子ども向けファンタジー小説を舞台化した『二分間の冒険』が開幕 山本卓卓と百瀬朔の初日コメント&舞台写真が到着
撮影:田中亜紀
2019年8月17日(土) KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ>にて、KAATキッズ・プログラム2019『二分間の冒険』が開幕した。本公演の開幕にあたり、上演台本・演出を手掛けた山本卓卓、出演者の百瀬朔より初日コメント、舞台写真が到着した。
KAATキッズ・プログラムは、おとなだけではなく、こどもも本気で楽しめる高品質な上演しておりり、2019年度は30年にわたってこどもたちに読みつがれてきたファンタジー小説「二分間の冒険」を舞台化。物語は“たった二分間で冒険!?”という、信じられないお話。六年生の悟が校庭でふしぎな黒ネコに出合った時から始まる、「長い長い」二分間の大冒険をどう描くのか、注目の公演だ。
撮影:田中亜紀
撮影:田中亜紀
■山本卓卓 初日コメント
作品を作るたびに毎回考えることですが、お芝居って客席と作るのだな、という素朴なことに改めて思い至りました。自分としては大人にも子供にも分け隔てなく作ったつもりで、僕は前から誰でも見られる寛容な舞台、というのを作りたいと思っていたので、とても嬉しいです。
僕自身も冷笑主義だったのですが、みんなで力を合わせるとか、とかくそういうことは否定されがち。ただもう一周して考えてみると、世の中一人だと生きていけない。僕と同じような経験をした人にも観てほしいし、クサイこととか、まっすぐなことを、あきらめないでいてほしいと思います。
この作品を面白いと思ってもらえるように全力を注いできましたが、もし皆さんが観劇して否定的な意見を持ったとしても、周りの意見に流されたりせず、自分の感じたことが全て・正解だということが伝わったらいいなと思います。
撮影:田中亜紀
■百瀬朔 初日コメント
楽しみ半分・緊張半分でしたがやっと初日が明けたな、という気持ちでほっとしています。観てくれる子どもたちも、きちんと一本のお芝居として観てくれているのですが、ひとつひとつリアクションしてくれるのが新鮮で、ありがたいなと思いました。冒険やアドベンチャーはどんな人にとってもあこがれだと思います。観ている方も、そして
僕らも、この作品を通して、楽しみながら色んな体験をするとともに、考えたりできるのがこの作品の魅力かなと思います。そういった「冒険」はなかなか出来ることではないと思うので、ぜひ劇場へ足を運んでいただければ嬉しいです。
撮影:田中亜紀
本公演は8月25日(日)まで、KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ>にて上演。
公演情報
会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
上演台本・演出 山本卓卓(範宙遊泳)
アニメーション/ひらのりょう(FOGHORN)
音楽/加藤訓子
出演 百瀬朔、佐野瑞稀、下川恭平、亀上空花、小林那優、埜本幸良、青山勝
声の出演 犬山イヌコ
(全席自由席・入場整理番号付・税込)
おとな 3,500 円
こども(4 歳~高校生) 1,000 円
▼かながわ http://www.kaat.jp/
0570-015-415(10:00~18:00)
窓口:KAAT神奈川芸術劇場2F (10:00~18:00)