ゼブラヘッド、「長くカッコよくいられる秘訣」と「マンウィズ愛」を語る

インタビュー
音楽
2015.10.15
ゼブラヘッド(写真左から、ベン/マッティ/アリ/ダン/エド)

ゼブラヘッド(写真左から、ベン/マッティ/アリ/ダン/エド)

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過去にもサマーソニック出演や単独の来日公演など何度となく日本を訪れ、「第2の故郷」とまで公言しているゼブラヘッド。今回は「Out of Control」を共作したのも記憶に新しく、最新アルバムでも共演を果たしたMAN WITH A MISSIONとの対バンツアー及び、一夜限りの東京ワンマンを行うため来日している。ライブの合間にスケジュールを調整し、我々メディアの前に姿を見せてくれたゼブラヘッドの面々は、ライブと長旅の疲れを感じさせず、いつも通り気さくで陽気でカッコイイ兄貴たち。そんな彼らに最新作からマンウィズとの共演、長くバンドを続けて思うことまで直撃してみた。

――まずは先日ここ日本で発売されたばかりの『ウォーク・ザ・プランク』はどんなアルバムになっていますか?

ベン(B):これまでと比べると、自分たちに発破をかける意味もあって、敢えて挑戦した部分が大きいね。ヘヴィな部分はよりヘヴィに、メロウな曲はよりメロウに。「こうやった方が楽だよな」という風には考えずに、「楽曲に対してどうアプローチするのが一番良いのか」にこだわった作品だよ。

――そのアルバム内でも共演をしていて、以前には『Out of Control』を共作したMAN WITH A MISSIONに対して、どんなところが好きで凄いと思いますか?

アリ(Rap):まず人として、とにかく最高なんだ。俺たちは彼らを友達だと思っているので、普段行動を共にするだけでもすごく楽しいよ。

マッティ(Vo,G):それだけじゃなくて音楽的にも彼らは素晴らしいから、彼らのライブを観るのは大好きだし、そこからいつも音楽的に刺激を受けているよ。実際MAN WITH A MISSIONは最近よく聴くんだ。

ベン:数年前に彼らのことを知ってからずっと聴いていて、彼らの音楽を聴くことで「自分たちも頑張らないと」って思うんだ。

――16・17日には彼らとの共演、15日にはワンマンライブが控えています。(取材は14日 狼と一緒にステージに立つ感覚はどうですか?

ダン(G):最高だよ!

ベン:家にいるのと変わらない感覚だね。

アリ:ポケットに生肉とか入ってたらヤバいのかもしれないけど(一同笑)。

――確かに! 他に気になっていたり好きなバンドはいますか?

ダン:ニュー・ポリティクス(デンマークのバンド)が好きだね。

アリ:あとはやっぱり、ヴァン・ヘイレン。

一同:間違いないな!

――ヒーローですからね。ちなみに僕たちは若いころからゼブラヘッドの音楽を好きで聴いていますが――

一同:ありがとう!!

――今年20周年のみなさんが、変わらずカッコよくいられる秘訣ってなんだと思いますか?

マッティ:いや、運が良かっただけだよ!

ダン:……ビール!

ベン:運とビールだね(笑)。あとは、先のことをあれこれ考えずに、日々変わっていく毎日を思いっきり楽しむこと。

アリ:バンドをこれだけ長く続けてこれたのは、メンバー同士上手くやるってことをだんだんと身に付けてきたからじゃないかな。大事なのは音楽を一緒に作ることだから、それを邪魔するようなもの――わだかまりとかがあっても、抱え込まずにちゃんと解消する、みんなで上手くやっていくことが大事だと感じるよ。

――なるほど。長く続けていると若いファンも増えてくると思いますが、今回初めてゼブラヘッドを観るという人もいると思います。そういう人に向けて「ゼブラヘッドとは」を一言でいうと?

ベン:「パーティーの箱詰め」みたいなバンド。

アリ:あとはディスコだね。

マッティ:とにかく楽しい時間を過ごしたいと思ったら、最高の場所っていうのが俺たちなんだ。日々の中で悩み事を忘れたいときにゼブラヘッドを聴いたらすごく楽しくなるよ!

――最後に、全ての日本のファンにメッセージをお願いします。

アリ:みんながずっと応援してくれていることにすごく感謝しているし、それこそ初めて日本に来たときやサマーソニック、ライブハウスツアーを通して日本のファンが変わらずにアツく応援してくれていることが、僕たちがバンドを続ける支えになっているんだ。本当にありがとう、これからも頑張るよ。

ベン:日本、大好き!(日本語で)

 

撮影=風間大洋 インタビュー・加東岳史 

リリース情報
8thアルバム『ウォーク・ザ・プランク』
『ウォーク・ザ・プランク』

『ウォーク・ザ・プランク』


好評発売中
SICX-13  スペシャル・プライス¥2,200+税
ボーナス・トラック3曲収録

1.Who Brings A Knife To A Gunfight? / フー・ブリングス・ア・ナイフ・トゥ・ア・ガンファイト?
2. Worse Than This / ワース・ザン・ディス
3. Headrush / ヘッドラッシュ
4. Keep It To Myself / キープ・イット・トゥ・マイセルフ
5. Running With Wolves / ランニング・ウィズ・ウルヴズ
6. So What / ソー・ホワット
7. Save Your Breath / セイヴ・ユア・ブレス
8. Walk The Plank / ウォーク・ザ・プランク
9. Under The Deep Blue Sea / アンダー・ザ・ディープ・ブルー・シー
10. Wasted Generation / ウェイステッド・ジェネレーション
11. Battle Hymn / バトル・ヒム
12. Kings Of The Here And Now / キングス・オブ・ザ・ヒア・アンド・ナウ
13. Freak Show / フリーク・ショウ
=日本盤ボーナス・トラック=
14. Dance Sucka! / ダンス・サッカ!
15. Down Without A Fight / ダウン・ウィズアウト・ア・ファイト
16. Blue Light Special / ブルー・ライト・スペシャル
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