山本耕史、竜星涼らが出演　PARCO劇場 オープニングシリーズ『大地』全キャスト発表　『ショーガール』『其礼成心中』の公演詳細も決定

2020年夏、PARCO劇場オープニング・シリーズとして、三谷幸喜3作品が3カ月連続上演されることが決定しているが、このほど2020年6月20日（土）～8月8日(土)に上演される『大地』の全キャストが発表となった。

本作品は、舞台、映画、ドラマで様々な俳優へ台詞を書き下ろしてきた三谷だからこそ描けるテーマ、俳優への愛を込めて描く三谷流俳優論となっているが、すでに発表となっている大泉洋に加え、三谷の「俳優論」に挑むのは山本耕史。『おのれナポレオン』以来７年ぶりに三谷作品に登場する。そして現在放送中のテレビドラマ『同期のサクラ』での好演他、目覚ましい活躍を魅せている竜星涼、三谷幸喜が出演を熱く願っていた辻萬長※、小澤雄太、まりゑが初参加となる。（※辻は一点しんにょう）

そしてオープニング・シリーズ第一弾『ピサロ』に続き、PARCO劇場登場の栗原英雄、映画『記憶にございません！』で中井貴一演じる総理大臣の息子をナイーブに演じてみせた濱田龍臣、そして三谷作品に欠かせない藤井隆、相島一之、浅野和之が集結。あらたな顔ぶれと三谷組が一堂に介する。

また、『大地』に続いて上演される、三谷のライフワークでもある『ショーガール』と三谷文楽『其礼成心中』の公演詳細も解禁となった。

旧PARCO劇場で17年間ロングランした『ショーガール』のDNAを受け継ぎ、2014年からスタートした三谷の『ショーガール』。「いつか自分も福田さんのショーガールのような舞台を」という熱い思いと、故福田陽一郎へ最大限のリスペクトを持って、そのDNAを引き継いだ。そして新生PARCO劇場で三谷流「ちょっと小洒落た大人のコイバナ」ショーが渋谷の大人の夜を飾る。

第一部が大人のコイバナを三谷の書き下ろし脚本とともに荻野清子が作曲し、ちょっとこじゃれたショートミュージカル、第二部は華やかなショータイムとなり、誰もが聞いたことのあるポピュラーナンバーを、圧倒的な歌唱力を持つ二人が歌い上げる。

文楽の伝統と技芸を忠実に踏襲し、三谷が文楽の魅力を彼の筆と演出で自由に創作した庶民の喜劇『其礼成心中』。「ワインをデキャンティングして美酒にするように僕があらたな器になります」と自ら宣言、三谷が器となり、三谷流デキャンティングで創作された『其礼成心中』。2012年のPARCO劇場での初演以来、毎年どこかで上演されており、久々のPARCO劇場凱旋公演となる。