東京二期会、『スペシャル・オペラ・ガラ・コンサート「希望よ、来たれ!」』を特別開催
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指揮 沖澤のどか
2020年7月11日(土)東京文化会館 大ホールにて、東京二期会『スペシャル・オペラ・ガラ・コンサート「希望よ、来たれ!」』が特別開催されることが決定した。
本コンサートは、新型コロナウイルスの影響で今もなお不安が残る社会を音楽の力で希望の光を灯すため、東京二期会が急遽企画し、実施となった。
タイトルに含まれている「希望よ、来たれ!」とは、秋に上演予定のベートーヴェン作曲オペラ『フィデリオ』からの引用で、主人公レオノーレが歌うアリアの一節にある言葉。それは、まさに今を生きる世界中の人々の願いであり、今こそ東京二期会から発信するべきメッセージであると信じ、タイトルに入れたそうだ。
本コンサートには、る東京二期会所属のオペラ歌手が出演。『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」等のオペラの名曲のほか、7月公演『ルル』、 9月公演『フィデリオ』からの楽曲も披露される。指揮は、昨年第56回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、今年11月には東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』を指揮予定の沖澤のどかが務める。
指揮・沖澤のどか <プロフィール>
青森県出身。東京藝術大学音楽学部指揮科首席卒業。同大学院修了。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程オーケストラ指揮専攻修了。
第18回東京国際音楽コンクール〈指揮〉第1位及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞。第56回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。同時に聴衆賞及びオーケストラ賞を受賞。2012年東京都交響楽団定期演奏会にてジョン・ケージ作曲「エトセトラ2」を4人の指揮者の1人として指揮し、デビュー。これまでに、 コンツェルトハウス・ベルリン、ライプツィヒ交響楽団、東京都交響楽団、 東京フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢など多くの楽団で指揮。 オペラの分野でも活躍の場を広げ、2017年ベルリン・ドイツ・オペラにて新作オペラ『Neue Szenen』を指揮。国内では18年神奈川県民ホール『ヘンゼルとグレーテル』にて急遽代役で指揮を務めた。東京二期会では本公演に続いて2020年11月『メリー・ウィドー』で登場を予定している。
公演情報
会場:東京文化会館 大ホール
(指揮)沖澤のどか
(ソプラノ)木下美穂子、森谷真理
(メゾソプラノ)中島郁子
(テノール)城 宏憲、福井 敬
(バリトン)黒田 博
(バス)妻屋秀和
(ダンサー)中村 蓉
(管弦楽)東京交響楽団
<第1部>
ベートーヴェン オペラ『フィデリオ』序曲
ベートーヴェン オペラ『フィデリオ』より「悪者よ、 どこに急ぐのだ~希望よ、 来たれ!」
(ソプラノ:木下美穂子 *東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』レオノーレ役)
プッチーニ オペラ『トスカ』より「星は光りぬ」
(テノール:城 宏憲)
ロッシーニ オペラ『セビリャの理髪師』より「今の歌声は」
(メゾソプラノ:中島郁子)
ロッシーニ オペラ『セビリャの理髪師』より「わたしは町のなんでも屋」
(バリトン:黒田 博)
<第2部>
モーツァルト オペラ『魔笛』序曲
モーツァルト オペラ『魔笛』より「イシスとオシリスの神に感謝を」
(バス:妻屋秀和)
ベルク オペラ『ルル』より「ルルの歌」
(ソプラノ:森谷真理 *東京二期会オペラ劇場『ルル』題名役)
(ダンス:中村 蓉 *同『ルル』振付兼ダンサー)
プッチーニ オペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
(テノール:福井 敬)
指揮:沖澤のどか
管弦楽:東京交響楽団