ヨーロッパ企画のカウントダウンイベント、今年は「ヨロ企にとってのM-1」の映像イベントで
昨年の「ヨーロッパ企画カウントダウン2017→2018 in KBSホール」より。 [撮影]吉永美和子
「21」がテーマの5分の映像バトルで、熱くて愉快な年越しを。
過去の傑作『サマータイムマシン・ブルース』と、続編の新作『サマータイムマシン・ワンスモア』を2本立てで上演し、全国各地で満員御礼続きとなるなど、劇団創立20周年にふさわしい盛り上がりぶりを見せた、2018年の「ヨーロッパ企画」。その締めくくりとして、年末恒例のカウントダウンイベントを、地元京都で開催する。
毎年ゲーム対決や寸劇など、趣向を凝らした内容で楽しませてくれる、ヨロ企のカウントダウン。今年は劇団員・永野宗典いわく「僕らにとってのM-1」(劇団HP内の石田剛太の日記より)という映像イベント「ショートショートムービーフェスティバル(以下SSMF)」を、4年ぶりに開催する。
昨年の「ヨーロッパ企画カウントダウン2017→2018 in KBSホール」より。観客のリクエストに応えて、お蔵出しのコントを上演した。 [撮影]吉永美和子
全員が1つのテーマに沿って5分以内の映像作品を作り、それを観客たちが審査して順番を決めるSSMF。2004年の開催当初は内輪向けのイベントだったが、年を追うごとに水野美紀などの有名人が参戦したり、M-1ばりの予選が行われたりと、大規模かつシビアなものに。それに連れて作品のクオリティも上がり、永野宗典監督の『黄金』が「第1回デジタルショートアワード」総合グランプリを、中川晴樹監督の『恋する極道』が「那須国際短編映画祭2015」グランプリを獲得するなど、本職の映像作家も一目置く作品が誕生するほどとなっている。
今回のテーマは、2019年から劇団21周年が始まるのになぞらえて「21」。何とも漠然としたこのお題から、劇団員たちはもちろん、若い映像スタッフやゲストたちがどのような名(迷)作を作り上げるのか? お互いの感性と創造力を、容赦なくぶつけ合うバトルロワイヤル。その決着を付けるのは観客の投票なので、ぜひ平成最後のカウントダウンに、観客兼レフェリーとして参加しておいてほしい。
イベント情報
『第10回ショートショートムービーフェスティバル』
■出演:土佐和成、本多力、藤谷理子、ほか
※26:00頃終演予定。終演後に護王神社への初詣&じゃんけん大会あり(自由参加)。
■会場:KBSホール
■料金:前売3,000円 当日3,300円(1ドリンク付き/全席指定)
※未就学児入場不可。16歳未満のお客様は、20歳以上の保護者の同意書があればご入場いただけます。
■公式サイト:http://www.europe-kikaku.com/projects/countdown2019/