GLAY北海道新幹線ソング試聴会で「北海道のために音楽でできることを」
GLAY(撮影:原田直樹)
GLAYが2016年1月にリリースするニューシングルの最速先行試聴会が、本日11月19日に北海道・道新ホールにて開催された。
シングルのタイトルは「G4・IV」、発売日は2016年1月27日に決定。TAKURO(G)が作詞作曲を手がけた北海道新幹線開業イメージソングの「Supernova Express 2016」や、TERU(Vo)作詞作曲で現在テレビアニメ「ダイヤのA -SECOND SEASON-」のオープニングテーマとしてオンエア中の「空が青空であるために」など、メンバーそれぞれが手がけた楽曲4曲を収録する。本日の試聴会には応募総数3500通の難関を突破したAIR-G' FMリスナー300組600名が招待され、初披露の楽曲やメンバーのトークを楽しんだ。
試聴会開催前にはTAKUROとHISASHI(G)が報道陣の囲み取材に応えた。2人は今回のイメージソング制作に至る経緯や制作の過程を語った。北海道新幹線開業に対する思いについて、TAKUROは「これまで行政とがっちり組んでコンサートを作ってきて『地元の人と話し合って丁寧に企画していけば、音楽の体験以上に深い体験をしてもらえるんじゃないか』と思うようになりました。今後は新幹線も加わるので、さらに北海道の素晴らしさや魅力を伝えていきたいです」と熱弁。HISASHIも「東北から北海道に直行するとか、アーティストのツアーの切り方や意識も変わってくるかもしれませんね。さらに各地が身近になると思います」と語った。
試聴会イベント開始前には、この日のMCを務める予定だったAIR-G'のパーソナリティ・北川久仁子が喉のトラブルのため、ピンチヒッターとして別の司会者を迎えたことを説明した。彼女の呼び込みで登場したのは、北海道新幹線開業のテレビCMにも出演している鈴井貴之。突然の鈴井の登場に、観客は大興奮となった。
まずはシングルの収録曲4曲を、スクリーンに流れる歌詞とともに観客が試聴する。その後メンバー4人が大歓声に迎えられてステージに登場し、鈴井の進行で各曲にまつわるトークが始まった。
HISASHIが作詞作曲を手がけた1曲目「彼女はゾンビ」は、タイトルどおりに正体がゾンビだった恋人について歌うソリッドなロックチューン。作者のHISASHIはこの曲について「実は彼氏彼女がゾンビだった……というのは皆さん経験があると思いますけど(笑)」ととぼけつつ、「今までいろいろなメッセージを込めた曲が多かったので、次は超フィクションの世界にしようと」と狙いを明かす。さらにこの曲のドラムをHISASHIと同じACE OF SPADESのメンバー・宮上元克が叩いていることも語り、「“HALF OF SPADES”って呼んでるんです(笑)」と笑わせた。
2曲目「Scoop」はJIRO(B)が作曲を、TAKUROが作詞を担当した骨太のナンバー。ドラマーはクハラカズユキ(The Birthday)が務めている。JIROは「昔からあったけどなかなか表舞台に出なくて。どっちかというとTHE PREDATORSっぽい曲だから、あっちに持って行こうと思っていたらTAKUROに『それはちょっと困るな』って言われたんです(笑)」と裏話を明かした。ちなみにこの曲の仮歌詞はGLAYの過去曲のタイトルをひたすら言っていくものだったとのことで、TAKUROが「ちゃんとした歌詞に変換するのが大変でした。あまりにも感情を込めて歌う男がいまして(笑)、これ以上のハマりがあるのか!? と」とTERUのほうを見ながら語ると、TERUは「どんな歌詞もいい曲にしますから!」と自信満々に答えた。
GLAYにとって「ダイヤのA」3回目のオープニングテーマをとなった「空が青空であるために」についてTERUは「1回目は曲を聴いたスタッフの方が『これを主題歌に』と言ってくださって、2回目は『GLAYにお願いします』というお話で。3回目の今回はついに『TERUさんにお願いします』と名指していただきました(笑)」と、過去2曲の作詞作曲を手がけてきた成果をうれしそうに話す。そして「自分が好きなものを詰め込んだ曲です」と、イントロの沖縄民謡の雰囲気を取り入れたメロディ、タイトルにも含まれる「青空」という言葉などについて語った。
最後に取り上げられたのは「Supernova Express 2016」。北海道新幹線開業記念イメージソングをGLAYが手がけた経緯についてTAKUROは「正式にお話をいただいたのは去年ぐらいですけど、もともと『そういうチャンスがあればGLAYに』と各所にグイグイ言っていたんです(笑)」と自ら逆オファーをかけていたことを明かした。そして候補となる曲をいくつか書いた中で、HISASHIが曲を選んでアレンジ。このアレンジを聴いた瞬間に「これしかない」と曲を決めたことを語った。
