ストレイテナー『Future Soundtrack』インタビュー 自らの信じる音をよりポピュラーに、20周年イヤーに描く今と未来
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ストレイテナー・ホリエアツシ 撮影=高田梓
結成20周年、デビュー15周年にして通算10枚目のフルアルバム『Future Soundtrack』を5月23日にリリースするストレイテナー。
前作から2年ぶりとなる今作は、それに先駆けシングルリリースされた「The Future Is Now」の<いつかきっと解るんだ その未来は今なんだ>という鮮烈なフレーズが象徴する通りの一枚だ。サウンド的にはポップスや歌謡曲といったかつては距離を置いてきた音楽とも向き合い、より伝わりやすい言葉やテーマを落とし込んだ歌詞も相まって、これまでの歩みの上に立ちながらも今のバンドの姿と未来への可能性を強く感じさせる、意欲的な作品に仕上がっている。
SPICEではホリエアツシ(Vo/Gt/Key)の対談連載『ホリエアツシのロックン談義』を行っていることもあり、そこでの発言も引用しながら、今作がこれほどまでに“新しく”なった背景と、今見る景色を紐解くソロインタビューを行った。
■今作も作り始めた時点からしたら変化している
――ホリエさんにはSPICEで対談連載もいただいていますが、連載が始まったのが2016年の後半なので、ちょうど『COLD DISC』のリリース後から今作『Future Soundtrack』に至るまでの間、ホリエさんの発言や考えを記事にしてきたということになります。これまでのゲストの方々との会話の中には今作と通じる内容も多かったですし、その辺りも絡めながらお話しできればと思います。
はい。もう忘れてることもあると思うので教えてください(笑)。
――まず、ストレイテナーは今年20周年イヤーでもありますけど、大きく振り返るとアルバム『STRAIGHTENER』(2011)までで一つの方向に区切りがついて、『Behind The Scene』(2014)以降はまた新たな流れになっているように感じるんです。主にポップであることとの向き合い方という部分で。
うん、そうなのかな。確かに『Behind The Scene』は結構振り切ってルーツを丸出しにした曲もあって、「ぶっちゃけました」みたいな感じでした。そこから今に至るものは始まっていたかもしれないですね。
――『COLD DISC』(2016)を経て今作に至るまでも、そういう意識でしたか?
いや、一曲一曲の積み重ねが一枚一枚になっているだけなので、自分の中で「ここからこのアルバムが始まった」っていう区切りみたいなものは特にないんです。ここ最近は2年置きくらいの(リリース)間隔になっているから、時間にしたら結構長いじゃないですか。2年って。
その中で意識も変化していったし、今作も作り始めた時点からしたら変化してますね。一番最初に作ったのが「月に読む手紙」なんですけど、あれはもうフッと湧いてきた曲の雰囲気と、テーマに関連したものを意味付けることができて、前後とかも全く考えずに単発で作った曲で。でもこのアルバムの中に入ると生きてるというか。
――そうなんですよね。最初に聴いたときは『シャープさんとタニタくんRT』のテーマソングとして世に出てきたこともあって、それまでの曲と雰囲気が結構違うなっていう気がしたんですよ。でもこうして収まっていると普通に流れの中で聴けました。
うんうん。ちょっとホッとしますよね。……でもそうか、やっぱり発表したときはちょっと企画モノ感があったんですかね?
