人気YouTuberと一緒に学ぼう!東京花火大祭×プロスタキッズ特別イベント、楽しく学べる「プログラミングワークショップ」が開催

2018.8.14
レポート
イベント/レジャー

画像を全て表示(16件)

8月11日(土)に東京・港区のお台場海浜公園にて開催された「東京花火大祭〜EDOMODE〜」。伝統的な江戸文化と最先端の東京をフュージョンさせ、夏を彩る様々なコンテンツを発信する、新しい夏のイベントだ。

約1万2000発の花火がお台場の夏の夜空を彩る花火大会でも注目プログラムの1つが、「プロスタキッズ子ども花火」。株式会社ミスターフュージョンが主催する子ども向けプログラミング教室「プロスタキッズ」に通う子どもたちがデザイン、プログラミングを手がけた花火を打ち上げるというもの。5月に開催されたプロスタキッズのイベント内で選ばれた10作品が、「東京花火大祭」出演の日本トップクラスの花火師、イケブンにより打ち上げられた。

花火×プログラミング教育のコラボレーションで完成する「子ども花火」を日本全国からアジア、そして世界へと広げることを目指す「プロスタキッズ」が、東京花火大祭の当日に開催したのは、人気のYouTuberとプログラミング教育の先生によるプログラミングワークショップ。「プログラミングとは何か」を楽しく学べるイベントだ。

イベントに来場した野田聖子総務大臣は、冒頭のあいさつで、会場に集まったキッズたちに向けて「国としてプログラミング教育に力を入れていること」をアピール。プログラミングがこれからの日本に欠かせないことに触れ、日本の未来を支える子どもたちにエールを送った。

この日の特別イベントは2部構成となっており、前半はフォロワー数約40万人という人気YouTuberのちはやyts3さんとMicrosoft公認イノベーターの安藤先生によるワークショップ。プログラミングとはどんなものなのかという基礎的なものを学ぶプログラムである。後半は、人気女性YouTuber、動画クリエイターのえっちゃんと、Apple Distinguished Educatorの中村先生によるワークショップ。会場に集まったプログラミングキッズたちと一緒に、花火をテーマにプログラミングで曲作りを体験するプログラムである。

前半のプログラムは、コンピューターがない状態でもアルゴリズム(コンピューターの考え方)が学べるアンプラグドで、ちはやyts3さんと勝負していく!というもの。

今回のテーマは「わからないことは体で覚えよう」ということで、2進方の考え法を学ぶために、キッズたちは座席のシートに貼り付けられたトランプを使って「プログラミングとは何か」を体感していくことになった。

「少し難しいかな?」というちはやyts3さんの心配をよそに、プログラミング大好きキッズたちは次々と安藤先生からの挑戦をクリアしていく。「もっと難しくして!」とキッズたちからレベルを上げるリクエストが出る場面もあり、なかなか頼もしい姿を見ることができた。

後半のプログラムでは、プログラミングで今日の花火大会を盛り上げることを目標に、打ち上げ花火応援歌制作に挑戦。まず最初に、プログラミングの基礎となる3つのポイントを頭に叩き込むために、「どんぐりころころ」で基礎練習。こちらもすぐに身につけてしまったキッズたち。その学習能力の高さに、動画クリエイターのえっちゃんも驚きを見せていた。

可愛いイラストや、わかりやすい説明で、会場のキッズたちとコールアンドレスポンスのようにやり取りをしながら、プログラムが進んでいく。プログラミングの魅力を伝えるために、「朝のお父さんのセリフ」を例に挙げた説明には同席していた父母の皆さんからも、笑い声がこぼれていた。プログラミングを使えば、朝からくどいセリフを言うお父さんを、要点をまとめて話すお父さんに変えられる。プログラミングで、憂鬱な朝が爽やかな朝に変わり、家族みんなが笑顔でハッピーになれるのだ。

さて。いよいよ本番へ。先生、えっちゃん、そしてキッズで役割分担をして、みんなで協力して打ち上げ花火応援歌を制作していく。実際に使用しているキッズも多くいたiosアプリ「GarageBand」を使い、見事短い時間で完成度の高い打ち上げ花火応援歌を作り上げた。

プログラミングを楽しく学びながら、短時間で達成感も得られるスペシャルなイベント。イベントの最後には、ちはやyts3さん、安藤先生、えっちゃん、中村先生が再登場し記念写真を撮影。キッズたちの表情はキラキラと輝き、達成感に満ち溢れていた。

(取材・文/タナカシノブ)

  • イープラス
  • 花火大会
  • 人気YouTuberと一緒に学ぼう!東京花火大祭×プロスタキッズ特別イベント、楽しく学べる「プログラミングワークショップ」が開催