うキャラクターだ。武器の斧は投げつけることができ、離れた敵を攻撃するだけでなく、遠く離れた場所のスイッチを入れてギミックを発動させるなど、探索にも利用できる。遠くに投げた斧はボタンひとつで戻ってくる。

息子のアトレウスは、いつも一緒に行動しており、指示を与えると弓矢で援護してくれる。場面によってはアトレウスを操作することも。話が進んでいくと、もっと活躍する場面がありそうだ。

プレイヤーキャラクターの「クレイトス」

弓矢で援護をしてくれる「アトレウス」

アクションは基本的に、弱攻撃と強攻撃の2種類のボタンを使い分けて連打するだけで、初心者でもそれなりに戦える。ボス戦になると防御が必要になるが、その都度、操作方法を教えてくれるので自然と覚えられる。敵によっては素手で戦わないとダメージを与えられなかったり、戦いにバリエーションがあるのも面白い。また、敵を倒すごとにゲージが溜まっていき、能力を発動すると身体能力が格段にアップする「スパルタン・レイジ」モードになる。ボス戦や、いざという時に使うといいだろう。

ゲージが溜まると使えるようになる「スパルタン・レイジ」。一定時間身体能力が飛躍的にアップする。

敵のダメージを与え続け、気絶した敵に掴み技をかけると発動する「フィニッシュムーブ」。派手な演出とともに一気に止めを刺すことができる。

ストーリーを追いながら探索！　隠しアイテムをみつけろ

ストーリーと探索の場面では、ある程度フィールドを自由に動くことができる。フィールドは基本的に背景も動ける場所も差がなく描かれているうえ、どこに行けば良いのかのガイドもないので、迷いがちだ。とはいえ、登れる崖は近づく○ボタンが表示され、鎖などは光って上り下りができる場所だと教えてくれる。ただ、腰くらいの段差だと、○ボタンで登らなければならないのに、○ボタン表示が出なかったりした。このボタン表示が場合によってあったりなかったりするので、そこでだいぶ迷わされた。

ただ、迷っている間は、少し戻ってみたり、いろいろな場所を移動してみたりと、いろいろ探索するので、隠しアイテムを見つけることもできた。アイテムとか資源とかを集めておくと、武器や防具がアップグレードするので迷うのも悪くない。

フィールド上には「宝箱」が隠されている。中を調べることで貴重な資源やアイテムが獲得できる。宝箱の探索も今回の楽しみのひとつ。

さまざまなギミックも用意。アトレウスを使って画面中央左の鎖を下に垂らすことで、クレイトスも上に上がれるようになる。

武器を強化することで新たな技が使えるようになる。

防具は防御力や各種パラメーターが変わるだけでなく、見た目も変わる。

遊んだあとの充実感も満足。GWは遊び倒したい

今回の試遊は、2匹めのトロールを倒したところでタイムオーバー。

このあと、『ゴッド・オブ・ウォー』コミュニティーマネージャーのアーロン・カウフマン氏による質疑応答の時間となった。カウフマン氏によると、今回の試遊（約2時間半）でのプレイは、まだ序盤で、すべてをクリアするには25～35時間程度かかるとのこと。たっぷり遊んだ満足感はあったが、まだまだ先は長いとわかり、個人的に購入して、続きを楽しみたいと思える内容だった。

体験会で登場した敵その1「ドラウグル」。そこかしこに登場するゾンビタイプの敵。火炎を投げつけてくる遠距離攻撃タイプや、ダッシュ攻撃をしてくるスピードタイプなどがいる。

大柄なクレイトスの4倍以上はある体躯を誇る「トロール」。石柱を使って攻撃してくる。

『ゴッド・オブ・ウォー』コミュニティーマネージャー、アーロン・カウフマン氏撮影：岡安学

ストーリー展開も引き込まれるもので、アクションはテンポも良く、敵を倒した時のカタルシスも高い。PS4のグラフィックも相まって、プレイするごとに没入していくゲームとなっている。シリーズを通して遊んだ人には新たな『ゴッド・オブ・ウォー』を楽しめ、初めてプレイする人でもすんなりと入っていけるはずだ。プレイ時間的にも時期的にも、ちょうどゴールデンウィークで遊ぶのにオススメなタイトルだ。