ロン=ティボー国際音楽コンクールで實川風さんが3位入賞
實川風さんが第3位入賞
10月22日から27日にパリで行われたロン=ティボー国際音楽コンクール(マルグリット・ロン国際ピアノコンクール)で日本の實川風さんが第3位(1位なし)入賞を果たした。また、第5位には深見まどかさんが入賞した。
今年の5月から6月にかけてパリをはじめ東京やローマ、モスクワなどで予備予選が行われ選ばれた35人がコンクールに参加し、予選、セミファイナル、ファイナル(60分のソロリサイタル、協奏曲1曲の2つの課題)の3段階で審査された。實川さんはファイナルでシューマンのピアノソナタ第1番やプロコフィエフのピアノ協奏曲第1番などを演奏した。
實川さんは1989年千葉県の出身で、東京芸術大学大学院を今春卒業した。これまでに日本音楽コンクール第3位、名古屋国際音楽コンクール第1位、サザンハイランド国際ピアノコンクール第2位(オーストラリア・キャンベラ)など国内外のコンクールで優勝、入賞を果たす。また、全国各地でリサイタル活動の他、著名な弦楽器・管楽器奏者との共演も重ねるなど演奏活動も積極的に行っており今注目の若手ピアニストである。また、ヤマハアーティストラウンジのピアニストコラムのコーナーで今年の1月より月2回ブログを更新している。このブログでは知識の豊富な實川さんならではといった記事を読むことができる一方で、とても気さくな方なのだろうということも読み取れる。
もし實川さんの演奏を聴く機会があれば、聴きに行く前にこのブログを読むとまた違った楽しみ方ができるかもしれない。
ピアニストコラム:http://jp.yamaha.com/sp/products/musical-instruments/keyboards/pianist-lounge/column/