――そのためだけの曲だろうとは思わなかったですけど、新たな試みへのプロトタイプのような印象は受けました。
「月に読む手紙」は元々フォーキーな曲だったんですけど、それをダンスアレンジしたんです。ダンスアレンジ自体は『COLD DISC』の「Alternative Dancer」とかからの流れだと思うんですけど、曲自体はすごく耳馴染みが良い、あまり洋楽感がない曲だから、アレンジによってストレイテナーらしさが出た感じですよね。
■「灯り」が全然浮いてないということ、このアルバムはそれに尽きる
――「月に読む手紙」以降の曲たちがアルバムとしてまとまってみて、ご自身としてはどんな色の作品になったと感じていますか。
一番大きいのは「灯り」が全然浮いてないということ、このアルバムはそれに尽きるかな。初のコラボレーション曲だし、それが所謂企画モノで終わるのか、はたまたストレイテナーの曲として残っていくのかっていう点があったと思うんですけど、その曲がアルバムの中に入ったときに全く違和感がないと思える、そういうアルバムになったなって。
サウンドやメロディを秦くんと僕が五分五分で作っていても、今のストレイテナーの音楽として全く遠くないモノになったと思うし、テーマ性的にはすごく身近な題材を歌詞にしていて、そこって実は僕の近年のモードでもあったから、よりこのアルバムにとって欠かせない曲になったんだと思います。
――秦さんと一緒にやるっていうこと自体が、言ってみればストレイテナーの音楽とJ-POP的とされる音楽との融合を試みたとも言えますよね。以前、ゴッチ(ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文)さんとの対談のときに「かつてはJ-POP的とされるものを毛嫌いしていた」という話題になって、「でも今はJ-POPをカッコよくすればいいと思う」とホリエさんがおっしゃってました。「灯り」を筆頭にした今回の曲で、まさにそのことを実行したように思えたんです。
そうですよね。秦くん自身も“J-POP”という表現はしなかったですけど、僕たちロックバンドとソロシンガーとの間になんとなく垣根があるように感じていたらしくて。で、そこをミュージシャンとして越えていかないとなっていう気持ちもありました。
若かった頃には“POP”っていう言葉をNGワードかのように、ロックというものの対極に捉えていて。でもおそらく当時の自分たちが望んでいたことって結局、ロックがマイノリティからマジョリティになっていって、自分たちが「カッコいい」と信じるものが世の中でも「カッコいい」とされるようになっていくことだったし、それはポップになっていくということでもあったのかなと思うんです。僕たちにとってロックがポップな存在になっていくっていうのは、成功の道だったのかなっていう気はしますよね。
――単に音楽的な意味でポップになること自体が目的ではなくっていうことですよね。
そうですね。結局はポピュラーになるっていう意味だから。まあ、いろんな要因はあると思うんですけど、間違いなくアジカンとかは2000年以降、ロックをポピュラーにしたバンドだと思うし。「なるほどな」っていう感じですよね(笑)。
だからこそ、結果論だけじゃなくもっともっと融合していって、純粋にクオリティの高い曲、音楽っていうものが評価されていくようになればいいなと思う。そのステップとして、J-POPの第一線で活躍している秦くんと一緒に曲を作って演奏して歌うっていうことの意味は大きかったなって。
■歌謡曲的なものを新しいと感じるようになっている部分はある
――秦さんとの制作からは、サウンド面でも今作へのフィードバックはあったんでしょうか。使用するコードや進行なんかも違ってくるでしょうし。
あると思います。(安部)コウセイ(SPARTA LOCALS/HINTO)と対談したときに、スパルタの曲がわりとJ-POPなコード進行を使っていることにビックリしたっていう話をしたと思うんですけど、そこに気づけたっていうことは、ポップなものや歌謡曲的なものも自分の意識の中に入ってきているっていうことでしょうね。もともとストレイテナーは、洋楽のフォーマットに日本語の詞を乗せて表現していくっていうことをバンドのスタイルにしてきたんですけど、逆に今は歌謡曲的なものを新しいと感じるようになっている部分はあります。
――これまでのように洋楽要素を取り込んで表現しようとする感覚は、今回あまり無かったですか?
