柚希礼音主演、一人の女性の2通りの人生を描くミュージカル『イフ/ゼン』の上演が決定
ミュージカル『イフ/ゼン』
2021年1月シアタークリエにて、ミュージカル『イフ/ゼン』が上演されることが決定した。
本作はミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』でピューリッツァー賞とトニー賞を受賞したクリエイティブ・チームが制作した大ヒットブロードウェイミュージカル。映画「アナと雪の女王」のエルサ役の声優としても有名なトニー賞女優 イディナ・メンゼルが主演し、38歳のヒロイン・エリザベスの人生を二通りの選択(ベス/リズ)で交互に見せていくアメリカ版“IFもしも”ストーリーだ。
いつの時代も、また、どこの国の女性にとっても、人生最大の岐路である仕事と結婚――。どちらかを選ばざるをえなかった一人の女性の2通りの人生を、ユーモアを交えながら描いた本作は多くの観客の共感を得て、2014年トニー賞のミュージカル主演女優賞、オリジナル楽曲賞にノミネートされた。一人の女性が自分らしく生きるための選択とは何かと問いかける本ミュージカルが、待望の日本初演を迎える。
主演には、元・宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音。近年では読売演劇大賞優秀作品賞受賞のミュージカル『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』やホイットニー・ヒューストン主演の大ヒット映画をミュージカル化した『ボディガード』など、数々の話題作に主演している柚希が、主人公・エリザベス(ベス/リズ)を演じる。共演者には、平方元基、シルビア・グラブ、東山義久、廣瀬友祐、吉沢梨絵、藤田 玲、青野紗穂といった現在のミュージカル界を代表するキャスト達が集結。
そして日本版演出には、『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』『Little Women ~若草物語~』、さらに柚希礼音のone-man show Musical『LEMONADE』も手掛け高い評価を得ている演出家・小林 香が携わり、本作の世界観を深化させる。
#MeToo運動が巻き起こる今だからこそ全ての女性たちの心に届く、共感必至のドラマティックミュージカルに期待しよう。
主な登場人物
■エリザベス(ベス/リズ):柚希礼音
10年以上の結婚生活にピリオドを打ち、心機一転NYに戻ってきた都市計画家。
友人のルーカスとケイトから同時に誘いを受け、その選択によって全く別の人生を歩むことに……。
■ルーカス:平方元基
エリザベスの大学時代の友人で、地域活動家。エリザベスを自分の所属する活動団体に誘う。
■ケイト:シルビア・グラブ
エリザベスと同じアパートに暮らす隣人で、幼稚園の先生。エリザベスをギタリストの演奏を聴きに誘う。
■ステファン:東山義久
エリザベスの大学院時代の同僚。都市計画家。
■ジョシュ:廣瀬友祐
医師で在郷軍人。ある日、公園でエリザベスと出会う。
■アン:吉沢梨絵
ケイトの恋人
■デイビッド:藤田 玲
ルーカスのボーイフレンド。小児外科医。
■エレナ:青野紗穂
若き都市計画家で、エリザベスのオフィスに採用面接に来る。
10年以上の結婚生活にピリオドを打ってNYに引っ越してきたエリザベスは、ある日、自分を【ベス】と呼ぶ友人ルーカスと、【リズ】と呼ぶアパートの住人ケイトから、同時に別の誘いを受ける。
その時、ルーカスの誘いに乗った【ベス】は、シティプランナーとしての仕事を手掛け高く評価される。ある晩、妻子ある上司のステファンに好意を抱いていたベスは、思わず彼にキスをしてしまうが、すぐに自分の勘違いであると気づく。自棄になってルーカスを呼びつけたベスは勢いで一夜を過ごし、その後、妊娠が発覚する――。
もう一方のその時、ケイトの誘いに乗った【リズ】は、従軍から帰任したばかりの軍医・ジョシュと運命的な出会いをする。まもなく妊娠が発覚し二人は結婚するが、幸せもつかの間、ジョシュは再び戦争の前線に送られることになり殉職してしまう。シングルマザーになったリズは、ある日、市の都市計画公団に勤めているステファンと再会し、再びシティプランナーとして念願の仕事に参加することになる――。
仕事に生きる【ベス】と運命の人と出会った【リズ】。二人のヒロインがその先で見たものとは――。
公演情報
会場:シアタークリエ
日程:2021年2月
愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
音楽:トム・キット
脚本・歌詞:ブライアン・ヨーキー
演出:小林 香
柚希礼音
平方元基
シルビア・グラブ
東山義久
廣瀬友祐
吉沢梨絵
藤田 玲
青野紗穂