スヌーピーミュージアムが自宅でも楽しめる 現地では見ることのできない魅力も盛りだくさんの『スヌーピーミュージアム・オンライン』プレス発表会レポート
『スヌーピーミュージアム・オンライン』プレス発表会
お気に入りのキャラクターを、リラックスした環境で愛でる。その場所として最もふさわしいのは、もしかしたら “自宅” ではないだろうか? 東京・南町田にある『スヌーピーミュージアム』が、新たなコンテンツ『スヌーピーミュージアム・オンライン』をスタートさせた。オープン日となった12月14日(月)にオンラインで実施されたプレス発表会では、スヌーピーミュージアムの館長をはじめ、開発者らが登壇し、本企画に向けたそれぞれの思いを語った。そしてミュージアムの新たな門出を応援するべく、カメラの前にスヌーピーも登場! この記事では、そんなプレス発表会の様子をお伝えしよう。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』プレス発表会
館長からのごあいさつ
まずは、スヌーピーミュージアムの館長である中山三善氏が登場し、思いを語った。
中山館長「スヌーピー、ちょっとカメラ寄りすぎ(笑)!」
「本日12月14日は、当館の開館1周年の記念日です。思い返せば去年の今日は、すごく賑やかだったなぁと思います。ここ(南町田グランベリーパーク)は駅から近いし、賑やかな商業施設も、緑豊かな公園もあるし。素晴らしい環境でスタートを切ることができたな……と思ったら、コロナですよね。ですが私たちだけでなく世界中の人たちが苦しんでいるなかで、なんとかこうして今はオープンし、おかげさまで1周年を迎えることができました。そして本日は、私たちの新たなオンライン企画を皆様にご紹介したいと思います。」
「オンラインってわかる?」スヌーピーとの対話形式で進めるお茶目な館長
制作者が語る、新コンテンツのみどころと特徴
コロナ禍で来館者が激減してしまった2020年、世界中のあらゆる美術館が知恵を絞り、様々な取り組みを実施している。そんななか、スヌーピーミュージアムが満を持してリリースしたのが、新コンテンツ『スヌーピーミュージアム・オンライン』だ。それは一体どんなものなのだろうか?
続いてクリエイティブディレクターの草刈大介氏が、コンテンツの特徴について解説した。
館内をナビゲートするスヌーピー(写真=オフィシャル提供) (C) Peanuts Worldwide LLC
「『スヌーピーミュージアム・オンライン』は全部で30分ほどの映像コンテンツで、脚本・撮影ともかなり凝ったものになっていると思います。スヌーピー、大活躍です。ミュージアムに普段スヌーピーはいないのですが、このコンテンツ中では、特別にスヌーピーがみなさんを案内する趣向になっています。さらに、ドローンを展示室の中に飛ばして、来館時には見られないオンラインならではの映像をご用意しております。」
ドローンで上方から展示室を眺めることも(オフィシャル提供) (C) Peanuts Worldwide LLC
「あとは本場アメリカのシュルツ美術館からのメッセージや、これまでに制作したアニメーションもいくつか映像中に織り交ぜています。館内での実写があったり、アニメーションがあったり、アメリカに行ったり……。時間があっという間に過ぎていくような盛りだくさんの内容です。」
館内風景(写真=オフィシャル提供) (C) Peanuts Worldwide LLC
続いて、(株)ソニー・クリエイティブプロダクツの吉岡達哉氏がマイクを取り、オンラインショップについての解説を行った。
「スヌーピーミュージアムでは、展示だけでなくショップもご好評いただいているポイントです。オンライン体験の上でも、グッズが買えるというのは必須だと考えました。今回は食品など一部を除いて、オンライン上でもほとんどの商品をご購入いただけます。さらに、オンライン限定のオリジナルグッズもご用意しました。」
オンライン限定のグッズを紹介。「例えばこの、HUGぬいぐるみです」
「リモートワークでお仕事されているPCの横に置いたり、家でくつろぎながらテレビを見ている時とかに、ちょっと視界に入る感じで置いてもらったり。そんな風に、ご自宅で『ピーナッツ』の優しい世界観を感じてもらえるグッズです。」
チャーリーブラウンと4足歩行のスヌーピーがセットになった「HUGぬいぐるみ CB&SN(50's)」4,620円(税込)(写真=オフィシャル提供) (C) Peanuts Worldwide LLC
あぁ確かに今、原稿を書いているこのPCの隣に、これが置いてあったら……すごくイイかも……。リモートワーク事情を具体的にイメージした紹介に、心が揺れた。
リアルの魅力と、オンラインの魅力
発表会の締めくくりには、簡単な質疑応答の時間が取られた。
まず『スヌーピーミュージアム・オンライン』をどんなお客様にお楽しみいただきたいでしょうか? との質問に、中山館長が答えた。
「ものすごくシンプルに答えるならば、まず、遠くにいらっしゃる方に楽しんでいただきたいですね。今は特にまた厳しい時期が続き、県をまたいでの移動も難しい状況です。けどオンラインであれば、場所も時間も自由にアクセスしていただくことができますので。」
コンテンツ制作にあたり、特に苦労した点はありますか? との質問には、草刈氏が思いを語った。
「苦労した点でいうと、“見せすぎない”ってことでしょうか。もちろんミュージアムの魅力をしっかり見せてはいるんですけど、見てもらった後に、実際に遊びに来てもらうっていうのが僕らのもうひとつの願いでもあるので。オンラインならではのスペシャルな体験を用意しつつ、また行きたくなるようなきっかけを作っておく……。そんなさじ加減を大事にしたつもりです。」
左から:中山三善館長、スヌーピー、草刈大介氏、吉岡達哉氏
発表会の間も、はしゃいだりポーズを取ったりと、スヌーピーは想像以上に感情表現が豊かだ。さすが “世界一有名なビーグル犬” である。すっかり目を奪われてしまった。
新コンテンツ『スヌーピーミュージアム・オンライン』は、そんなスヌーピーにナビゲートされて館内を巡ることができるまたとないチャンス! 同館を訪れたことのある人もない人も、ほっこりと温かい時間を過ごすことができるだろう。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』は2021年3月31日(水)までの期間限定で公開中。
(C)Peanuts Worldwide LLC
文・写真=小杉美香 写真(一部)=オフィシャル提供
オンライン情報
オンライン入館料:900円(税込)
オンライン入館期間:入館購入日から4日間有効です。※その間何回でも視聴可能です。
URL:https://online.snoopymuseum.tokyo/
施設情報
所在地:東京都町田市鶴間3-1-1
開館時間:10:00〜18:00(最終入場は17:30)
休館日:年末年始、および2月と8月に各1日
アクセス:東急田園都市線・南町田グランベリーパーク駅より徒歩4分
電話番号:042-812-2723