洋楽っていう意味では、そんなに新しいものを取り入れたっていうよりも……なんだろうな。そこはより自然になってきたというか。
――今回はもっともっと原体験になっている歌謡とかポップス、そっちの方向を向いたっていう。
そうですね。さらなるルーツをここへきて掘り当ててきているのかもしれない。最近も、MGMTの新譜を聴いてたら無性にWinkが聴きたくなっちゃってYouTubeを漁るっていうことがあったし(笑)。
――(笑)。たしかにああいうシンセポップって懐かしいというか、かつての日本のポップスにもあった要素ですね。
うん。その当時の日本のサウンドを作っていた人たちが、洋楽の影響をガッツリ受けていたんだろうなって。でも自分たちがバンドを始めた頃って、なんとなくJ-POPがそういう風には聴こえてなくて、「日本はすごく遅れてるな」って勝手に思ってたんですよ。90年代の後半に世界中がロックに染まったときも、日本のメインストリームにはオルタナティヴロックっていうものが鳴ってはこなかったし、当時の自分たちとしてはすごく居心地が悪くて、アンチな気持ちが高まってたんですよね。
■20歳過ぎくらいの頃の必死になっていたことってすごく美しいなって思う
――歌詞に関してはどんな意識でしたか? 今作はとても身近な題材でもあるし、情景が浮かびやすいですが。
自分でも、歌詞を目で追って熟読して初めて何を歌っているのかが分かるような、深く考えることをそこまでしなくなってきているから、メロディに乗った言葉をよりリアルに映像化できるような歌い方だったり、歌詞の書き方をできないかな?とすごく思っていて。そこは自分の中でテーマであり、ハードルだったりもしました。
以前はずっと、ありきたりな表現をしたくなかったから、自分なりの言葉の選び方だったり、同じ風景を見たにしても自分にしか感じない感覚を言葉にしたいなっていう意識があったんですけど、古い曲を改めて見直すと、自分の頭の中や心の中を通過していく中で色々と脚色されすぎて、自分でも「これって何を言いたかったんだろう」みたいなことが時々あって。
それはそれで良さはあるんですけど、常に自分に対してハードルを設けるためにも、直接的な表現やありきたりな言葉でもいいから、「この言葉自体はありきたりだけど、もっと深い意味があるぞ」みたいなことを感じさせられたら勝ちだなっていう思いもありました。
――誰もやったことがないような言葉の表現とか、繋げ方を試みるのではなくて。
そうですね。それも好きなんですけど、それはそれで言い古されてきているというか。自分の中でもそうだし、小説とか他人の書いた歌詞を見てもそう。……僕の歌詞に対してファンの人たちが「これはホリエっぽいな」とか思いながら聴いてくれてると思うんですけど、天邪鬼なのでそこも裏切りたいなっていう(笑)、そんな精神もありますね。
――そういう意味では今作は結構裏切っているかもしれません。
裏切りはもう始まってますね(笑)。
――先に配信された「Boy Friend」なんて、まさにそういう反響があったんじゃないですか?
「聴いてて恥ずかしくなったんですけど」とかありましたね。「それは君がまだまだだからだよ」みたいな(笑)。僕はもうそこに照れは無くなったので……まあ、ニヤニヤはしますけど。
「Boy Friend」は20歳過ぎくらいの頃を想像しながら書いていて。その頃は必死なんだけど、今考えたらその頃の必死になっていたことってすごく美しいなって思うんですよ。
――わかります。今振り返ると「かわいいなぁ」とか思いますよね。
かわいいですよねぇ(笑)。ミュージシャン同士で思い出話とかをしていても、その当時は全然良くなかったし恵まれてなかったけど、でもなんか「もう一回やってみたいよね」みたいな話はします。
■自分の作品がこういう風になることを客観的に面白がっている
――映像喚起力の高い歌詞が目を引く一方で、パッと聴いただけでは何のことを歌っているのかよくわからない、散文的な歌詞もありますよね。たとえば「Our Land」とか。
そこは切り替わってるかもしれない。「Our Land」とか「Future Dance」は音感で書いてるんです。書き始めるときにはいきなり物語をイメージしたりはしないので、言葉の音から歌詞が書けたときは、意味がハッキリしないまんま最後まで書けちゃったりもして、そのケースですね。英詞的な書き方です。
書いているうちに物語の輪郭が徐々に見えてきて、自分の中で「この歌はこういう気持ちを歌った曲で、それを描いていこう」「その気持ちにつながる言葉を探していこう」っていう作業の方が時間がかかるし、難しくはあるんですけど。
――そっちの書き方だと、たとえばどの曲ですか?
