ブス会*「女のみち」シリーズ最新作が本多劇場にて上演決定 配信上映会&トークイベントも開催
(左から)内田慈、もたい陽子、高野ゆらこ、尾倉ケント
2020年10月1日(木)~2日(金)下北沢 本多劇場において、ブス会*『女のみち2020〜アンダーコロナの女たち〜』が上演される。
ペヤンヌマキが主宰する演劇ユニット・ブス会*の代表作であり、現代を生きるAV女優たちの姿を描いた「女のみち」シリーズの新作となり、明後日公演「asatte FORCE」の企画のトップバッターを飾る。脚本・演出はペヤンヌマキが手掛け、内田慈、もたい陽子、高野ゆらこ、尾倉ケントが出演する。
内田慈
もたい陽子
高野ゆらこ
尾倉ケント
本作は、今年7月に「テレ東無観客フェス2020」で上演を配信し、話題を呼んだ『女のみち特別編~アンダーコロナの女たち~』を本多劇場版の演出でバージョンアップし、劇場に観客を迎える2日間限りのスペシャル上演となる。また10月2日(金)の夜公演は生配信も実施する。アフタートークには中井美穂、安藤玉恵、鈴木砂羽と豪華なゲスト陣の登壇も決定している。
物語の舞台は緊急事態宣言が明けた後、久しぶりに行われるAV撮影の控室。外出自粛でうっぷんが溜まりまくった女たちは怒涛のようにしゃべりまくるのだが、コロナ厳戒態勢下で行われるAV撮影はいったいどうなるのか…。
また、公演に先駆け、阿佐ヶ谷ロフトAにて『女のみち2012再演』の配信・上映会&トークイベントの開催も決定した。ゲスト登壇者には「テレ東無観客フェス2020」で『女のみち特別編~アンダーコロナの女たち』の企画発起人であるテレビ東京・プロデューサーの祖父江里奈を迎える。
祖父江里奈
2015年に上演されたシリーズ前作「女のみち2012再演」を上映しつつ、ペヤンヌマキとゲストが、創作の裏話やコロナ禍でのAVや演劇の現場の話、そして女にまつわるあれこれなどをブストークする。このイベントは、会場での観覧と配信、どちらでも楽しめるとのことだ。
女のみち2012再演 舞台写真
ペヤンヌマキ コメント
ペヤンヌマキ
新型コロナ感染拡大により劇場にお客さんを入れての公演がなかなか難しい中、7月に「テレ東無観客フェス2020」で無観客での配信公演の機会をいただき「女のみち特別編」を制作しました。緊急事態宣言が明けて間もない時期で、本読み・稽古もコロナ対策下で行うというかつてない状況でしたが、稽古場は「演技できる喜び」「みんなで作品を作れる喜び」で溢れていました。次は満席のお客さんの前で上演したいと強く願いました。
そして今回、「asatte FORCE」という素敵な企画にお声かけいただき、本多劇場で10月1日2日の2日間、お客さんを入れて再演ができることになりました。こんなにも早く、お客さんの前で、しかも憧れの本多劇場で公演ができること、感慨ひとしおです。
劇場でお客さんが安心して観劇できる環境をご用意してお待ちしております。また配信もありますので、いろんな事情で劇場にいらっしゃれない方でもご覧いただけます。「女のみち」に登場するのは、どのような状況でも「それでも生きていくんだよ」の精神で逞しく生きていく女たちです。誰もが生命の危険に晒される毎日を生きている今、この舞台を観た人が、明日もなんとか生きていこうと、ちょっぴり元気になってもらえたらいいなと思っています。
ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。よろしくお願い致します。
ペヤンヌマキ
ブス会*とは
2010年、ぺヤンヌマキが、舞台作品を上演する為に立ち上げたユニット。劇団員を持たず、ぺヤンヌマキが毎回好きなメンバーを集めて作品を上演。境界線に立たされた女性たちの悲喜こもごもから、現代日本に生きる女性のリアルをあぶりだしつつ、時には『したたか』に、時には『しなやか』に逞しく生きる女性の姿を、シニカルさと優しさが共存する観察眼で描く。