「来年また全国回りたい」ジュンスカ、バス運転して巡った全国ツアー終幕

レポート
音楽
2015.11.28
「JUN SKY WALKER(S) 2015 ~The Next Step~」最終公演の様子。(写真提供:アイビーレコード)

「JUN SKY WALKER(S) 2015 ~The Next Step~」最終公演の様子。(写真提供:アイビーレコード)


JUN SKY WALKER(S)のライブツアー「JUN SKY WALKER(S) 2015 ~The Next Step~」が、昨日11月27日の東京・LIQUIDROOM公演をもって幕を下ろした。

9月にスタートした今回のツアーでは、メンバーが自らバスを運転し、全国各地のライブハウスを回ってきた。最終地点となったLIQUIDROOMでは、満員のファンが4人の登場を待つ。オープニングSEが流れると場内の熱気は一気に急上昇し、ステージに上がった宮田和弥(Vo)、森純太(G)、寺岡呼人(B)、小林雅之(Dr)は声援に応えるべく冒頭から「BAD MORNING」や「歩いて行こう」などのキラーチューンを畳み掛けた。

宮田は「風見鶏」でハーモニカソロを披露し、最新のバラード曲「我儘(わがまま)」ではアコースティックギターを手にじっくりと歌を届ける。MCでは「ジュンスカ世代のファンも親子連れで来たり、子育てを終えてまた来てくれるファンが増えた。今回、全国を回ってみてまた仲間が戻ってきたって感覚だった」とツアーを振り返った。また、2016年2月に50歳の誕生日を迎える宮田は「60歳、70歳を目指してまだまだ続けて行きたい」と抱負を語り、「これからも僕らが引っ張っていくので付いて来てほしい」とファンに呼びかけた。

ライブ終盤には「いつもここにいるよ」「全部このままで」といったバンドの代表的ナンバーを連発。アンコールでは宮田がツアーの終了を惜しみつつ「今回アルバムをリリースする前からツアーで回り、アルバムの曲を演奏していった。デビュー当時の『全部このままで』を出したときの気持ちを思い出した。今回のツアーはみんなの愛をすごく受け取った。来年また全国を回りたい」と希望を語った。温かい歓声を受けた4人は、最新アルバム「BACK BAD BEAT(S)」からのナンバー「希望の詩」と、初期の楽曲「MY GENERATION」を披露。およそ2カ月におよんだツアーを華やかに締めくくった。

ジュンスカは2016年1月27日にライブDVD「JUN SKY WALKER(S)~BACK TO 1988.11.26~ 2015.9.20 LIVE AT SHIBUKOU」をリリース。この作品には今年9月に行われた東京・渋谷公会堂でのワンマンライブの模様がもれなく収録されるほか、ライブ直前のリハーサル風景などを追ったドキュメンタリー映像も収められる。

JUN SKY WALKER(S)「JUN SKY WALKER(S)~BACK TO 1988.11.26~ 2015.9.20 LIVE AT SHIBUKOU」

01. ひとつ抱きしめて
02. 夢に向かって
03. SUICIDE DAY
04. カステラ
05. BAD MORNING
06. 遠くへ行かないで
07. ガラスの街
08. I Wanna Dance
09. 翼を広げて
10. 傾いた世界
11. 声がなくなるまで
12. いつも二人で
13. 望み
14. あきらめたくない
15. だけど1人じゃいられない
16. ななしの詩
17. HEY, HEY, HEY
18. すてきな夜空
19. 全部このままで
20. カステラ (レゲエ ver.)
21. 変身
22. 明日がこなくても
23. いつもここにいるよ
24. 希望の詩
25. MY GENERATION

Disc 2:ドキュメンタリーDVD

音楽ナタリー
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