林翔太(ジャニーズJr.)がピアノ&タップに挑戦、ブロードウェイ・ミュージカル『Rodgers/Hart』
『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』会見
2018年8月14日(火)東京・DDD青山クロスシアターにてブロードウェイ・ミュージカル『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』が幕を開けた。初日前にはゲネプロと囲み会見が行われ、林翔太(ジャニーズJr.)と矢田悠祐、実咲凜音、寺西拓人(ジャニーズJr.)、樹里咲穂、そして、上演台本・訳詞・演出・振付・出演と様々な役職をこなす玉野和紀が登壇した。
本作は、『I LOVE A PIANO』に続くブロードウェイ・ショウケースの第2弾となる作品。1930年から1940年代にかけて、数々のスタンダード・ナンバーを世に送り出してきた作曲家リチャード・ロジャースと、作詞家ロレンツ・ハートの半生が、彼らの名曲とともに描かれる。
矢田悠祐、林翔太
リチャード役を務める林は、初日を迎える心境を「普段は緊張しないのですが、今回は珍しくド緊張しています」と話す。林にとって初挑戦となるピアノ演奏のシーンから舞台がスタートすることから、その場面がプレッシャーになっているようで「本番前に手が震えています。一人でスタンバイしているので、心細いんです(笑)」と語った。
ブロードウェイ・ミュージカル『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』
また、本作ではピアノだけでなく、タップや女性とのデュエットダンスにも初挑戦する林。「共演者の方々からの刺激がたくさんあるので、これから千秋楽までどんどん成長していきたいです」と林自身は謙虚に語るが、玉野は「タップも一回教えれば、つかむのが早い」、樹里は「リードするのが上手。飲み込みが早すぎて、視野が広すぎて、たまに演出家を超えてる時があります。すごい才能の持ち主だと思います」と絶賛。
これには、林は、「滝沢秀明君の舞台にずっと出させてもらっていたので、滝沢君の背中を見て育ちました。だから、自然と彼を真似て“全部把握しなくちゃ”と思えたんです」と照れたように笑った。
矢田悠祐
一方、ロレンツ役の矢田は「僕のファンの方もあまり触れたことのないような楽曲やダンスがあると思います。玉野さんが歌詞に素敵な訳をつけてくださったので、そういった本作の魅力を伝えていきたいです」と意気込む。
寺西拓人
林と同じくダンスシーンのある寺西は「以前出演させていただいた玉野さんの作品でも女性とダンスすることがあったのですが、その時は逆にリードさせてしまったんです。今回はこれじゃダメだと思って臨んだんですけど、なかなか…(笑)」と稽古場での苦労を明かした。
ブロードウェイ・ミュージカル『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』
劇中では玉野が女性に扮して、樹里や実咲とともに歌って踊るシーンがあり、この日のゲネプロでも会場に強いインパクトを残した。話題が玉野の女装姿に及ぶと、玉野は「寺西くんにしようか迷ったんですが、汚れ役は僕がやらないと!と思って(笑)」と自身が出演することになった経緯を明かす。
これに樹里が「全員、玉野さんしか見てないと思いますよ。あのシーンでは“私も、こんなにがんばってるのに”って嫉妬を感じながら歌ってます(笑)」と話すと、実咲も「綺麗なおみ足なので」と同調し、会場を笑わせた。
ブロードウェイ・ミュージカル『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』
ブロードウェイ・ミュージカル『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』
最後に林は「なかなか触れることができないような楽曲を知るいい機会になると思います。そういう楽曲をお客様にしっかりと届けて、皆さんに愛してもらえるような作品になるといいなと思っています」とアピールした。
ブロードウェイ・ミュージカル『Rodgers/Hart(ロジャース/ハート)』は、9月9日(日)までDDD青山クロスシアターにて、9月11日(火)に大阪・松下IMPホール、9月15日(土)に神奈川・やまと芸術文化ホールにて上演。
取材・文・撮影=嶋田真己
公演情報
<東京公演>
2018年8月14日(火)~9月9日(日)DDD青山クロスシアター
<大阪公演>
2018年9月11日(火)・ 12日(水)松下IMP ホール
<神奈川公演>
2018年9月15日(土)やまと芸術文化ホール メインホール
■上演台本・訳詞・演出・振付:玉野和紀
■出演:
林翔太(ジャニーズJr.) 矢田悠祐 ・ 実咲凜音
寺西拓人(ジャニーズJr.) / 樹里咲穂 ・ 玉野和紀
ピアノ・キーボード:宮崎誠
■公式サイト: https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2018/rodgers_hart/