【訃報】女優・角替和枝さん(劇団東京乾電池) 享年六十四
角替和枝さん
劇団東京乾電池の女優、角替和枝(つのがえ・かずえ)さんが、10月27日午前5時ごろ都内の自宅で病死した。死因はがん。64歳だった。約1年間、闘病生活が続いていた。夫は東京乾電池を主宰する俳優の柄本明、長男は俳優の柄本佑、次男は俳優の柄本時生。現在、NHK連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインを務める女優の安藤サクラは佑の妻であり、角替さんの義娘にあたる。なお、通夜および葬儀は本人と家族の希望によりで密葬でおこなわれる。
角替さんは1954年(昭和29年)10月21日、静岡県生まれ。つかこうへい事務所を経て、40年以上に渡り劇団東京乾電池の女優として活躍してきた。2017年は演歌歌手、福田こうへい特別公演「母ちゃんの浜唄」の舞台を支え好評を博した。また劇団では、唐十郎の「秘密の花園」チェーホフの「かもめ」など若手劇団員に演出、2016年からはシニア向けのワークショップ「和枝さんのお芝居入門」を開催。2018年11月23日(金・祝)~25日(日)には東京乾電池のこども劇場と銘打ち別役実『さらっていってよ ピーターパン』を演出する予定だった。
所属事務所は(株)ノックアウト。舞台の他、映画、ドラマ、CMと多方面で活躍した。
謹んでお悔やみ申し上げます。