俳優・玉置玲央が毎日映画コンクール新人賞を受賞 大杉漣さん最後の主演作『教誨師』で映画初出演
玉置玲央 (C)「教誨師」members
1月23日、第73回毎日映画コンクールの各賞が発表され、俳優・玉置玲央が新人賞を受賞した。
毎日映画コンクールは1946年に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、演技、作品、撮影、美術、録音など幅広い部門を設けている。選考は、映画評論家やジャーナリスト、専門家など約80人が行う。
劇団・柿喰う客のメンバーである玉置は、故・大杉漣さんの最後の主演作で、エグゼクティブプロデューサーも務めた『教誨師』での演技を評価されて受賞。映画初出演となる同作で、玉置は大量殺人を犯しながら自らを正当化し、大杉さん演じる教誨師を翻弄する死刑囚・高宮を演じている。
玉置は受賞に寄せて、「新人、と言うには些か歳を取りすぎていると思いますので恐縮ですが、そんな自分がやることはこのご恩を次から次へ贈って行くことだと思っています。もしこの受賞で『教誨師』に興味を持ってくださったなら、どうか観て欲しいです。出演者が言うのもなんですが、とても意義のある映画なので」とコメントしている。
そのほか、日本映画大賞は『万引き家族』、日本映画優秀賞は『菊とギロチン』が受賞。監督賞は『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏、男優主演賞は『きみの鳥はうたえる』の柄本佑、女優主演賞は『万引き家族』の安藤サクラ、田中絹代賞は白川和子が受賞している。
『教誨師』は公開中。4月2日にはDVDが発売される。
作品情報
映画『教誨師』 (きょうかいし)
(2018年/日本/カラー/ 114分/スタンダード(一部、ヴィスタ)/ステレオ)
出演:大杉漣 玉置玲央 烏丸せつこ 五頭岳夫 小川登/ 古舘寛治・光石研
※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記
エグゼクティブプロデューサー:大杉漣 狩野洋平 押田興将
プロデューサー:松田広子
撮影:山田達也
照明:玉川直人
録音:山本タカアキ
美術:安藤真人
監督・脚本:佐向大
製作:TOEKICK★12 ライブラリーガーデン オフィス・シロウズ
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
宣伝:マーメイドフィルム、VALERIA
公式サイト: http://kyoukaishi-movie.com/
(C)「教誨師」members
DVD
4月2日(火)リリース(セル&レンタルとも)
【セル豪華版】5,800円(税抜) 【セル通常版】3,900円(税抜)
発売:ライブラリーガーデン 販売:ハピネット