日本最凶の心霊スポットを映画化 清水崇監督『犬鳴村』が2020年に公開へ
(C)2020「犬鳴村」製作委員会
清水崇監督がメガホンをとる映画『犬鳴村』が2020年に公開されることが決定した。
『犬鳴村』は、「日本最凶の心霊スポット」と呼ばれる“犬鳴村”を舞台に、『呪怨』などで知られる清水崇が描くホラー映画。犬鳴村は、福岡県の旧犬鳴トンネルの先に位置するとされ、様々な噂が囁かれる“日本地図から存在が抹消された村”だという。
配給の東映によれば、インターネット上では犬鳴村について、下記のような噂が語られているという。
「霊能者が心霊番組収録中に体調不良になりTV中継がキャンセルに」
「車の同乗者がトンネル内で突然笑い出し、そのまま20年間精神病棟に入院」
「一緒に車に乗っていた猫がトンネル付近で突然おとなしくなりうずくまった」
「白い影にフロントガラスを叩かれ、残った手形がなかなか消えない」
「トンネル内で座って話していると友人の一人が足を掴まれた。後にニュースにもなる失踪事件に発展した」
「ブレーキを踏んでも止まらず、無事故無違反だった人が事故を起こした」
「故障ではなく半ドアが続き、屋根に重量のある何かの死骸のようなものが落ちてくる『ドンッ』という音が聞こえる。同乗者と確認したところ、車はへこんだりすることもなく、血などが付着することもなく綺麗な状態だった。死骸も見つからなかった」
なお、映画『犬鳴村』の英題は『HOWLING VILLAGE』に決定。先日開催された、映画の国際見本市・アメリカンフィルムマーケットではSCREENの表紙を飾り、すでに世界中の映画会社からオファーがあったという。東映株式会社国際営業部は、「これだけの反響が来ることは異例なこと」とコメント。完成前の反応について驚いたことを明かしている。
同作の紀伊宗之プロデューサーからのコメントは以下のとおり。
紀伊宗之(プロデューサー)
清水監督の最も強いテーマで勝負したいと思った。作り物でなく、軽くなく、長く続く日本固有の「何か」を。
そして「犬鳴村」にたどり着いた。
『犬鳴村』2020年ロードショー。