大量消費社会を問う『Defacement』展にウォーホル、リヒターら12作家
ゲルハルト・リヒター『8.Juni 16 (2)』2016, oil on photograph, 16.8×12.5cm ©Gerhard Richter, courtesy WAKO WORKS OF ART
展覧会『Defacement』が本日7月14日から東京・銀座 蔦屋書店のTHE CLUBで開催されている。
アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するアマンダ・シュミットがキュレーターを務める同展。シュミットは『Untitled Art Fair』のプログラム開発ディレクター務めるほか、これまでに40以上の展覧会、映像上映、パフォーマンスシリーズなどを企画している。2017年には『TIME Magazine』の「Person of The Year」の1人に選出された。
『Defacement』では、1950年代後半から資本主義経済による大量消費社会に反抗した前衛グループ「Situationist International」のメンバーであったジャクリーン・デ・ヨングをはじめ、ルーカス・アジェミアン、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、リチャード・オルドリッチ、マリア・アイヒホルン、ニコラス・グアニーニ、スーザン・ハウ、ブルック・スー、リー・レデア、RH・クエイトマン、ベティー・トンプキンズの12人の作品を20点以上展示。膨大な量の生産と消費が繰り返される現代社会において、破壊とは何を意味するのか、またそこから新たな価値はどのようにして見出されていくのかを再考する。
会期中7月15日には関連イベントを実施。アマンダ・シュミットによるトークやゴードン・マッタ=クラークの作品を含む7本のアートフィルムの上映を行なう。司会は山下有佳子が担当。詳細はイベントのオフィシャルサイトで確認しよう。