元K-1 皇治が『RIZIN』参戦！ 「びっくりするようなカードで試合をしたい！」

元K-1ファイター・皇治の『RIZIN』参戦が決まった。

『RIZIN.22  - STARTING OVER -』が8月9日（日）、『RIZIN.23  - CALLING OVER -』が翌10日（月・祝）にぴあアリーナMM（神奈川県）で開催される。

7月19日（土）に行われた両大会の追加カードの発表の席で、榊原信行CEOが「新たにRIZINに参戦してくれる選手を発表します」と皇治を紹介。『RIZIN.22』『RIZIN.23』の翌週に大阪での大会を予定しており、その大会で「メインカードとして出場を予定していた選手」として呼ばれたのが皇治だったというわけだ。

派手な格子状のスーツ、サングラス、スーツケースと、まるで“移動時の姿”で会見場に登場した皇治。「あれ、旅行先間違えたかな？ これK-1じゃない……これ何の会見ですか？」と報道陣を笑わせると、榊原CEOも笑顔で皇治を迎え入れる。

「K-1からの贈り物です」と自身が表紙を飾ったK-1のオフィシャルマガジンを手渡す皇治。それに榊原CEOが「皇治選手が一番輝いていた試合」と返すなど、和やかな雰囲気で会見は始まった。

「なぜ自分がここ（会見場）に来たかと言うと、以前よりK-1選手としてここRIZINに出たいと話してきた。でもルールというものがあって、31歳ですが最後のチャレンジと思って、大切な居場所を失い違約金を払って出てきた。愛するK-1を抜けてなぜこういうことをしたかと言うと、それはファンと約束したから。何よりも大切なファンに、新しい景色を見せると約束した。漢は言ったことを貫こうと思い、ここへ来た」（皇治）

「もう一つは武尊と那須川天心。ファンが本当に望んでいるカードはそれだと思う。天心も武尊もすごく尊敬している、すごくリスペクトしている。でもあいつらの人生は1回しかないので後悔してほしくない。今のままではおじいちゃんになったときに『あの時やっていればよかった』と絶対に後悔する。あの二人はファンの前でずっと『やる』と公言しているので、必ずやって欲しい。自分はそれの何かちょっとでも力になれば光栄かなと思う」（皇治）

皇治が「…ということを喋りに来ただけです。俺は闘わなくていいんで……」と言うと、榊原CEOが明るいキャラで男気あふれる選手であることを讃えつつ、「8月のメインかセミで出て欲しい」と皇治への超緊急オファーが飛び出した。

実は『RIZIN.22』『RIZIN.23』で那須川天心にオファーをしていたが、拳を痛め全治6週間のため出場できなくなったという。

このオファーに皇治は、「ちょっと拳の調子が悪くて、多分7週間くらいかかる……というのは冗談で、盛り上がるカードがあるなら」と回答。榊原CEOが「RIZINのリスタートとなる今大会を、ぜひ一緒に盛り上げてほしい」と再度口説くと、皇治は「自分らが盛り上げなアカンと思うので、俺は俺なりに盛り上げたい。みんなで日本を元気にしましょう」とオファーに応える姿勢を見せた。

これで皇治のRIZIN参戦が決定。「皇治軍団とともにRIZINのリングで盛り上げて、共に闘って、共に進んで行きたいと思っているので、めちゃくちゃ応援してくれたら嬉しい。RIZINのリングではびっくりするようなカードで試合をしたいと思うので、榊原さんお願いします」と対戦カードに期待を滲ませた。

出場大会、対戦カードは今後の発表になるが、「びっくりするようなカード」になるのは間違いない。K-1スターの参戦で、『RIZIN.22』『RIZIN.23』がますます楽しみになった。