「Boy Friend」とか「もうすぐきみの名前を呼ぶ」とか。「タイムリープ」はすごく珍しくて、<特別なことは何もない 夜眠って朝目覚めるだけ>っていう部分がまず最初に書けて、そこから「どんな話にしようかな」って思う中でこのタイムリープっていうテーマに辿り着いて、そこから一気にストーリーを思い描いて書いた曲なんです。
――さっきおっしゃっていた2つの作り方の中間のような。
そうかもしれないですね。最初の2行だけだとそんなに喪失感のある曲だとは思わない。でもこの2行から実は喪失感が浮き彫りになってくるっていうのが面白いなと思って書いてます。
――そしてこの曲も含め、全体的に愛をテーマにしている曲が多いのも特筆すべきだなと思いました。
愛っていう言葉はなかなか使ってこなかったので、そこが具体的に歌詞になったというのは、新しさがありますよね。愛について書いている曲自体は(これまでも)たくさんあったんですけど、それをどこまで具体的に書いているか。
これまではもうちょっとスケール感が大きかったり、ちょっと別世界的なものとして比喩的に描いたり、生身の「これは自分の歌です」みたいな書き方ではなくて、誰かしらの物語や何かしらの出来事に自分の気持ちを投影するスタイルだったんです。そこをまず一回自分が飛び込んで、自分の中をこじ開けていくやり方に変えてみました。
――そこでも小っ恥ずかしい!みたいなことはないんですか?
その小っ恥ずかしさも通るべき道だなって、自分なりに思っているというか。
――それによって広げられる表現の幅があると。
そう。それに、面白いっていうのがまずありますね。自分の作品には無かったものによって、いま自分の作品がこういう風になる。そこを客観的に面白がっているっていう変な気分ですよね(笑)。
――アルバムのタイトルは『Future Soundtrack』ですが、サウンドトラックって主に映画とかの劇伴集じゃないですか。このアルバム自体も何かを彩るようなイメージで作ったんですか?
ざっくり言うと“未来”のサウンドトラックということですけど、“未来”っていうもの自体は大きすぎちゃうし、10年、100年先の未来を描いてるつもりは全くないんです。目の前にある、この次の瞬間がもう未来だって考えたときに、その一瞬一瞬を切り取っていくっていうことをすごく考える時期がきていて。本当に一瞬先も未来なんだから、過去を描くんじゃなくて未来のために歌っていきたいなという気持ちが、“Future”という言葉には乗っかっていますね。登場人物だったりストーリー的にはいろんなことを想像できるアルバムだと思うので、そういう意味ではいろんなアーティストが参加したサントラみたいなイメージと思っていただければ。
――なるほど。過去には『Silent Film Soundtrack』(2003)という作品もありますけど、そことの関連性はないですよね?
