“Hikaru”のただのヲタ活 Vol.1 はじめましてと、ヲタ活をする理由のおはなし
「Kalafina」のHikaruが自分の好きなものを“オタク的に”熱く語る本コラム。第一回目は自己紹介と、Hikaruが“ヲタ活”をする理由について語りますー
初めましての皆様にも、既に出会えている皆様にも、構えずに読んでいただきたいコラム『“Hikaru”のただのヲタ活』ついに始まりました……! いやぁ……そんなこと言っておきながら、当人が今一番構えちゃってるんですが(笑)。 人生初のコラムなもので……!そうそう、このコラムのお話をいただいた時に「構え過ぎず、自分の好きな事をカジュアルに話せる場所にしてほしい」というお言葉も掛けていただきました。それを鵜呑みにして全力で好きなことを露呈してみようかなと思っております。何卒、お手柔らかにお願い致します!
初回なので、まずは、自己紹介からでしょうか。私は、Kalafinaというヴォーカルユニットで今年10周年を迎えた歌い手です。劇場版『空の境界』全7章の主題歌を歌うためのオーディションで選出され、その後も様々なアニメ作品やNHKのテレビ番組『歴史秘話ヒストリア』などのテーマ曲を歌ってきました。これまで本当にたくさんの作品、素敵な方々との出会いがありまして、SPICEさんとの出会いもとても刺激的で、素敵なライブ記事を書いてくださったり、見せてこなかったステージまでの裏側に触れていただいたり、SPICEさん初主催の貴重なイベント『Songful days』に出演させていただいたり。そんなあたたかい場所だからこそ、このコラムも自分なりの言葉を真っ直ぐに紡ぐことが出来るんじゃないかなと思っています。
この先皆様が戸惑ってしまうかもしれませんので、プライベートな自己紹介もしておかなければ……(笑)
1987年7月2日、富山県で生まれ、2009年にKalafinaの活動のため家族と共に上京。働き者のデキる母と、趣味が似ている妹に支えられて生活。趣味は読書、テレビや映画鑑賞、パズル、睡眠。インドア派。
人生で最初に手にした漫画は月刊少女漫画雑誌(以下、月刊誌)『なかよし』。そして月刊誌『りぼん』も手にし、友人宅では月刊誌『ちゃお』も読んでいた小学校低中学年。小学校高学年からは単行本を買うようになり、今では新刊が何十冊も入った紙袋を幸せの重みだと思う。
人生で最初(幼少期)にハマったアニメは、ビデオテープが擦り切れるまで見た『となりのトトロ』とディズニーの英語教材(「ABCの歌」はミニーマウスが歌ってくれました♪)。昔からアニメは好きなほうでしたが、上京したことと時代が重なり、現在1クール40本程アニメ作品を嗜む日々。
人生で最初に手にしたゲーム機はスーパーファミコン。Play Station、ゲームボーイ、Nintendo DSなどもプレイして、現在は携帯ゲームアプリを10本超。近年は好きな作品のコラボカフェや舞台などにも足を運んでおります。
書き出すと本当に「ただのヲタ活」ですね(笑)。 ちなみに、本は漫画だけでなく小説などの活字も好きですし、テレビや映画はアニメだけじゃなく、バラエティや海外ドラマ(主に犯罪捜査ドラマ)、ラブストーリー、アクション、サスペンスなども見ます。
以前、「たくさんの選択肢がある中で、Hikaruがそれだけの漫画やアニメ作品に触れるのはどうしてなの?」って聞かれたことがあるんです。自分の答えは、ひとことで言うと「現実と向き合うための現実逃避」です。
漫画やアニメ、ゲームは自分にとって、理想や夢が詰まったファンタジーの世界。一歩踏み込めば、別世界へ連れて行ってくれる。そこには、ほっこりするような癒しや眩しい程のキラキラがあったり、気付くと涙が頬をつたっているくらいそっと寄り添ってくれたり、時にはどん底までエグられることもあるけど……(苦笑)
そうやって様々な擬似体験をする。ごく普通の日常だけどリアルな自分はしないような……スポーツをする! みたいな世界もあれば、ファンタジーだからこその魔法や超能力を使ったり、いろんな生き物とお話ししたり、この世のものとは思えないような美しい景色を見たり出来ちゃう世界もある。
そして、理想や夢が詰まっている世界に在るキャラクターたちの姿や言葉にはどこか力強さや希望があって、現実世界で踏ん張る活力をもらえる。素晴らしい作品に触れることで刺激を受け、自分と向き合うことも出来る。自分がやりたいことの再確認、それには何が必要なのか、そこへ向かうための熱量。
だから、最高なときも最低なときも触れていたい。そう思える大切なもの。このコラムでは、そんなふうに自分にとって“大切なもの”についてお話ししていきたいと思います。
突然ですが皆様、今期のアニメは『ルパン三世 PART5』や『銀河英雄伝説 Die Neue These』『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』『キャプテン翼』『カードキャプターさくら クリアカード編』『覇穹 封神演義』など、懐かしのアニメを現代の形で楽しめる作品もたくさんあることはご存知でしょうか?
こういった作品からは、たくさんの方々に長年愛されてきたんだなという魅力を端々から感じることが出来ます。初期のぬくもりや面白さはそのままに、そこに今やるからこその気概がみえる……全力を注いでいるその気持ちも滲み出ているように思うんです。それがさらなる迫力や美しさに繋がっていて感動になるのかなと。あの頃楽しく見ていた作品の輝きに触れながら、また恋してしまうような感覚を味わえる。逆に、現代で初めて触れて、過去の作品も気になる! というふうになることもあります。
CLAMPさん好きとしては、前クールから『カードキャプターさくら クリアカード編』のテレビアニメ放送が始まって、漫画とともに毎回作品に一喜一憂しながら楽しんでいます。『カードキャプターさくら』は、魔法のカードと魔力を持った少女に起こる物語。主人公の木之本桜ちゃん(以下、さくらちゃん)は、小学四年生の時に魔法のカードと出会います。カードは「水」「火」「風」「雷」「地」「光」「闇」など53枚あり、生きていて、それらの主になるために奮闘するのですが、さくらちゃんは可愛くて、優しくて、勇敢な女の子! いろんな困難に立ち向かいます。その姿や言葉にたくさん勇気をもらえるんです。中でも、「絶対、だいじょうぶだよ!」の言葉には何度助けられてきたか……!
そして、さくらちゃんの親友の大道寺知世ちゃん(以下、ともよちゃん)の「大好きな人が幸せでいてくれることが一番幸せ」「心に閉まったままでいい想いもあるけれど、どんな想いも言葉にしなければ伝わらない」という言葉。自分にとって大事な時に思い出す言葉たちです。ともよちゃんはおっとりしていていますが、芯のしっかりした強い女の子で、自分の推しキャラです!
今作は、時が経ち、中学生になったさくらちゃんたちの物語。集めたはずのカードが透明になってしまって、また新たな展開になっています。新しいカード。謎を含んだ登場人物。さくらちゃんが活躍する姿をしっかり見続ける所存です!
今回はこの辺りで。最後まで読んでいただき、ありがとうごさいます。次回もまた覗きにいらしてくださると嬉しいです。
では、また次回まで。