歌舞伎座が5ヶ月ぶりに再開 松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助の劇場応援コメントが到着
松本幸四郎
2020年8月1日(土)、2月公演の千穐楽以来、しばらく公演を見合わせていた歌舞伎座の幕が5ヶ月ぶりに開く。四部制、各部一演目で幕間なしという初の試みを行う本公演では、客席数も減らし、感染防止のために万全を期して、演者と観客の安全を第一に努めていく。
このたび歌舞伎座再開にあたり、『八月花形歌舞伎』に出演する、松本幸四郎・市川猿之助・片岡愛之助・中村勘九郎・中村七之助から、再開する劇場に向けて、応援と喜びを語るコメント映像が到着した。
松本幸四郎は「ついにこの日がきたという想いで幸せです。またそれを務める責任というものが大きなものだと感じ、幸せと緊張の両方がマックスという感じです。皆様には歌舞伎というファンタジーの世界に飛び込んで頂きたいと思っています。」と歌舞伎座での公演が再開される喜びを熱くコメント。
市川猿之助は、「我々もそうですが、お客様も不安だと思います。しかし、歌舞伎座は万全を期して勤めておりますので、どうかご安心なさって、最大限の注意を払って最大限の喜びを味わいに、劇場に来て頂きたいと思っております。」、自分の中で歌舞伎のない人生は考えられないと語る片岡愛之助は「歌舞伎座は非常に安全・安心でございます。最善の努力と安全を心がけてやらせて頂きます。僕たちはお客様が神様でございます。今後の歌舞伎を見据えてぜひご参加くださいませ。」と、劇場の安全性と来場される観客へ呼びかけた。
中村勘九郎は「生の魅力、生のパワーというものを感じ取れる場所が劇場だと思っています。歌舞伎座は歌舞伎役者にとりまして聖地でございます。先人たちの思いがこもった劇場ですので、ここで芝居ができることを大変嬉しく思っています。」、中村七之助は「歌舞伎を観たことがない方々には難しいものだとか、遠い存在だなと思われるのですが、いちばん歌舞伎はお客様があって舞台が成立するといっても過言ではありません。江戸の歌舞伎が元となり、芯に演劇があるというところが一番の魅力です。」と、劇場で観る魅力を語ると共に、再開にあたり劇場への感謝の気持ちを語った。
応援コメント映像