山本美憂は長野美香と“美人ママ対決”! ギャビ・ガルシアも参戦の『Cygames presents RIZIN.14』
山本美憂と長野美香の“美人ママ対決”が実現
『Cygames presents RIZIN.14』が12月31日(月)、さいたまスーパーアリーナで開催される。その追加対戦カードが決定した。
長野美香vs山本美憂[RIZIN 女子 MMA ルール: 5分 3R(51.0kg)]
ギャビ・ガルシアvsバーバラ・ネポムセーノ[RIZIN 女子 MMA ルール: 5分 3R(102.5kg)※肘あり]
長野美香は中京女子大学(現・至学館大学)で、1年先輩の吉田沙保里と共に鍛えてきたレスリングの本格派。大学を中退してタレント活動をしていたが、取材で訪れたジムで総合格闘技に魅了され入門。07年12月にプロデビューを果たしている。翌08年11月には『JEWELS』の旗揚げ戦に参戦し、メインイベントで石岡沙織と戦った。11年には女子プロレスの新団体「スターダム」に参加しているが、13年に結婚・出産を機に現役引退を表明をしている。
しかし、16年3月『DEEP奄美大島大会 すっとごれ!!!』のエキシビジョンマッチに参戦すると、同年6月には正式に現役復帰。今年9月の『DEEP JEWELS21』でジェット・イズミから腕十字の一本勝ちを収め、完全復活をアピールした。
一方の山本美憂はミュンヘン五輪レスリング日本代表の山本郁榮を父にもち、弟は総合格闘家の山本“KID”徳郁、妹は女子レスリング世界王者の山本聖子という一家に育つ。本人も幼少期からレスリングの英才教育を受け、13歳にして第1回全日本女子選手権で優勝。全日本4連覇を達成すると、91年には17歳で世界選手権を制しており、“女子レスリング界のカリスマ”として注目を集めた。
一度は結婚と出産で引退したものの、新たなチャレンジとしてMMAへ参戦。16年9月の『RIZIN』でシュートボクシングの絶対女王・RENAと対戦している。さらに、レスリングとMMAの技術の融合させた新たな戦闘スタイルを編み出すと、今年7月の『RIZIN.11』では石岡沙織を相手に打撃で真っ向勝負を挑んだ。グラウンドでも落ち着いて対処し、躊躇なく顔面を踏みつけるなど、MMAファイターとしての成長を見せて“闘う母”対決を制した。9月の『RIZIN.13』では、16年大晦日に黒星をつけられたアンディ・ウィンを相手にリベンジを果たしている。
今回の対戦について、長野は以下のようにコメントしている。
「この度大晦日の『RIZIN』に出場できるチャンスをいただき本当にありがとうございます! 対戦相手の山本美憂選手は私がレスリングをやっているとき、雲の上の存在でありスーパースターでした。そんな憧れの先輩と戦えることは本当に嬉しく思います。しかし、この試合はレスリングではなく総合格闘技です。総合では私の方が経験も実績も上だと思っています。私の必殺技『クロスアームレインボー』にご期待ください!」
一方の山本も以下のように話している。
「また大晦日の『RIZIN』のリングで試合ができることを大変嬉しく思います。この舞台を用意していただいた榊原代表をはじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。しっかりと1本かKOで勝利して、2018年を締めくくり、そして笑顔で家族とお正月を迎えたいと思います。ご声援よろしくお願いします」
本格派重量級対決が実現したギャビ・ガルシアvsバーバラ・ネポムセーノ
ギャビ・ガルシアvsバーバラ・ネポムセーノ戦は、重量級同士の肉弾戦が期待される。
ギャビ・ガルシアはブラジリアン柔術世界選手権をはじめとする数々の大会で優勝を飾り、「世界最強の女柔術家」と呼ばれている選手。体格を活かしたパワーに加え、繊細な技術も併せ持っており、母国ブラジルでは絶大な人気を誇る。『RIZIN』にもたびたび参戦しており、その強さはすでにお馴染みだろう。2017年12月の『RIZIN.8』では“ミスター女子プロレス”こと神取忍との対戦が決定していたが、自身の体重オーバーにより試合が中止になったのは記憶に新しい。平成最後の大晦日、久々にインパクトのある試合を見せ、存在感を示したいところだ。
一方のバーバラ・ネポムセーノは、19歳からキックボクシングを始め、ブラジリアン柔術、ボクシング、散打など多彩な格闘技を経験してきた。プロキックボクシングWGPではスーパーミドル級チャンピオンとなっている。2013年から総合格闘技への本格転向を目指してTeam Big Gへ移籍。同じブラジル人女性ファイターのギャビ・ガルシアとの対戦を熱望していた。今回はその念願が実現した形となる。
今回の対戦が決まったことについて、ギャビ・ガルシアは「この試合を2年間ずっと待ち望んでいたの。だって、バーバラはキックボクシングのヘビー級世界チャンピオンで、私の打撃の腕を試す最高の相手だもの。本当は同じブラジルの選手とは戦いたくないけど、彼女はSNSで私の悪口を言ったり、挑発を繰り返しているから、特別に試合して後悔させてあげる。そして、彼女が口だけでハートが弱いということを、日本のファンの皆さんの前で証明してあげるわ」とバーバラを挑発している。
対するバーバラ・ネポムセーノは、「初来日できる機会を頂けたことを非常に嬉しく思います。マーシャルアーツが生まれ、育まれた地で武道を理解し、リスペクトする日本のファンの方々の前で試合ができることは、私と私のチームにとって夢のようです。ギャビ選手は偉大なアスリートで柔術では数々の偉業を成し遂げています。女子MMAヘビー級の開拓者として活躍している彼女と試合ができることは、私のスキルを試す最大のチャンスであり、楽しみにでもあります。彼女にとって、私が間違いなく彼女の過去最高の対戦相手になると思います。改めてこの機会をくれたマネージャーと『RIZIN』関係者に感謝します」とギャビ・ガルシアとは対照的なコメントを寄せた。
知名度が高く、格闘技ファン以外からも注目を集めそうな“美人ママ対決”。そして、重量級の肉弾戦が期待できる“スペシャル・マッチ”。試合では女のプライドを懸けた熱き戦いを目の当たりにすることになるだろう。