『Eurochocolate in Osaka 2019』日本初開催となるヨーロッパ最大級のチョコレートの祭典をSPICEがレポート
2月1日(金)から2月14日(木)の14日間にわたり、大阪・堂島リバーフォーラムにて『Eurochocolate in Osaka 2019』が開催される。「Eurochocolate」は、イタリアのペルージャで毎年秋に開催され、100万人を動員するヨーロッパ最大級のチョコレートの祭典。昨年25周年を迎えたこの歴史あるイベントが日本初上陸する。開催期間中は、数100種類のイタリアのチョコレートと日本国内有数のチョコレートが、堂島リバーフォーラムに大集結!
チョコレート好きのみならず各方面から注目が集まる中、開催に先立ち、1月31日、レセプションパーティが開催された。甘いもの好きのSPICE編集部もいざ潜入!
Eurochocolate代表・Eugenio Guarducci氏、ウンブリア州観光促進部部長・Mauro Morosetti氏、Eurochocolate in Osaka 2019実行委員会・株式会社CRGホールディングス代表取締役・古澤孝氏、Eurochocolate in Osakaサポーター・愛沢えみりさん、俳優の小川翔さんが登壇し、全員で、「Congratulazioni!」(イタリア語で「おめでとう」)を唱和し、華やかにテープカットが行われた。
その後、イタリア・トリノ出身であるFM802 DJの野村雅夫氏司会で、記者会見が行われた。
EurochocolateオーナーのEugenio Guarducci氏は、「チョコレートはイタリアの文化のひとつです。今回は、北部のトリノ、中部のペルージャ、南部のシチリアのチョコレートをご紹介します。本場イタリアで10月に行われるフェスティバルでは、この3つの都市以外にもたくさんのチョコレートが登場します。チョコレートの試食以外にもたくさんの体験ができますよ。ぜひ一度イタリアにもいらっしゃってくださいね」と挨拶。
ウンブリア州がスポンサーとなっている理由について、Mauro Morosetti氏は「このフェスティバルは、ウンブリア州にある都市ペルージャで行われています。日本のみなさんにもウンブリア州の魅力を知っていただく機会になれば」とアピール。会場内には、ウンブリア州を紹介するブースやパンフレットも用意されているとのこと。さらに、Eurochocolate in Osaka 2019実行委員会・株式会社ジョブズ・西岡大輔氏は、「私は、2017年にイタリアで本場のイベントを実際に体験し、その雰囲気に魅了されました。日本では珍しい量り売りなど、本場さながらにダイナミックにチョコレートを楽しんでいただけます。女性だけではなく男性も楽しめるイベントです」と今回のイベントの見どころをアピール。チョコレートアドバイザーの齊藤奈津子さんからは、イタリアの各地方のチョコレートの特徴や伝統的製法についての解説、職人の想いなどが紹介され、集まった報道陣もイタリアのチョコレート文化の奥深さに興味深く聴き入っていた。
いよいよ実際にブースをまわって、日本初上陸となるイタリアのチョコレート工房13メーカーから気になるブースをチェック!
本場の開催地であるウンブリア州ペルージャの先進的チョコレートファクトリー「BE WELL」は、「美味しくて体にいいチョコレート」を追及した今最も注目すべき新進ブランド。グルテンフリーや非加熱製法のローチョコレートなど、ヘルシーなチョコレートに注目が集まっている。美味しくて健康になれるなんて最高!陽気な店員さんがハンマーで割って量り売りしてくれるのも楽しい。
「BE WELL」
「BE WELL」
北部のトリノからは、地元のケーキ屋さんが立ちあげた新ブランド「TOCIOK」。世界中の小さな農園のカカオを使い、レシチンやパーム油を使わずに美味しいチョコレートを作っている。特にチョコレートとジャンドゥーヤが3層になっている「クレミーノ」は、香り豊かで幸せな口溶けが楽しめる人気の逸品。
「TOCIOK」
「TOCIOK」
イタリア三大チョコレートの街として知られるシチリア島・モディカの「DON PUGLISI」。地元の女性たちの手作業により、アステカ帝国時代からの伝統製法にて、ひとつひとつ丁寧に作られている。ジャリジャリした初めての食感に驚くこと間違いなし。カカオバターを使用せずに砂糖と香辛料のみで作られるチョコレートは、「素朴なカカオの味わいが楽しめるんです」と802DJ・野村雅夫氏も大絶賛!野村氏は自分用にプレーンとピスタチオを購入したそう!
「DON PUGLISI」
「DON PUGLISI」
個性的なチョコレートもたくさん。「Eurochocolate」の公式ブランドである「COSTRUTTORI DI DOLCEZZE」の商品は、チョコレートを削って楽しむミルや、チョコレートでできたハイヒールなど遊び心と独創性をテーマに、好奇心をそそるデザインが目をひく。見ているだけでも楽しい!
「COSTRUTTORI DI DOLCEZZE」
「COSTRUTTORI DI DOLCEZZE」
「COSTRUTTORI DI DOLCEZZE」
カフェエリアには、本場イタリアで味わえるホットチョコレートを3種ご用意。口どけのよいクリームを加えたクリーミーホットチョコレートや体がポカポカになるスパイシーチョコレートのほかにホットサングリアも用意する。
会場内には、ウンブリア州を紹介するエリアも。豊かな自然が育むチョコレートの魅力に触れ、ぜひ本場のイベントにも足を運びたくなる。
会場内には、ラッピングエリアも用意され、オフィシャルグッズ売り場には、ギフトボックスも用意されているので、チョコレートをプレゼント用にその場でラッピングすることも可能。
会場内にはかわいいチョコレートハウスも。インスタ映えな写真を撮りたくなる!
海外のマルシェのような活気あふれる雰囲気の中、ついつい買いすぎてしまいそう!
鮮やかな色彩と海外ならではのパッケージはもちろん、健康志向で体に優しく美味しいチョコレートの数々はこの機会でしか味わえないものばかり。気になるチョコレートは試食しながら、バレンタインのプレゼントを選ぶもよし、自分用に買うもよし。甘い香りに酔いしれて存分にチョコレートの祭典を楽しんでみては?
取材・文=岡田あさみ 撮影=高村直希