第31回池袋演劇祭が9月1日から開催　昨年の大賞受賞団体『劇団SHOW特急』があうるすぽっとで公演

2019年9月1日(日)～9月30日（月）の1カ月間、東京都豊島区内・近隣16会場において、池袋演劇祭が開催される。1989年から地域密着型の演劇祭として毎年実施され、今年で 31 回目を迎える。

9 月の1カ月間に豊島区および近郊で公演を行う団体が参加し、一般公募で選出された 100 名の審査員の採点により大賞をはじめとするすべての賞が決定される。豊島区が推進する「国際アート・カルチャー都市構想」の一環として、「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」を実現し、演劇・劇場文化のすそ野を広げるため開催される、地域に根差したユニークな演劇祭だ。

公募により選ばれた100名の審査員は、１人につき事務局が指定する4～5本の指定演目を鑑賞し、1～10 点で採点する。審査員には指定演目の他、任意の演目を無料もしくは割引で鑑賞できる券が配布され、また、選外となった応募者にも割引鑑賞券を配布し、より多くの方が演劇に親しむ機会を創出することを目指している。

8月23日（金）には、演劇祭参加団体がサンシャインシティアルパ B1F 噴水広場のオープンスペースで、わずか２分の持ち時間で公演をPRするCM大会が行われた。今年は 30 団体が参加し、歌やダンスを取り入れるなど工夫を凝らした CMを披露した。

大賞受賞団体は、翌年の演劇祭の招待公演として、あうるすぽっとで公演を行う。劇場の無償提供、広報面のサポートに加え、2019年度より、あうるすぽっと（公益財団法人としま未来文化財団）との共催公演として実施されている。今年は9月4日（水）から8日（日）にかけて、第30回池袋演劇祭で大賞を受賞した、劇団 SHOW 特急の公演『真田十勇伝 -令和元年-』が上演される。