『夏の魔物 in OSAKA』 原点回帰、熱狂のイベント公式レポートが到着

レポート
音楽
2019.9.8
ワッツーシゾンビ

ワッツーシゾンビ

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2018年9月1日(日)大阪・味園ユニバースでロックフェス『夏の魔物2019 in OSAKA』が開催された。今回からは主催者の成田大致による株式会社MAMONOの初主催となり、「原点回帰」のテーマ通り、2006年の立ち上げ当初の『夏の魔物』を思い出させるようなラインナップが大阪に集結した。

KING BROTHERS

KING BROTHERS

朝10時30分、KING BROTHERSのフロアライブスタートと同時に開場。西宮の狂犬、マーヤが「与えられた時間は20分!用意した曲は、2曲!」と叫び、いきなりオーディエンスのなかに飛び込んでいく。西宮の大統領、ケイゾウの「一気に頂点へと昇りつめます」という事前の宣言通り、最初からクライマックスを演出した。思えば『夏の魔物』が青森のライブハウスで始まったとき、一番最初に出演したのがKING BROTHERSだった。そして、この日、『夏の魔物』リニューアル一発目を飾ったのもKING BROTHERS。まさにリスタートにふさわしいフェスの幕開けとなった。

クリトリック・リス

クリトリック・リス

KING BROTHERSの演奏終了と同時にBステージにクリトリック・リスが登場。西宮のKING BROTHERSに対抗し「ヒガシオオサカー!」コールを巻き起こし、会場を盛り上げた。今回の「夏の魔物」はステージがA・Bに分かれており、交互にアーティストが出演。ほとんど転換時間なしで矢継ぎ早にライブが展開された。青森時代の初期の『夏の魔物』=時間がおすというイメージを払拭するかのように、この日はほとんどのプログラムがオンタイムで進行した。

バレーボウイズ

バレーボウイズ

うつみようこ

うつみようこ

この日、Bステージに登場したのは、バレーボウイズ、Sundayカミデ、奇妙礼太郎、台風クラブ、うつみようこという関西を代表するアーティストたち。どのアーティストも気合のパフォーマンスを見せたが、なかでもうつみようこはボ・ガンボスの「夢の中」、ソウル・フラワー・ユニオンの「天の生贄 ~Sacrifice~」、遠藤ミチロウの「Just Like a Boy」を披露するなど会場をおおいに沸かせた。

THE NEATBEATS

THE NEATBEATS


HUSKING-BEE

HUSKING-BEE

Aステージは同じく関西出身の赤犬、ex. 0.8秒と衝撃。の塔山忠臣とJ.M.による////虹////、THE NEATBEATSが登場。赤犬は「夏の魔物」初登場。////虹////は『夏の魔物』がライブの初お披露目。そのなかで『夏の魔物』では準レギュラー的存在のTHE NEATBEATSがロックンロールで会場をあたためた。そして結成25周年の節目を迎えたHUSKING-BEEが味園ユニバースのステージに初見参。サウンドチェックから名曲を連発し、出し惜しみなしのセットリストで会場を熱狂の渦へ。最後の「WALK」ではフロアが一体となり盛り上がった。

マーティ・フリードマン

マーティ・フリードマン


ROLLY &大槻ケンヂ ROCK‘N’ROLL SHOW

ROLLY &大槻ケンヂ ROCK‘N’ROLL SHOW

ストレートなロックンロールの饗宴がつづくなか、『夏の魔物』ならではの「変化球」も。マーティ・フリードマン、掟ポルシェ、毎年恒例の成田大致プロデュース「ROLLY &大槻ケンヂ ROCK‘N’ROLL SHOW」と会場の空気をかき回すラインナップが次々にステージへ登場。ROLLYはすかんちの名盤『恋のウルトラ大作戦』より冒頭4曲を再現し、大槻ケンヂは十数年ぶりに「あのさぁ」シングルver.を披露。そこにマーティ・フリードマンが合流し、筋肉少女帯の楽曲をコラボするという、『夏の魔物』でしか見られない光景が繰り広げられた。

曽我部恵一

曽我部恵一


三上寛

三上寛

Bステージでは、曽我部恵一、TOMOVSKY、三上寛が登場。曽我部恵一はギターの弦が切れ、最後はアカペラで「STARS」を熱唱し、感動のシーンを演出。TOMOVSKYは持ち時間でTOMOVSKYの全てを見せるかのように名曲を連発。三上寛は「夢は夜ひらく」に加川良の「教訓」をマッシュアップして披露するなど、歌力を感じるアクトが続いた。

