『ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020』日本初演を含む全6作品の上演ラインアップが決定
『ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020』ビジュアル
2020年4月25日(土)~5月6日(水・祝)『ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020』が開催されることが決定、上演全ラインアップが公開された。
『ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020』は、演出家の宮城聰が芸術監督を務めるSPAC-静岡県舞台芸術センター主催、“ふじのくに(静岡県)と世界は演劇を通じてダイレクトに繋がっている”というコンセプトのもと、国内外の最先端の舞台芸術を静岡で広く体験することができるイベントだ。
宮城聰 (c)Takashi Kato
今回発表されたのは全6作品のラインアップで、日本初演となる作品が多数並ぶ。海外からは、フランスのワジディ・ムアワッド、オリヴィエ・ピィ、そしてロシアのキリル・セレブレンニコフらの話題作が決定。また宮城聰は、唐十郎の伝説的戯曲を新作野外劇として発表するという。
また、同期間中に、宮城演出 SPAC 作品『アンティゴネ』を、東京 2020 NIPPON フェスティバル共催プログラムの一環として駿府城公園で上演。同時開催のストリートシアターフェス『ストレンジシード静岡』(静岡の街に演劇・ダンスなどがあふれ出すパフォーミングアーツの祭典)にも注目だ。
各演目の上演スケジュールは、2月中旬に演劇祭2020特設サイトにて発表される。
『ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020』全ラインナップ
ー(以下4演目)会場:静岡芸術劇場ー
ワジディ・ムアワッド『空を飛べたなら』
日本初演|演劇 from パリ
Birds (C)Simon Gosselin
オリヴィエ・ピィ オリヴィエ・ピィのグリム童話『愛が勝つおはなし ~マレーヌ姫~』
日本初演|演劇 from アヴィニョン
LoveTriumphant (C)Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon
キリル・セレブレンニコフ『OUTSIDE -レン・ハンの詩に基づく』
日本初演|演劇 from モスクワ
OUTSIDE (C)Ira Polyarnaya
クリスティアヌ・ジャタヒー『終わらない旅 ~われわれのオデッセイ~』
日本初演|演劇・映画 from リオ・デ・ジャネイロ/ブリュッセル
Odyssey (C)MARCEL OLIPIANI
ー(以下2演目)会場:静岡県舞台芸術公園ー
唐十郎×宮城聰『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』
SPAC新作|演劇 from 静岡
オマール・ポラス『私のコロンビーヌ』
日本初演|演劇 from ジュネーブ/ルナン
Colombine (C)Ariane Catton Balabeau
同時開催
◆SPAC『アンティゴネ』
(東京2020 NIPPONフェスティバル共催プログラム ふじのくに野外芸術フェスタ2020静岡 宮城聰演出SPAC作品)
仏アヴィニョン演劇祭、そしてニューヨークで絶賛されたSPAC『アンティゴネ』が、静岡に凱旋!静岡市の駿府城公園に、過去最大規模の劇空間が出現。
ANTIGONE (C)Stephanie Berger/ Park Avenue Armory
◆ストリートシアターフェス『ストレンジシード静岡』
静岡の街に演劇・ダンスなどがあふれ出すパフォーミングアーツの祭典。今年も国内外から気鋭のアーティストが集まり、エリアをさらに拡大して開催。東京デスロック、柿喰う客など第一弾アーティストが発表されている。
ストレンジシード静岡2019の様子(壱劇屋/商店街ステージ)