高橋一生の“冷静と狂気”が本多劇場を震わせる NODA・MAP 番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」)開幕コメント到着
NODA・MAP番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」/撮影:岡本隆史)
ロンドン、NY、香港、エルサレム、パリなど10カ国14都市で上演され、ゆく先々で万雷の拍手を浴び、称賛され続けてきたNODA・MAP 番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」)。2026年秋、高橋一生、二階堂ふみ、河内大和、川平慈英という新たな4人の豪華キャストによって待望の上演を迎えた。
しかも、劇場は東京・下北沢、本多劇場。
2026年3月末で東京芸術劇場の芸術監督を退任した野田秀樹が、かつて率いた「劇団 夢の遊眠社」の公演拠点だった同劇場に、実に40年ぶりに帰還した。
1982年の開場以来、東京の小劇場演劇の中心的存在である聖地・本多劇場。その386席の濃密な空間で4人の役者たちが繰り広げる『THE BEE』は、まさに2026年日本演劇界最大の“事件”以外の何物でもないだろう。
NODA・MAP番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」/撮影:岡本隆史)
幾つもの役がスイッチするスリリングな演技。“鉛筆”をはじめとする小道具ひとつひとつの“見立て”によって、過剰なまでに刺激される観客の想像力。「10秒に一度、何かが起こる」と語られる通り、息つく暇を与えない。 特に見逃せないのは、高橋一生が魅せる“冷静と狂気の絶妙なバランス”、そして本多劇場という濃密な空間だからこそ肌で感じられる生々しさだ。“生の舞台”ならではの緊張と興奮が詰まった「これぞ演劇!」という真骨頂が、なおも混沌の渦中にある現代に鋭く一針を刺す。
NODA・MAP番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」/撮影:岡本隆史)
NODA・MAP番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」/撮影:岡本隆史)
開幕にあたり、出演者4名および演出の野田秀樹からコメントが到着した。
高橋一生 コメント
何度も通し稽古をしてきたこともあって、集中してできました。井戸の狂気をどう表現していくか、実は最後まで迷っていたところがあったんですが、劇場入りしてから野田さんが言ってくれた言葉が、自分がやりかけていたことを説明してくれたように感じて、そこからはスムーズに芝居が流れるようになりました。「お金を取って地獄を見せてやる」というつもりで稽古してきたので(笑)、お客様に地獄が見えたなら嬉しいです。突発的に起きることも多く、板の上に立っている4人でなんとかしないといけない部分が大いにある作品。冷静と狂気の間を行き来きしながらやっていきたいと思います。
二階堂ふみ コメント
念願だった野田さんの舞台に立つことができて、感激しています。稽古は大変でしたけれども、カーテンコール5回というのも初めての経験で、とても嬉しかったです。もちろん、初日が開いたからといって、まったく安心はできません。新参者なので、皆様の足を引っ張らないように頑張ります。若い方にもぜひ観て欲しいなと思います。
河内大和 コメント
5年前に続いて2度目の『THE BEE』初日。通し稽古を何度もしてきたのに、やっぱりすごく緊張しました。カーテンコールで、満杯の客席でお客様がなんとも言えない顔をしていらっしゃるのが見えて、どういう感想をお持ちなのか、ぜひ聞いてみたいと改めて思いました。前回の公演を機に活動の場が大きく広がったので、プレッシャーもあるんですが、気合十分です。後半は部分的にしか出ないので、僕だけセットの後ろでお水を飲めるのが申し訳ないなと思いつつ、しっかりハミ出していこうと思います。
川平慈英 コメント
大人のお客様が大人の芝居を観て満足してくださっている――そんな手応えを感じた初日でした。僕は終盤、非常に美味しい位置で一生くんの芝居をじっと見ていられる役なので、個人的には、「来た!来た!」と思いながら、刻々と表情を変えつつどんどんパワーアップしていく一生くんを堪能しました。前回の公演から出ている僕も、負けずにまだまだ役に磨きかけていこうと思います。しっかり体調を整えて、ちゃかさず、いじらず、丁寧に。お客様に、今まで味わったことのないような感情を体験してもらえたら嬉しいです。
演出 野田秀樹 コメント
良い初日でした。新しく入った一生とふみちゃんに、バージョンアップした慈英と大和。自画自賛するわけじゃないけれど、素晴らしい芝居でした。一生の井戸は、本人は理性があると信じ続けていることが最後まで垣間見える。ふみちゃんの悲鳴も単純なものではなくて、だからこそリアリティのある生々しい『THE BEE』になっていると思います。小道具が飛び散る芝居だから、ハプニングもいろいろ起こるんだけれど、一番ハプニングを起こすのは人間の体だから、芝居も毎日違ってくる。それをこれから約1か月、ほぼ毎日観られるかと思うと、いい仕事を選んだなと思いますね(笑)。
『THE BEE』を初めて観る人にとっては、絶対に観たことのない芝居だと思うし、『THE BEE』を観たことがある人は「同じことをやっているのに、こんなに違うんだ」という演劇の体験ができると思います。ぜひ確かめに来てください。
現在、劇場にて当日券も発売中とのこと。この歴史的な目撃者となるチャンスをぜひ劇場で掴んでほしい。
公演情報
美術|堀尾幸男 照明|服部基 音響|藤本純子 映像|奥秀太郎
舞台監督|山矢 源、瀧原寿子 プロデューサー|鈴木弘之
衣裳協力|ひびのこづえ ヘアメイク協力|赤松絵利
#THEBEE
企画・製作/主催|NODA・MAP
公演に関するお問合せ|NODA・MAP 03-6802-6681(平日11時~19時)