ラフィンノーズ

ラフィンノーズ


eastern youth

eastern youth

Aステージでは今年『夏の魔物』が全力でレコメンドしている若手バンド、ステレオガールが登場。「ひとごろし」の轟音が鳴った瞬間、フロアの反応も一変。大きな爪痕を残すライブを見せてくれた。ステレオガールはin SAITAMAにも登場する。ラフィンノーズは1曲目から「GET THE GLORY」を演奏し、フロアをパンク一色に塗り替えた。eastern youthは「夏の日の午後」からスタートし、60分間にわたる熱いステージを展開した。会場には終始、ロックアンセムが鳴り響き、至福のロックンロール空間を創り上げた。

どついたるねん

どついたるねん

Bステージのトリはどついたるねん。Aステージ大トリはワッツーシゾンビという『夏の魔物』でしかありえないヘッドライナーが組まれた。とくにワッツーシゾンビの破壊力はまさに大トリにふさわしいものだった。観客はもちろん、その演奏にヒートアップしたクリトリック・リス、KING BROTHERSのマーヤ、そして観客として参加したあふりらんぽのオニが連続してクラウドサーフをするなど、今までにない興奮が味園ユニバースを包んだ。

大成功に終わった『夏の魔物 in OSAKA』だが、いよいよ今月28日、29日には初の関東2DAYSを行う。『夏の魔物 in OSAKA』に負けないような熱いパフォーマンスが繰り広げられることは必至だ。リスタートした『夏の魔物』は、今度は埼玉でどんな光景を見せてくれるのだろうか。

ワッツーシゾンビ

ワッツーシゾンビ

イベント情報

『夏の魔物2019 in SAITAMA 2DAYS』DAY1
9月28日(土)埼玉・東武動物公園
THA BLUE HERB
スチャダラパー
BAD HOP
OLEDICKFOGGY
シーナ&ロケッツ
MARIA(SIMI LAB)
梅田サイファー(R-指定 / KOPERU / ふぁんく / peko / KZ / テークエム and more)
Signals(Guitar照井利幸、Drums椎野恭一、Organ細海魚、Bassキタダマキ)
ハルカミライ
ドミコ
BIM
in-d
DOTAMA
SLANG
OGRE YOU ASSHOLE
imai(group_inou)
ステレオガール
曽我部恵一
中村一義
かせきさいだぁ with 中森泰弘(HICKSVILLE)
TOMOVSKY
SCOOBIE DO
The 5.6.7.8's
石川浩司(ex.たま)
KOKI(田中聖)
どついたるねん

キイチビール&ザ・ホーリーティッツ
ロマンポルシェ。
クリトリック・リス
ザ・ジュアンズ
 
Special Guest
手塚るみ子
3776
hy4_4yh(FUNKOT ONLY)
せのしすたぁ
アンドレザ・ジャイアントパンダ
アントーニオ本多
ゲーセンミカド
ハローキティ
 
『夏の魔物2019 in SAITAMA 2DAYS』DAY2
9月29日(日)埼玉・東武動物公園
Age Factory
戸川純
町田康
ラフィンノーズ
ハリウッドザコシショウ
TOKYO No.1 SOUL SET
////虹////(ex.0.8秒と衝撃。)
KYONO(WAGDUG FUTURISTIC UNITY / T.C.L / THE MAD CAPSULE MARKETS)
鉄アレイ
GARLICBOYS
LOW IQ 01
磯部正文(HUSKING BEE)
KENZI(アコースティック)
ニューロティカ
ROLLY×モーモールルギャバン
人間椅子
SA
ザ50回転ズ
オシリペンペンズ
友川カズキ
ザ・たこさん
GOMA meets U-zhaan
堕落モーションFOLK2(安部コウセイ×伊東真一)
ラッキーオールドサン
CRYAMY
Teenager Kick Ass
NITRODAY
betcover!!
No Buses
Johnnivan
 
Special Guest
ぁぃぁぃ
村西とおる
藤井健太郎
スーパー・ササダンゴ・マシン
KAMINOGE
ザ・リーサルウェポンズ
ジャスミン×チバニャン(レペゼン地球トラックメーカー)
しゃい(歌い手、DJ社長後輩)×ジェニファー(レぺチキ)
ゆるめるモ!×JOJO広重(非常階段)
ハローキティ
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