『第33回東京国際映画祭』オンライン企画詳細が明らかに Zoom・YouTubeなどを利用した海外ゲストや映画人のトーク・Q&A・講演も
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10月31日から11月9日の期間で開催される『第33回東京国際映画祭』オンライン企画の詳細が発表された。
オンライン企画では、海外ゲストが鑑賞者の質問を受け付ける「TIFFトークサロン」、アジアを代表する映画監督や日本の第一線で活躍する映画人とのトークを行う「アジア交流ラウンジ」、ジャパニーズ・アニメーション部門のシンポジウム「TIFFマスタークラス」の3つを実施する。
「TIFFトークサロン」では、これまで上映後に行っていた監督や俳優とのQ&Aを、オンライン上で実施するもの。「TOKYOプレミア2020」「ワールドフォーカス」「ユース(ティーンズ)」部門の作品を中心に、約40作品が対象となる。なお、トークは、上映とは別の時間に、パソコンやスマートフォンでZoomにアクセスした上で視聴する形に。当該作品
「アジア交流ラウンジ」は、11月1から8日の期間、毎日オンライン形式でゲストが様々なテーマでトークを展開。是枝裕和監督が発案し、検討会議メンバーとともに企画したものだ。国を越えた人の移動が制限され、映画の製作、上映、映画人同士の交流や協働のあり方が従来と全く異なる状況にあるなか、アジアの映画人たちは今、何を思うのか、何処を目指すのかを語り合うとのこと。こちらも、ZoomのQ&A機能を使用して世界中からの質問も受け付ける。視聴参加には、映画祭公式ホームページの「アジア交流ラウンジ」各プログラムのページから登録が必要だ。
「TIFFマスタークラス」は、ジャパニーズ・アニメーション部門のプログラム。プログラミング・アドバイザーの藤津亮太氏がモデレーターを務めながら、3つのテーマのシンポジウムが行われる。その一つ「2020年、アニメが描く風景」では、イシグロキョウヘイ(『サイダーのように言葉が湧き上がる』監督)、タムラコータロー(『ジョゼと虎と魚たち』監督)、村野佑太(『ぼくらの7日間戦争』監督)、佐藤順一(『魔女見習いをさがして』監督)をゲストに、昨年から今年にかけて公開されたアニメーション映画の背景美術に注目し、各作品の取り組みに迫る。特撮「スーパー戦隊シリーズの歩み」では、ゲストに誠直也(『秘密戦隊ゴレンジャー』海城剛役)、荒川稔久氏(脚本家)、渡辺勝也監督、坂本浩一監督、白倉伸一郎氏(東映株式会社取締役)を迎え、スーパー戦隊シリーズはどのようにその魅力を保ち続けてきたのかを、シリーズの歩みを振り返りながら語り合う。
「ジャパニーズ・アニメーションの立脚点 キャラクターと映画」では、日本のアニメにとって「キャラクター」はどんな意味を持つのか。またアニメはどのようにして「映画」を志向してきたのか。アニメを媒介にしつつ、キャラクターと映画の関係について考察する。なお、アニメのシンポジウムはYouTube配信のみのものと、会場に観客を入れたリアル参加+YouTube配信の二通り。リアル参加型のプログラムでは、事前予約が必要となる。
各プログラムの参加ゲスト、実施スケジュール、申込方法などの詳細は、映画祭公式ホームページを確認しよう。