西島秀俊×西田敏行、W主演のヤクザ映画『任俠学園』公開が決定 西島「キャリアの中で大きな意味を持つ作品の一つになる」

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2019.1.25
左から、西島秀俊、西田敏行 (C)今野 敏 /(C)2019 映画「任俠学園」製作委員会

左から、西島秀俊、西田敏行 (C)今野 敏 /(C)2019 映画「任俠学園」製作委員会

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2019年秋に映画『任俠学園』が公開されることが決定した。

『任俠学園』は、今野敏氏の小説『任俠』シリーズ(中公文庫)の映画化作品。昔気質のヤクザ者(ただし、指定暴力団ではない)が、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる物語だ。2019年2月1日から、シリーズ第5弾『任俠シネマ』が、読売新聞オンラインで連載を開始している。

映画『任侠学園』で主演を務めるのは、西島秀俊西田敏行。西島は、真面目過ぎるがゆえ、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、阿岐本組(あきもとぐみ)ナンバー2の日村を演じる。また、西田は、日村やその弟分たちを、振り回しながらも、ストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組長を演じる。阿岐本組長は、経営がうまくいかなくなった仁徳京和学園高校を建て直すため、新しい理事が就任。そこへ、学校乗っ取りを図る大人たちによる罠が仕掛けられるという。

(C)今野 敏 /(C)2019 映画「任俠学園」製作委員会

(C)今野 敏 /(C)2019 映画「任俠学園」製作委員会

メガホンをとったのは、『99.9 –刑事専門弁護士-』シリーズ(TBS)や『民王』(テレビ朝日)などのドラマや、『劇場版 ATARU』で知られる木村ひさし監督。

キャスト、監督、原作者からコメントは以下のとおり。

 

西島秀俊

本作はこれまでのキャリアの中で大きな意味を持つ作品の一つになると確信しています。日村という役は今まで演じたことのない、全く新しいキャラクターです。何が正しく何が間違っているのか、誰もが迷うこんな時代だからこそ、“昔気質”の真っ直ぐ過ぎる日村のような男が新たな道を切り開いてくれるのではないでしょうか。念願の親分役、西田敏行さんの怒涛のアドリブに日々応え続けた素晴らしい共演者の皆さんのキレッキレの名演。平成から新しい時代へ変わる節目の年、笑って泣ける世直しエンターテインメントを是非劇場でお楽しみください。

 

西田敏行

この映画は今の時代にとって、とても画期的な作品になりそうでワクワクしています。本作で生きるヤクザたちが示す、「お互いを愛し合い、見つめ合い、そして理解し合う」というある種の一本筋を通すという“任俠道”は、万国共通の人々が幸せになるための一本の道だと思います。この映画が、今悩んだり、くすぶっている皆さんを勇気づけるエネルギーとなるような作品になれば嬉しいです。

 

木村ひさし(監督)

かんばんは。木村ひさしです。今では絶滅危惧作品と言える程、観る機会が減った“ヤクザ”映画。フィクションである映画の中のヤクザな人たちは悪いヤツらもいれば、義理人情に厚い、人間味のある人たちも多く描かれていました。人付き合いが薄くなった現代社会にタイムスリップしたかの様な阿岐本組が、今の世の中で何が出来るのか?楽しんでいただければと思っています。

 

今野 敏(原作)

主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていました。こうして映画にしてもらえたのは感激です。また、西島秀俊さんと西田敏行さんのダブル主演と聞き、とてもうれしく思いました。一日だけ撮影の様子を見学させていただきましたが、阿岐本親分が現場に入るだけでぴりっと緊張感が走るのが印象的でした。親分、本当に怖かった。きっと私の想像をはるかに超えた映画になると信じています。

 

映画『任俠学園』は2019年秋 全国公開。

作品情報

映画『任俠学園』
主演:西島秀俊 西田敏行
原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)
脚本:酒井雅秋
監督:木村ひさし
企画・制作プロダクション:ROBOT
幹事・配給:エイベックス・ピクチャーズ
製作:映画「任俠学園」製作委員会
(C)今野 敏 /(C)2019 映画「任俠学園」製作委員会   
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