尾上松緑がオンラインで『紀尾井町家話』を生配信 第一夜は中村松江、坂東亀蔵をゲストに酒を酌み交わしながら濃密トーク 

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2020.6.3
尾上松緑

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2020年6月13日(土)Streaming+にて、歌舞伎俳優・尾上松緑がビデオ通話ツールを使ってゲストと対談、その模様をインターネットで生配信する、紀尾井町夜話特別編『紀尾井町家話 第一夜』が開催されることが決定した。

松竹演劇本部が開始したオンライン企画、歌舞伎夜話特別編『歌舞伎家話(かぶきやわ)』。第一回配信が5月29日(金)に、松本幸四郎と尾上松也の出演で上で行われ、視聴者とチャットコメントを介しての交流、そしてライブ感あふれるトークが好評を博している中、さらに趣向の違う「家話」企画が始動する。

その名も、紀尾井町夜話特別編『紀尾井町家話(きおいちょうやわ)』。2017年10月より、歌舞伎座5階・歌舞伎座ギャラリーにて開催された『紀尾井町夜話(きおいちょうやわ)』は、従来、松緑が席亭となって、観客をもてなす特別なトークイベントだ。歌舞伎についての想い、時には裏話なども交えながら話す松緑の語り口が熱烈な支持を受け、同じく歌舞伎座ギャラリーで開催される『歌舞伎夜話』とは趣向の異なるトークイベントとして回を重ねてきた人気企画となっている。

そんな『紀尾井町夜話』が、出演者それぞれの自宅からトークをお届けする『紀尾井町家話』としてオンラインで開催される。第一回は松緑と親交の深い歌舞伎俳優・中村松江坂東亀蔵をゲストに迎え、今回は『紀尾井町夜話』の隠れた名物(?!)である……お酒を酌み交わしながらの濃密なトークをお届けする。

(左から)中村松江、坂東亀蔵

(左から)中村松江、坂東亀蔵

なお、配信はイープラスの新サービス「Streaming+」を利用して行われ、は本日6月3日(水)午前10時より発売開始となる。
 

尾上松緑から『紀尾井町家話』配信についてのコメント

ーー初のオンライン配信となる「紀尾井町家話」への抱負

こんな時期だから、歌舞伎を待って下さっている皆さんに少しでも忘れられない様に、そして、喜んで貰えるのならば、定期的なペースでやって行きたいです。

ーー初回のゲスト二人について

初回は問答無用で仲のいい友人を選びましたが、これから回数が続けられれば、普段はTV等に出演しない、歌舞伎を主戦場にしている役者や関係者達をメインに御紹介して行ければ、と。

ーー今回の配信で楽しみにしていること

パソコンに完全に疎いので、YouTubeとの違いとか、どうなるか分からないんですが、視聴者の皆さんにも喜んで貰える様に意見も取り入れたいです。

ーーどんな話をしてみたいか

土曜日の夜の配信なので、酒を飲みながら、砕けた感じで話を進めて行ければいいなと思います。 

配信情報

紀尾井町夜話特別編『紀尾井町家話 第一夜』

■配信日時:2020年6月13日(土)21時開始
※配信時間は70分程度を予定
■配信場所:イープラス「Streaming+」
 
■配信内容:尾上松緑とゲストによるトーク対談
■ゲスト:中村松江、坂東亀蔵
 
:2,000円(税込) 
発売日:6月3日(水)午前10時より開始予定
 
■購入方法:「イープラス」で検索( https://eplus.jp/kioichoyawa-ppv/

出演者プロフィール

■尾上松緑(おのえ しょうろく)
1975年2月5日生まれ。初代尾上辰之助(三代目松緑)の長男。
80年1月国立劇場『山姥』の怪童丸で初お目見得。81年2月歌舞伎座『幡随長兵衛』の長松で二代目尾上左近を名乗り初舞台。91年5月歌舞伎座『対面』の五郎ほかで二代目尾上辰之助を襲名。
2002年5・6月歌舞伎座『勧進帳』の弁慶、『蘭平物狂』の蘭平ほかで四代目尾上松緑を襲名。押し出しのよい姿、卓越した身体性で、豪快な荒事やスケールの大きい時代物の大役、江戸っ子の心意気を表現する役役で確かな存在感を放つ立役。歌舞伎役者としてだけではなく、舞踊家としても祖父二世松緑や父初代辰之助の跡を継ぎ、1989年6月より藤間流家元・六世藤間勘右衞門を襲名。屋号は「音羽屋(おとわや)」。
 
■中村松江(なかむら まつえ)
1966年3月8日生まれ。中村東蔵の長男。76年4月歌舞伎座『鏡獅子』の胡蝶で初お目見得。同年11月歌舞伎座『伽羅先代萩』の鶴千代で四代目中村玉太郎を名乗り初舞台。
2006年4月歌舞伎座『関八州繋馬』の源頼平と『伊勢音頭恋寝刃』の今田万次郎で六代目中村松江を襲名。
端正で品があり、二枚目から三枚目まで芸域が広く、舞台に欠かすことができない稀有な存在。特に近年はおかしみのある役柄にも定評があり、中堅の要と言える立役。屋号は「加賀屋(かがや)」。
 
■坂東亀蔵(ばんどう かめぞう)
1978年9月16日生まれ。坂東楽善の次男。84年6月歌舞伎座『夏祭浪花鑑』の倅市松で坂東正敏の名で初お目見得。89年2月歌舞伎座『め組の喧嘩』の倅又八で初代坂東亀寿と改名。
2017年5月歌舞伎座『石切梶原』の俣野五郎などで父、兄、甥とともに襲名披露を行い、三代目坂東亀蔵を襲名。キリリとした顔立ちで口跡がよく、武骨な武士から柔らか味のある町人まで演じる得難い立役。松緑との共演も多い。屋号は「音羽屋(おとわや)」。
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