地球で最も人間を殺している生物とは?シンセ番長・齋藤久師が送る愛と狂気の大人気コラム第四十四沼(だいよんじゅうよんしょう) 『殺人虫から身を守れ!沼』

2019.3.25
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「welcome to THE沼!」

沼。

皆さんはこの言葉にどのようなイメージをお持ちだろうか?

私の中の沼といえば、足を取られたら、底なしの泥の深みへゆっくりとゆっくりと引きずり込まれ、抵抗すればするほど強く深くなすすべもなく、息をしたまま意識を抹消されるという恐怖のイメージだ。

一方、ある物事に心奪われ、取り憑かれたようにはまり込み、その世界にどっぷりと溺れること

という言葉で比喩される。

底なしの「収集」が愛と快感というある種の麻痺を伴い増幅する。

これは病か苦行か、あるいは究極の癒しなのか。

毒のスパイスをたっぷり含んだあらゆる世界の「沼」をご紹介しよう。

第四十四沼(だいよんじゅうよんしょう) 『殺人虫から身を守れ!沼』

いよいよ本格的に春が到来し、自然界でも動植物が活発に動き出す。

山や川も躍動的に暖かい季節の到来を見せてくれる。

 

そんな時に家にこもっているのはなんとももったいない。

是非みなさんもキャンプやハイキングに出かけて、肌で自然を感じてほしい。

 

我が家でも昨年からはじまった「庭キャンプ」を今年も実践しようと思っているところだ。

https://www.digimonostation.jp/0000153309/

 

去年も100日以上を自宅の庭で過ごし、様々な出来事や出会いがあり思い出深い年となった。

虫の凶暴さたるやサメよりもひどい!

庭キャンプをしていて、一番大変だった事は「虫対策」だ。

下記の図をみてほしい。

これは、地球で最も人間を殺している生物がなんたるかを示している。

なんと驚く事に、堂々と第一位を飾るのは「蚊」だ。

 

もう一度言う。

「蚊」

だ。

 

この蚊は、実に年間75万人もの人間を殺している。

一方で、凶暴で人喰いのイメージの強い「鮫」は4人。。。。。。

 

蚊は繁殖能力の高さと、病原菌を媒介する事に非常にたけているという事がわかるだろう。

 

日本でも数年前から、甚大な蚊の被害がニュースでとりあげられている。

そこで我が家ではキャンプの際、また日常においても「蚊」などの毒性生物に対し、危機管理をしっかりととっている。

 

毒生物から身を守るグッズ1、森林香

まずは、林業のプロの方が使用している「森林香」という蚊取り線香を使用している。

これは強烈で、去年テント生活している際にただの一度も蚊に刺されたことがない程だ。

この森林香は携行性も抜群で、もちろん釣りに出かける時にもマストアイテムとなっている。

様々な蚊よけ具を試してみたが、いまだにこの森林香に勝るものを私は知らない。

毒生物から身を守るグッズ2、ポイズンリムーバー

次に、万が一「蚊」にさされた際に用意しているものが2つある。

ひとつはポイズンリムーバーだ。

このポイズンリムーバーは毒性生物の種類により、吸引口が4つ用意されている。

蚊、蛇、サソリ、蜂など、刺し方が様々異なるため、さされた傷口の形にあった吸引口を取り付けるというすぐれものだ。

そしてもうひとつが、銘柄は明かせないが、強力かゆみ止めだ。

これはフライ用のランヤードに常にぶら下げてあり、万が一に備えている。

物を忘れることから守るグッズ、ゴーツェン

このランヤードをもう少し詳しく説明しよう。

渓流などでフライフィッシングをするフィッシャーマンのためにつくられたこのゴーツェン ランヤード。

流れの激しい場所で釣りをする際、片手で必要なものをすぐに使える優れたデザインがなされている。

 

信じられないかもしれないが、私はこのランヤードを日常から使用している。

つまり、スタジオに行ったり、ライブに行く時にも装着しているのだ。

 

忘れ物のひどい私は、出先で必ず何かを無くして帰ってくる。

そのため、このランヤードには「携帯電話」「タバコ」「ライター」「財布」「鍵」「携帯灰皿」「バードコール」「非常事態用の笛」「シャボン玉」「魔除けのスカル」「鉗子(かんし)」「ピルケース」などなど、私にとって必要な物が全てぶら下がっているのだ。

 

本来、釣りに使用されるはずのランヤードが、こうして日常でつかわれているとは製作者も考えたこともないだろう。

 

あるとき、ウチの奥さんがヨーロッパツアーで携帯電話の盗難にあった。

そして同じ年、今度はアジアで携帯電話が盗まれた。

 

流石にアホすぎると思い、私は奥さん用にゴーツェンのランヤードをプレゼントした。

 

そして海外ツアーに出かけた。

 

旅先から最終日に「今回はランヤードのおかげで、携帯電話盗まれないで済んだよ!」と喜びの連絡をくれた。

 

妻の帰国日、私は冨田勲先生の追悼記念コンサートでの演奏があった。

空港から直接会場へ来るという妻。

国際フォーラムの楽屋へはさまざまなセキュリティーがあるので、必ず電話をするように、と妻には伝えていた。

しかしいつまでたっても妻からの連絡が無く心配していると、公衆電話から電話がかかってきた。

「SIM」を落としたという。

完全にアホだ。

その模様はこちらに詳しく書かれている↓

https://spice.eplus.jp/articles/214511

 

毒生物から身を守るグッズ3、Hunterの長靴

また、蚊以外にも外は危険でいっぱいだ。

だから草むらに入る時はもちろんのこと、雨が降っていない日も私は長靴を履いている。

よく人に聞かれる。

「久師さんって、なんでいつも長靴を履いているのですか?」と。

それはもちろん、蛇にかまれないために決まっている。

コレは親に感謝しなくてはいけないのだが、私は足の匂いが一切しない。

だからこそ、一年中長靴を履いていられる。

いまでこそHUNTERの長靴を街でよく見かけるが、私は10数年まえから

HUNTERを日常的に履いて白い目でみられてきた。

これも危機管理のひとつだ。

 

蚊は悪意があって人を刺すのではない。

もういちど上図を見てほしい。蚊の次に人間を殺しているのが、、、人間だ。

実に年間47万5千人もの人を人が殺している。

意図して殺してる。

最も恐ろしい生き物、人間。

 

君も毒生物から身を守る沼に入ってみないか??

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