新井浩文×林遣都W主演で『善悪の屑』が実写映画化 殺人、暴行、強姦、残酷な復讐劇と人間ドラマの映像化にキャストらがコメント
上段左から、新井浩文、林遣都、馬場ふみか 下段左から、原作の鴨ノ目武(カモ)、島田虎信(トラ)、開成 奈々子(ナナコ) (C)2019日活
漫画『善悪の屑』が新井浩文と林遣都のW主演で実写化され、2019年に劇場公開されることが決定した。
渡邊ダイスケ氏の漫画『善悪の屑』は、古書店を営むかたわら、依頼人からの“復讐代行”を行う鴨ノ目武(カモ)と島田虎信(トラ)をめぐる物語。『ヤングキング』(少年画報社)で2014年10号から連載を開始。殺人、暴行、強姦、イジメといった凶悪な犯罪をモチーフとし、残酷な復讐劇と人間ドラマを描いて、2016年にはのコミックシーモア総合ランキング1位、music.jp週間ランキング3週連続1位獲得、Amazonランキング大賞2016上半期入賞を果たすなど、人気を博した。2016年8号からは、第二部『外道の歌』がスタート。単行本はシリーズ累計350万部を突破している。
『善悪の屑』初の実写化となる本作では、『カルト』『ある優しき殺人者の記録』といったモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)作品や、『貞子VS伽椰子』『不能犯』などで知られる白石晃士監督。脚本を白石監督と、城定秀夫氏(『ガチバン』『悦楽交差点』など)が手がける。
鴨ノ目武(カモ)を演じるのは、『松ヶ根乱射事件』や『犬猿』、『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』などの実写化映画への出演でも知られる新井浩文。島田虎信(トラ)を、『HiGH&LOW』シリーズやドラマ『おっさんずラブ』、映画『しゃぼん玉』などの林遣都が演じる。また、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』出演などで活躍する馬場ふみかがヒロイン・奈々子役で出演している。
映画化発表を受けたキャスト・監督・原作者のコメントは以下のとおり。
新井浩文
漫画を読んで思ったことは、これ実写化して大丈夫なんですかね。と素直に思いました。これから撮影に入りますが、原作の髪型に寄せるので、普段恥ずかしくないように、新しい帽子を買います。
林遣都
原作を読ませて頂き、人間誰しもに潜む怪物を呼び覚ましてしまう、ある意味恐ろしい作品といった印象でした。これから撮影がはじまりますが映画だからこそできる、やるべき作品への出演に心が踊っております。悲しみを抱えながら正気と狂気の狭間を行き来し、その瞬間を存分に味わい尽くしたいと思っております。
馬場ふみか
初めて原作を読んだ時にまず思ったのが本当に映像化できるんだろうか、と思ったほど衝撃の連続でした。今までにない残虐な、それでいて人間の愛を感じる新しい復讐劇になるはずです。復讐とは、善とは、悪とは何か?誠心誠意向き合い、撮影に臨みたいと思います。
白石晃士監督
こんな仕事を待ってました。この映画、私がやらずに誰がやります?どう考えても、やるべくしてやることになった映画です。原作の名に恥じぬよう、夢のようなキャストの皆さんとともに、思いきりブチかまします。乞うご期待!
渡邊ダイスケ(原作者)
この度、白石監督をはじめ素晴らしいキャスト、スタッフの方々に映像化をして頂く機会に恵まれました。是非、白石監督や皆さんの手で、僕が描いた原作とは一味違う「善悪の屑」を作って頂けたら幸いです。
なお、映画『善悪の屑』は12月よりクランクイン、2019年2月には完成を予定している。
『善悪の屑』は2019年全国公開。