書籍『うらめしい絵ー日本美術に見る 怨恨の競演』が発売 伊藤若冲や葛飾北斎の日本画から、「うらみ」の世界をひもとく

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2018.8.10

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2018年8月24日(金)に、『うらめしい絵ー日本美術に見る 怨恨の競演』が刊行される。

「うらめしや~」の決まり文句とともに現れる、幽霊。なにやら思い詰めたような、険しい表情の女性。乱世のなかで、非業の死を遂げた者たち。このような負の感情を描いた絵に秘められた、"物語"をひもとき、画家たちが描いた、恐ろしくも人を惹きつけてやまない「うらみ」の世界を、様々な日本画とともに紹介する。

うらめしい絵、一枚一枚の絵のなかに隠された、さまざまな想いや物語を堪能できる一冊。夏の暑いこの時期に、ぜひひんやりゾクゾクしてみてはいかがだろう。

書籍情報

うらめしい絵―日本美術に見る 怨恨の競演
著者:田中圭子
仕様:四六判、256ページ
定価:本体1,800円+税
配本日:2018年8月24日(金)
ISBN:978-4-416-51667-6
 
【目次】 
はじめに
円山応挙《返魂香之図》
月岡芳年《幽霊之図 うぶめ》
小林永濯《菅原道真天拝山祈禱図》
上村松園《焔》
村上華岳《日高河清姫図》
鳥山石燕《大森彦七図》
甲斐庄楠音《畜生塚》
三代歌川広重《瞽女の幽霊》
鏑木清方《朧駕籠》
島成園《おんな(黒髪の誇り)》
葛飾北斎《百物語・さらやしき》
橘小夢《牡丹燈籠画譜》
楊洲周延《東錦昼夜競 佐賀の怪猫》
伊藤若冲《付喪神図》
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