うん、あれはミニアルバムみたいな作品だったので、一本の映画のようなイメージだったんですけど、今回はオムニバスサントラみたいなイメージですね。「タイムリープ」みたいに過去にとらわれて、喪失感によって愛に気づかされている曲もあるし、「Future Dance」みたいに“今まさに愛が溢れ出す”みたいな曲もあって。
――そういう曲たちが出揃ってきたところで、そこに未来や時間の流れを題材にしたものが多かったことからタイトルも決まっていったという流れなんですね。
そう。アルバムタイトルに含みを持たせることすらもやめたっていう(笑)。
――逆に僕はこのストレートさの裏に何かが?と勘ぐってしまったんですけど……。
ああ~、これまでのタイトルはわりと風刺が多かったですからね(笑)。
■自分たちが望んで思い描いてきたバンドとして愛されてるなっていう実感がある
――個人的に特に好きなのは「Superman Song」と「Last Stargazer」からラストに向かっていく流れです。2000年代前半の、ストロークスあたりを彷彿とさせる雰囲気の「Superman Song」から、「Last Stargazer」はもうどストレートで短いメロコアのような曲。こういう曲調って「TRAIN」(『LINEAR』収録)以来久々だなと。
「Superman Song」は4人になった頃からもう何作も、小出しにしてきたセンスではあって。「Last Stargazer」は早い時期に作って、バンド内ではあんまりこの曲に関してどうこうの話はせずにできちゃった曲なので……たまにあるんですよ、「作っちゃったんだよねー」みたいな曲が(笑)。
――そこからノリノリでアレンジしたらこうなった、みたいな感じですか?
ノリノリというよりは、他に何も見えてこないからこうするしかなかった、っていう曲ですかね。もう早くするか遅くするかしかない、みたいな曲かもしれない。
――でもこういう曲が、今回のこのテイストのアルバムに入っているのが、すごく良かったですよ。この曲が、いまのストレイテナーがこういう曲を作っているということが、アルバムを手に取らなかった人には届かないとしたらもったいない!とまで思っちゃいました。
なるほどね。そうなんですよね。
――リリックビデオでも何でもいいんで、なんとか(笑)。
「Last Stargazer」、(下北沢)SHELTERで、ライブでビデオ撮りたい感じですもんね(笑)。
――一番直近のウエノコウジさんとの対談では、年齢やキャリアを重ねることでの音楽の好みの変化が話題に上りましたけど、今作を作り上げていく中でもそういう変化を自覚したことはありました?
自覚……自分の作品に関して気づくことはなかなか無いんですけどね、本人だから。ただ、それこそ「Last Stargazer」はガッツリ10年以上巻き戻したような曲なんだけど、その頃にこのタイプの曲を作ったとしても、自分で「すごい曲だ」とは思えなかったと思うんです。その頃の自分たちの欲求としては、ストレイテナーにしかない、他のバンドが作れない曲を目指したいっていうのが一番強かったから、このタイプの曲、特にこういうアレンジをやりたいとすら思わなかったというか。
――ああ、なるほど。
そこを今作で何故やったかというと、メロディに自信が持てたからですね。このメロディだったらこういうストレートなアレンジにしてもいいだろう、みたいに思えた。そういうところかな、気づいたことといえば。
――最後に。GRAPEVINEの田中(和将)さんが対談で「ストレイテナーを見ているとロックバンドってカッコいいっていう気にさせてくれる」とおっしゃっていて、そのときホリエさんは「バンドのロマンみたいなものを背負っている感覚はある」と答えていました。そういうロックバンドのカッコよさやロマンとともに、この先ストレイテナーはどんな風に未来へ向かっていくんでしょうか?
なんだかんだいって20年やってきたバンドだから、キャリアに位みたいなものがあるわけではないし、偉いわけでもないけど、このバンドを評価してくれる人たちとか好きでいてくれる人たちがこんなにたくさんいて、自分たちが望んで思い描いてきたバンドとして愛されてるなっていう実感があるので。それはもちろん数字だけじゃなくて、ファンの想いの強さだったり。
そこはやっぱり自分たちが作り上げてきたものだなっていう誇りを持ちつつ、だからといって胡坐をかいたり、今に満足だという気持ちも全く無くて。先に何があるかはわからないですけど、もっとカッコいいライブができると思うし、カッコいい曲だったり人に愛される曲を作りたいとも思う。なので、一瞬先の未来っていうものがまたどんどん続いていくんだなっていう、今です。
取材・文=風間大洋 撮影=高田梓