コブクロ、7千人超のファンに迎えられ初の“ふたりだけ”全国ツアー バックバンドなしで「あれだけリハしたのに、段取りが出てこない」
『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE supported by 三井住友VISAカード』初日・静岡エコパアリーナ
5月26日(土)、コブクロが全国ツアー『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE supported by 三井住友VISAカード』の初日を静岡エコパアリーナよりスタートした。
『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE supported by 三井住友VISAカード』は、4月11日に発売した約1年振りのシングル「ONE TIMES ONE」をたずさえたツアー。コブクロは、来たる9月8日の結成20周年に向かうべく、20年の経歴の中で初となる、バンドメンバー一切なしの編成、つまり、ふたりの声と小渕健太郎の演奏のみで全国を回る。
『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE supported by 三井住友VISAカード』初日・静岡エコパアリーナ
冒頭メンバーが登場すると、7千人を超えるファンが大歓声で迎えた。ライブ開始早々、テンション高めな小渕が「ようこそいらっしゃいました!初日へようこそコブクロですー!」とあいさつ。初日を待ちわびたファンと、期待感に感極まる様子を見せた。黒田俊介は、「このツアーは大変やぞ。あれだけリハしたのに、段取りが出てこない。あーこわい」 と話す。小渕の演奏が止まれば無音になるアコースティックギター1本での初ツアーに戸惑いを見せつつも、「頼むから無音だけはやめて~。今朝、いつものバンドメンバーから〝初日頑張ってね〟とメールが来たんやけど、初恋の人からメールきた気分だった(笑)」とファンを笑わせた。
『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE supported by 三井住友VISAカード』初日・静岡エコパアリーナ
また、小渕が「ツアーが始まる前にファンの方の書き込みを読んでいたら〝コブクロのふたりはたった二人でやるので、いつものツアー以上に拍手や声援を送りましょう〟という書き込みを書いてくれている方がいて、泣きそうになっちゃって……」と話すと、すかさず黒田が、「それ俺です!」とボケをかまし、「お前かい!自作自演やないか!」と小渕がツッコミを返すという、コブクロらしい掛け合いで会場を盛り上げた。
今回のツアーについて、ふたりは「原点回帰ではなく、新しい挑戦」 と話している。インディーズ時代のように小渕の演奏のみだが、当時よりも進化したコブクロを見せようと、事前に行われたリハーサルでは、アコギ以外の音をどのように表現するか、ファンに喜んでもらうために、いつも以上に2人でアイデアを出し合っているという。「ONE TIMES ONE」のタイトルの元、1×1=小渕×黒田の可能性の限界に挑むのだ。
『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE supported by 三井住友VISAカード』初日・静岡エコパアリーナ
この日は、ツアー前にファンから募った「次のツアーで聴きたい10曲リクエスト」の結果を参考にし、懐かしの楽曲から代表曲まで、幅広い楽曲を披露し、会場は大盛り上がり。会場に集まった7千人の観客は、ふたりの歌声と爆笑トークに大きな拍手を贈り、コブクロらしいアットホームな雰囲気も感じられるライブとなった。
9月に結成20周年を迎えるコブクロだが、トーク中に「2人が出会ったのは、5月だから僕らふたりはもう20周年です!」と話し、9月16日に控える小渕の地元・宮崎県での結成20周年記念ライブや、今後の活動への期待を高めた。
『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE supported by 三井住友VISAカード』では7月21日、22日の京セラドーム大阪公演まで、全国7箇所14公演23万人の動員を予定している。