劇団ノーミーツの最新作が2020年末に上演決定 人生の"選択"がテーマのオンライン長編演劇
劇団ノーミーツ オンライン長編演劇公演・第3弾『それでも笑えれば』
2020年12月26日(土)27日(日)29日(火)30日(水)の4日間、劇団ノーミーツのオンライン長編演劇公演・第3弾『それでも笑えれば』が上演されることが決定した。
劇団ノーミーツは「NO密で濃密なひとときを」をテーマに、稽古から上演まで一度も会わずに活動するフルリモート劇団。昨今の状況下で新たなエンタメの形を模索すべく、緊急事態宣言直後の2020年4月9日に結成された。これまでTwitterをはじめとするSNSに20作品の「140秒Zoom演劇」作品を投稿し、累計再生数は3000万回を突破。TVCM制作や番組出演なども実現している。発足から2ヶ月足らずで上演した第一弾長編リモート演劇『門外不出モラトリアム』、第二弾『むこうのくに』と合わせた2公演で、有料制にもかかわらず12,000人以上を動員。Twitterを中心とするSNSでも数多くの反響があり、脚本家の野木亜紀子、小説家のカツセマサヒコ、テレビプロデューサーの佐久間宣行、映画監督の上田慎一郎、メディアアーティストの落合陽一など、各業界の著名人も絶賛のコメントを寄せている。
今回上演が決定した第三弾公演は、人生の"選択"をテーマにした作品。オーディションにて主演を含めたメインキャストを募集する。劇団ノーミーツ主宰3名のコメントが到着した。
▼広屋佑規(主宰/製作総指揮)
気づいたら10月も末でした。劇団ノーミーツがオンラインで演劇を上演することを決めたように、今年は多くの人が大切な決断をしたと思います。その選択が正しいかどうか。誰も正解は分からないまま、一歩進まなければいけなかった。そんな特別な2020年の年末に、届けたい物語が見つかりました。締め括るに相応しい、濃密な作品をどうぞお楽しみに。
▼林健太郎(主宰/企画・プロデュース)
2020年、皆さんはどんな年でしたか? 劇団ノーミーツは緊急事態宣言時に結成し、半年が経ちました。3人だったメンバーも、現在22人。これから先どうなっていくかは全く分かりませんが、これからも自分たちにしか出来ない挑戦を続けます。長編3作目のテーマは"選択"。ノーミーツにとっても自分自身にとっても分岐点となる、2020年最後の大勝負です。共に闘う同士、求む!
▼小御門優一郎(主宰/脚本・演出)
最近やっと、劇場で演劇を見ることができるようになってきました。やっぱり空間を共有しなければ伝わらないこともあるなぁなんてことを感じつつ、春からのノーミーツでの活動を振り返ると、オンライン演劇だからこそ分かち合えたものも、たしかにあったと思うのです。
2020年の締め括りに、この一年で得た経験と想いを詰め込んだ作品を作ります。ご期待ください!
<あらすじ>
人生は選択の連続だ。
朝起きて、何を着て、どこへ行って、誰と会って、
毎日たくさんのことを選びながら生きている。
人を笑わせたい。
同じ夢を追う道すがら出会った2人は、
その夢を叶えるため、コンビになった。
それもきっと、ひとつの選択だ。
憧れの舞台にようやく手が届くと思った2020年。
舞台そのものがなくなってしまうなんて、
笑っちゃうような笑えない話だ。
ここは、行き止まりなんだろうか。
この道を選択し続けた先には、何があるんだろう――