HISASHIは「開業イメージソングなので、イントロのギターのフレーズはファンファーレをイメージしています」と説明。さらにTAKUROは「ゴダイゴの『THE GALAXY EXPRESS 999』、松任谷由実さんの『シンデレラ・エクスプレス』に続く、日本3大エクスプレスソングです!(笑)」とアピールし、観客を笑わせた。この「Supernova Express 2016」のミュージックビデオはモエレ沼公園など、北海道の各地で650人のエキストラやファンとともに撮影したとのこと。空撮も交えて行われたという撮影についてHISASHIが「(空撮は)いつ以来ですか? 『BELOVED』以来ですかね」と振り返ると、TERUは「ついこうやっちゃうんだよね(笑)」と両手を広げてみせた。
最後にTAKUROは「新幹線は人を運ぶだけではなく、新しい経済圏を作ったり各地の文化を伝える役割を持っているんだと、今回の曲を通じて知ることができました。微力ではありますが、僕らも北海道の発展のために音楽でできることを続けてやっていきたいです」と語った。さらに終演後には2016年1月よりスタートする全国ホールツアー「GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2016 "Supernova"」の追加公演開催も発表。この追加公演は4月21、23、24日に東京・日本武道館にて行われる。
なお、このシングル「G4・IV」」を明日11月20日23:59までに通販サイト「G-DIRECT」で予約すると、早期予約特典として卓上カレンダーがプレゼントされる。手に入れたいファンはぜひ予約しておこう。
GLAY「G4・IV」
01. 彼女はゾンビ(作詞・作曲:HISASHI)
02. Scoop(作詞:TAKURO / 作曲:JIRO)
03. Supernova Express 2016(作詞・作曲:TAKURO)
04. 空が青空であるために(作詞・作曲:TERU)
GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2016 "Supernova"
2016年1月28日(木)大阪府 オリックス劇場
2016年1月29日(金)大阪府 オリックス劇場
2016年2月1日(月)山口県 周南市文化会館
2016年2月3日(水)広島県 ふくやま芸術文化ホール・リーデンローズ
2016年2月8日(月)山梨県 コラニー文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
2016年2月10日(水)群馬県 ベイシア文化ホール
2016年2月12日(金)神奈川県 よこすか芸術劇場
2016年2月13日(土)神奈川県 よこすか芸術劇場
2016年2月17日(水)宮城県 仙台サンプラザホール
2016年2月18日(木)宮城県 仙台サンプラザホール
2016年2月25日(木)富山県 オーバード・ホール
2016年2月27日(土)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2016年2月28日(日)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2016年3月3日(木)京都府 ロームシアター京都
2016年3月4日(金)京都府 ロームシアター京都
2016年3月7日(月)北海道 ニトリ文化ホール
2016年3月8日(火)北海道 ニトリ文化ホール
2016年3月13日(日)福島県 會津風雅堂
2016年3月15日(火)新潟県 新潟県民会館
2016年3月16日(水)新潟県 新潟県民会館
2016年3月20日(日・祝)高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
2016年3月21日(月・祝)香川県 アルファあなぶきホール
2016年3月26日(土)福岡県 福岡サンパレス
2016年3月27日(日)福岡県 福岡サンパレス
2016年3月29日(火)熊本県 熊本市民会館崇城大学市民ホール
2016年4月2日(土)沖縄県 沖縄コンベンションセンター
2016年4月21日(木)東京都 日本武道館(追加公演)
2016年4月23日(土)東京都 日本武道館(追加公演)
2016年4月24日(日)東京都 日本武道館(追加公演)