ハンギョンと山下智久、上半身裸のワイルドな舞台裏を明かす　山下の全身剃毛？告白に驚く一幕も「スベスベでした」

1月25日（金）、映画『サイバー・ミッション』が封切られ、新宿ピカデリーで行われた初日舞台あいさつに主演のハンギョンと共演の山下智久が登壇した。

『サイバー・ミッション』は、『曹操暗殺 三国志外伝』で美術を担当したリー・ハイロンがメガホンをとる中国映画。『バイオハザードV：リトリビューション』『ボーン・アイデンティティー』などにセカンドユニット監督として参加してきたニコラス・パウエルがアクション監督を担当。凄腕ハッカーを雇ってサイバー犯罪を企てる悪の組織に、ハッカーに憧れるオタク青年が挑む姿を描く。主人公の“ホワイトハッカー”ハオミン役で、元SUPER JUNIORのハンギョンが出演。ブラックハッカーのチャオ・フェイ（ゼブラ）役で『モンガに散る』『GF*BF』のリディアン・ヴォーン、チャオ・フェイのパートナー＝スー・イー役でリー・ユエン、サイバーテロリストのボス役で山下智久が共演している。

主演のハンギョンは、今回が約10年ぶりの来日。「久しぶりの日本で、このように自分の作品を皆さんとシェアできて嬉しい。山下智久さんとはいい友人となり、今後もさらにいい作品を作って日本の皆さんに観てほしい」と再タッグに意欲をみせた。

本作で海外進出を果たした山下は、「大学時代に中国語を勉強していたこともあり、いつか中国作品に出たいと思っていたので、オファーは嬉しかった」と感慨深げ。さらに、「初めての海外作品の撮影は毎日が新鮮。言葉の壁もある中で、作品を完成させるという一つの目標に向けて全員で頑張れたのは何よりの経験」と喜びを語った。

ハンギョンが「山下さんは口数の少ないクールでハンサムな人というイメージだった。でも時間が経つにつれて優しい人に変わって、とてもコミュニケーションがしやすくなった」と初共演の印象を明かせば、山下も「初めてお会いした時は僕も緊張した。でも撮影という時間が仲を深めてくれた。中国公開時には自宅に招いてくれて、手料理を振舞ってくれた」と撮影後のエピソードを紹介。また、撮影中に仲を深めたマレーシアでの出来事にも触れ、山下は「男同士3人でジムに行ったら、トレーナーさんに『上着を脱げ！』と言われて上半身裸でトレーニングというワイルドな経験が楽しかった」と照れ笑い。ハンギョンも「最初の頃は言葉の壁もあったけれど、マレーシアでは撮影後にホテルのバーで一緒にお酒を飲んだりしたね」と懐かしそうに回想した。

悪役を演じた際の役作りについて聞かれた山下は、「体重を6キロ減量し、体毛も剃って、少しでも気持ちの悪い感じが出せないかと。そういう本編には映らない、見えない努力をしました」と告白。ハンギョンが「それは知らなかった！ホントに!?」と驚くと、山下はすね毛を剃るジェスチャーを交えて「自分で剃ったんですよ、現場で」と詳細に明かす。さらに、司会が「全身の毛を剃ったということ？」と聞くと、「そういうことにしておきましょう！スベスベでした」とぶっちゃけて会場を驚かせた。

また、見どころとなるアクションについて、ハンギョンは「アクション監督がクレイジーな人でスタントマンはほぼゼロ。ビルの3階、8階から飛び降りた。撮影後は全身あざだらけ。でもリアルなシーンを届けたいと思った」と述懐。山下も「アクションは大変でした。全治2週間の怪我をほぼお互いにしていたし、命がけ」と熱演を振り返る。一方で「道路を封鎖しての撮影など、日本では経験できないようなダイナミックな撮影に関わることができた」と貴重な体験に感謝していた。山下は中国映画独特の撮影体験にもコメント。「スケジュールが直前で変わるのは当たり前。撮影に合わせて英語と中国語のセリフを覚え直すのが大変だった」と苦労を明かしつつ、「語学の先生に必死に教わりながら挑戦できたのは楽しかった」「初めての挑戦だらけで不安もあったけれど、日本で公開初日を迎えられて嬉しい」と声を弾ませた。

ハンギョンは「日本公開が嬉しい。沢山の皆さんに観てもらい、気に入ってもらえれば。山下さんをはじめ、スタッフ全員が全力で作った作品ですから」と、日本でのヒットを期待していた。

『サイバー・ミッション』は公開中。